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いつからか、夢占いを信じなくなった。

二度寝だか、三度寝だか、はっきりと覚えていないけれど、なんともグロテスクな夢を見た。

前にもnoteに書いたあの子が、また夢に出てきた。最近はめっきり出てきていなかったのに、2日連続での登場だった。

昨日見た夢ではお互い制服を着ていて、教室にいた。いつも通りの夢だった。特に覚えておくほどでもない、あの頃の延長みたいな夢だった。

今日の夢は、いつもみたいに制服を着ていなかった。はっきりとどんな服だとか、覚えてはいないけれど、確かに制服ではなかった。
何かの乗り物に乗っていた。わたしが右側で、あの子が左側に座っていた。ぴっとりくっついて座っていて、わたしが腕を絡ませるとあの子は嫌がって、腕を振り解いた。あの子とこんなやり取りをしたことはないのに、なんだか既視感があった。シーンが変わって、乗り物から降りたようで、いつのまにか2人きりになっていた。すると、あの子はわたしをおもむろに抱き寄せて、キスをした。夢の中なのに首が痛くて、どうしてか、わたしはその痛みを知っていた。もちろん、あの子とキスなんてしたことがないし、そもそもあの子とわたしが抱き合ってキスをすることは身長差的に不可能だ。明らかに、あの子の身長が実際とは違っていた。前にキスする夢を見たとき、わたしは夢の中でも動揺していたのに、今回はまるで当たり前のようにそれを受け入れていた。おまけに、「外では嫌がるくせに、2人きりになったらこうなんだから。」とも、思っていた。

目が覚めて、夢のことを思い出してすごく嫌な気持ちになった。だって、隣があの子に置き換わっているだけで、元恋人との思い出をなぞった夢だったから。こんなグロテスクな夢を見ること、あるんだ。夢は自分が見させているとか、記憶を整理しているとか聞くけれど、こんな夢を見るだなんて思ってもいなかった。どうせ見るなら、元恋人が出てきたらよかったのに、どうしてあの子だったんだろう。というか、どうしてしばらく夢に出てきていなかったあの子が、また夢にでてくるようになったんだろう。元恋人と付き合ってからは、あの子が夢に出てくることもなかったのに。

もうあの子とは、こうやって夢の中でしか会えないけど、元恋人はまだ会えるから夢に出てこないんだろうか。でも会えたって、もうキスやハグはできないんだから夢の中でくらいしてほしい。どうせ見るなら、目が覚めて幸せな気持ちになれる夢がいいな。もしかしたら、ちょっと泣いてしまうかもしれないけど、それすら幸せだと思える気がする。


学校に行く前に、無性にタバコを吸いたくなったから最寄駅の喫煙所に寄った。今はまだ、1人でタバコを吸うのに慣れなくて、変な感じがして、ちょっと寂しい。前まではあまり灰を落とさずに吸っていたのに、いつのまにか元恋人の癖が移ってよく灰を落とすようになったのに気づいて、わたし、こんなところまで合わせていたんだなって自分の無意識を呪った。わたしにとってタバコは元恋人とのコミュニケーションツールになっていて、タバコに意味を持たせたくないって元恋人の言葉を思い出して、わたしもそうしないといけないなって思った。というか、辞めればいいし、辞めるつもりだったのに、辞めたくないなって思い始めてしまった。いつだったか安井金比羅宮で切りたい縁リストに「タバコ」って書いたのに、辞められないなんて、バチが当たるだろうか。でも、いつかは辞めるつもりだから、辞めるのが今じゃないだけ。いつか絶対、辞めるきっかけがあるはずだって思ってる。だから、それまでは、タバコと一緒にあなたのことを、あなたとの日々を思い出させてね。

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