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1年ぶりの…!!

昨日、駅に向かって歩いていたら横断歩道ですれ違った子連れの自転車から、後ろに乗っている男の子が作ったであろう紙飛行機がスルッと落ちた。拾って渡したかったけれど、自転車は猛スピードで去ってしまって、すこし寂しい気持ちだけが残った。

今日、エスカレーターに乗っているとき2人くらい前に立っていた男の人のカバンから何か紙切れが落ちて流れていったのを見て、ふと昨日のことを思い出した。

その男の人が落とした紙切れが大事なものだったかわからないけれど、あの紙飛行機みたいに、わたしも生きているなかで何か大切なものをおっことして生きていやしないか、なんだかちょっと不安になった。そんなことは無理だってわかっているけど、全部、取りこぼさず生きていきたい。

昨日はPK shampooの新譜リリースに伴ったヤマトパンクスの弾き語りイベントとサイン会があった。前回はなぜか参加しなくて、約1年ぶりの参加だった。リハの音漏れが聴きたくて、1時間前に着くように向かった。エレベーターを降りてすぐに「夏に思い出すことのすべて」をやっているのが聴こえてきて泣きそうになった。今回のEPでいちばん好きな曲かもしれない。
イベント参加券を整理券と交換するまでの時間、昨日繋がったばかりのフォロワーさんが声をかけてきてくれて一緒におしゃべりして待った。
整理券の引き換えの時間になって、ドキドキしながら引きに行った。でもこういうのは直感というか、いちばん最初に手に触れたものを取るのがいちばんって思っているから、何も考えないでスッと引いたらなんと6番を引いてしまった。

はじめて一桁台を引いた

イベントがはじまるまでの1時間、前にいっしょにライブに行ったフォロワーさんを見つけたので3人でおしゃべりしながら待つことにした。
開始15分前になって番号が呼び出されはじめ、自分の番を待っていたら前の4番と5番の人が現れなくて実質4番で入れてしまった。やばい。運がどんどん来ている。

前に人の頭がないの新鮮すぎる

始まるまでの15分が永遠に感じて、ずっと手汗が止まらなくて、ずっとずっとドキドキしていた。こんな前でヤマトさんを見られることなんて今後あるかどうかわからないし、しっかりと目に焼きつけなきゃって、そればっかりだった。

ヤマトさんはいつもみたくゆる〜っと登場してきて、ゆる〜っと何か話してひと笑いとっていた。
1曲目は新曲「夏に思い出すことのすべて」まさかこの曲からはじまると思っていなくて、待って心の準備できてないよって思った。はじめてこの曲の歌詞を読んだときから、この曲はマズいぞって思っていた。あまりにも刺さりすぎるって。恋人とタバコを吸いながらはじめてこの曲を聴いたとき、ほんとに気を抜いたら泣いてしまうって思って間奏でめちゃくちゃにおしゃべりしてしまった。あまりにも優しいメロディに乗せてブッ刺さる歌詞を歌うもんだから心が掻き乱されて、おしゃべりしてないとどうにかなってしまいそうだったのかもしれない。書いた本人はそんなつもりはないかもしれないけれど、なんだか自死を肯定してくれているみたいに感じてしまって、ひどく安心した自分がいた。"キミのすべてがまぶしいこと"って歌詞、わたしも誰かから見たらまぶしいのかもしれないって思って、ちょっと嬉しかった。現に、恋人はわたしから見たらすごくまぶしいのだから、ありえることだよね。誰かにとってまぶしい存在でいたい。あわよくば、恋人にとってそうであってほしいって、思ってしまった。

「夏に思い出すことのすべて」から流れるように始まった2曲目「奇跡」。リハで落空をしていたのを聴いていたから、これは絶対くるだろうなって予想していたから的中して嬉しかった。君とさよならばかり歌う中、めずらしく"君よ統計学上の人にならないで"と願っていて、ヤマトさんは本当に友だちのことが大好きなんだなって思っていたら、この曲はカワノさんのことを歌っているって知って、そこまで思える人ってすごいなって思った。わたしも大好きな友だちたちみんな、統計学上の人にならないでって思う。

