週末
特に用事のない週末。
昨日はこれでもかというほど寝た。昼まで寝て、昼食をとって、それから夕方まで寝た。
こんなに寝たら夜眠くなるわけもなく、寝落ち以外で初めて薬を飲まずに夜更かしして寝た。薬を飲まないのはちょっとこわかったけど、今日からまたちゃんと飲めば問題ないはず。
外に出ないから特に書きたいことも思いつかないし、今年聴いた曲でも振り返っていこうと思う。
今年いちばん聴いたアーティストは意外にもPK shampooだった。NCT DREAMと僅差ではあるけど。(ありえない並び。)
NewJeansが5位なのもこれまた意外。そんなに聴いてたんだ。確かにDittoは大好きだけど。(今年いちばんリプレイした曲だった。)
去年は電車通学の間に聴いていたから今年よりも再生時間が長いし、まだPK shampooと出会っていないからSMドルが上位を占めている。SCなんかはトップ100リスナーに入るくらい聴いていた。
PK shampooとの出会いは4/21放送の探偵ナイトスクープ。ヤマトパンクスと生き別れの父親が再会するという感動回だった。「めっちゃ心広いやんこの人!!」というのがヤマトパンクスの第一印象だった。うちの父親はTVに向かって「よかったなぁ。」と言いながら大号泣していた。(後日、えらい感動してたよなと言ったらなんのこと?と白々しく返された。大の大人が記憶なくなるまで飲むな。)放送後、何気なく友人のツイートを見ていると「ナイトスクープにヤマパンが出るのでぜひ!」みたいなツイートがあった。TLで流れて見逃していたらしい。えー!あんたあの人のこと知ってたんや!という喜び。ツイートに添えられたウィキペディアのスクショでさらにヤマトパンクスに興味が湧いた。わたしは大学選びのときに母親から哲学科を勧められたものの、一銭にもならなそうやなと思って別の学部を選んだこともあってちょっとした哲学コンプレックスがあった。なので哲学科出身というだけでも興味津々!加えて留年しまくりの酒浸りときた。今までバンドはSHISHAMOとかback numberとかクリーンなイメージのバンドしか聴いたことがなかったので、この人がどんな音楽をしているのかが気になってしかたなくなった。急いでYouTubeを開いて、とりあえずいちばん上に出てきたMVを再生した。
第一印象は「声が好き。」
それから何回もS区宗教音楽公論を聴いた。
魔法とか星空とか、とにかく好きしかでてこなかった。声も歌詞もメロディも何もかもに夢中になった。
それから毎日寝るときにPK shampooを聴いた。ガシャガシャとしたノイズがなぜか心地よかった。
病気であたまがおかしくなったときも大音量でPK shampooを聴いて「ヤマトくん助けて!」と叫んでいた。ヤマトパンクスがわたしの世界を救ってくれると信じていた。
入院中、スマホ禁止だったときはPK shampooが聴きたくてしかたなかった。歌詞もメロディも思い出せなくてすごくもどかしくて、スマホを渡されるとすぐ聴いた。朝は早起きして、本当は眠れない夜に聴きたいのになと思いながらヤマトパンクスのラジオを聴いた。
K-POPアイドルしか聴かなかった生活に突然現れたPK shampooはすっかりわたしの生活の一部になった。
サイン会と弾き語りライブがちょうどわたしの誕生日にあったからそれも行った。最高の誕生日プレゼントだった。
すごく緊張して、その日仲良くなった人たちになんでヤマパン相手に緊張するのと言われたけど緊張するに決まっていた。ヤマトパンクスはわたしのヒーローなんだもん。
めちゃくちゃ緊張していたのにヤマトパンクスはぬるっと登場した。まわりの女の子たちが「写真撮って!」とお願いしたのに「いーよー」とあっさり応えていてちょっとがっかりした。(その後ダメですってスタッフに怒られていた。)
整理番号がわりとよくてライブは3列目くらいで見れた。なのに全く目が合わない。ヤマトパンクスはずっと遠くを見て歌っていた。それはちょっと嬉しかった。始終「ほんまにみんなCD買ってくれたん?」と聞いていて、最前列の女の子が「買ったでー」とCDを見せるとすごく照れていた。
サイン会ってこっちが一方的に話すんだと思っていたらヤマトパンクスから話を振ってくれてすごく嬉しかった。なんてことない会話だったけど、ずっと忘れたくない。でももっと「ヤマトさんと話せたー!!」ってなると思っていたのに、あまりにも普通に話を振ってくれて普通に話せたから案外なんとも思わなかった。それでもサインと思い出は宝物だ。
今年聴いた曲の振り返りをしようと思ったのにヤマトパンクスについての振り返りになってしまった。「PK好きな人はこのへんも好きだと思う」と言われる曲はわたしには響かない。PKぽいのじゃなくてヤマトパンクスの声とメロディと歌詞とPK shampooの音が好きだから。それ以外はいらないよ。わたしを救ってくれるのはヤマトパンクスだけでいいし、ヤマトパンクスだけがいい。
ファンかと言われれば、ちょっと違う気がする。ファンっていうのはCDが出たら迷わず初回限定版を買って、ツアーが発表されたらFC先行でチケットを取る人たちのことだと思う。わたしはそのどれにもあてはまらない。きっと今大学生をしていたらFC特典のサウナハットを被ってストーリーにアップしていただろうし、ツアーも行けるだけ行ってただろう。大学生じゃなくてよかった。
そういえば「自分の歴史から人を好きになる」ってYouTuberのAちゃんがネイルをしてもらっていたネイリストさんが話していたみたいに、わたしがヤマトパンクスを好きになったのもまさに自分の歴史からだと思う。よくコメント欄でしばゆーの声って書かれているけど、わたしには長瀬智也の声に聴こえた。長瀬くんを好きになっていなかったらヤマトパンクスも好きになっていなかったかもしれない。毎晩お酒を浴びて眠る、オリオンビールが好きだったあの人を好きになっていなかったらヤマトパンクスに惹かれなかったかもしれない。こうやってヤマトパンクスもわたしの歴史の一部になっていって、これから出会うひとやものを好きになるファクターになるんだろう。
脱線して長々と書いちゃった。来年はどのアーティストが1位になるんだろう。また学校に行き始めるから再生時間はぐっとのびるはずだ。復学までに音質の良いヘッドホンを買うって決めている。せっかくだからいろんな曲をたくさん聴きたいな。
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