夏の曲を歌いたいと思いますってMCを挟んで、3曲目は「落空」。「夏に思い出すことのすべて」同様、夏に死んでしまった人のことを歌った曲。味園でのMCで、夏ってあんまり人が死なない季節らしいんですけど、僕の周りはみんな夏に死ぬんですって話していたのを思い出した。PK shampooの夏曲、3曲中2曲が悲しい曲だから、今後は楽しい曲も作ってほしい。でもPK shampooが「夏サイコー!!楽し〜!!!」とか歌ってたら笑ってしまうかも。

ヤマトさんの中で梅田の思い出といえば、高熱が続いていたのにでっかい焼酎を梅芸前で飲んでいたら気絶して緊急搬送されたことみたいで、もうこの話何回目やねん!!と思いながら呆れ半分で聞いた。でもそうやって酒を飲んでいたから曲ができましたって始まった4曲目「天使になるかもしれない」。そんなことを言われてしまったら、お酒やめて!って言いづらい。前にサイン会に行ったとき「お酒もほどほどにしてくださいね。」って言ったら苦虫を噛み潰したような顔をしていたの、なかなか忘れられない。でも不眠症とか話していたし、そろそろお酒との付き合い方も考えてほしい。できるだけ長く、ヤマトさんの歌が聴きたいよ。

ここらへんは僕にとって庭みたいなもんですわ、と話すヤマトさん。福島の商店街の話になって、第三種確定演出あざます〜!!!ってなった。こんなにわたしの好きな曲ばっか聴けちゃっていいの?!って小躍りしたい気持ちだった。5曲目「第三種接近遭遇」。歌詞に出てくる聖天通りにはやく行ってみたい。聖天通り君とふたり、だから、絶対に恋人と行くんだって決めている。着いてきてくれるかな。ちょっと不安かも。

あと1曲?ってスタッフさんに確認していて、何を歌うのかなって脳内検索をかけたけれど、このラインナップに最後何持ってくる?って全然見当がつかなかった。高槻に高校まで住んでいて、大学では淡路に住んでいて、上新庄にも住んだことがあって、実は中津にも住んでたんですよって話になって、ほぼ神戸線やけど京都線ってことで京都線やります!って6曲目「京都線」。記憶があやふやだけど、最後ちょっとアレンジ違った気がする。携帯も2度〜のあとまた君がいない夜ってに戻っていたような。記憶違いかも。もうなんせ、近い近いやばいやばいって思っていたから記憶が曖昧だ。

最前列って、汗も鮮明に見えるし、今までちゃんと見たことがなかった手元がよく見えて最高だった。ベースの手元が今まではいちばん好きだったけれど、ギターって超かっこいいなって思った。奏法とかよくわかんないけど、指をギュイーンって滑らせて弾いていたの、すごくかっこよかった。

少し時間をおいて、サイン会が始まった。確か4人目か5人目だった気がする。後ろのお姉さんがCD5枚あるんですけどってスタッフさんに話していて、少し準備にもたついていたから手伝う間少し話したら、ツアーに行けないからその分CD買おうと思ってって言っていて良いファンだなって思った。そうこうしている間に自分の番がきて、ヤマトさん長袖着て暑そうにしていたからハンディーファンで風を送ってあげたら「ありがとうございます〜」って言われて、ありがとう!とかじゃなくて丁寧に話すの、そういうとこが好きよって思った。ここ暑くないですか?って聞かれたから、照明がね〜って適当に返して(たぶん狭いとこに人が詰め込まれてるから熱気とかもあるんだと思う。今思うと…)、なんか入れますか?って聞かれたから名前を書いてもらった。PK shampooのおかげで人生初彼氏ができたって絶対伝えたかったからそれを言ったら、なんじゃそりゃ〜〜って笑われた。味園でサインもらったライターも2人で仲良く使ってますよって伝えたら笑顔で聞いてくれて、お幸せにって言ってくれた。めちゃくちゃ嬉しかった。ヤマトさん、本当に優しいな。

次のEP発売のときもイベントあるのかな。またやってほしい。今日より良い整番は引けないと思うけど、サイン会楽しいし。今度はなんか絵描いてもらおうかな。また次もありますように。

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