内定　8ヶ月の苦悩

初めての転職活動が終了した。8ヶ月もかかった。。

転職活動を始めて8ヶ月

私はかなり長く転職活動をしていた。一般的に見ると平均3ヶ月で転職活動を終えるようだが、私の場合は8ヶ月も要してしまった。
ようやく内定を頂けたということでこれを機に記録を残したいと思う。
数年前から転職のことは頭にあるもなかなか1歩が踏み出せずにいた頃、異動の話が来た。同じ業界で環境を変えるもスキルの向上や仕事の楽しさが見いだせなかったことを機に2021年1月～転職活動をスタートさせた。

面接に進めない

世間のニーズを自ら汲み取りながらものづくりをしたいという思いがあり、設計施工の業界からプロダクトデザイナーへのキャリアチェンジを目標に書類作成を進めていった。
2月より応募し始め、早速2社から書類選考通過の連絡が来た。初めての転職活動で自分の能力が書類上であるが、認められて嬉しい気持ちになったのを朝笑うかのように続けて連絡が入った。

1社目：先程内定者を出したため面接を取りやめたい
2社目：土日祝勤務でも対応可能であれば面接にお進み頂きたい
　　　(→平日日勤だから応募したのに…)

転職活動を始める前の自分は正直舐めていた。自分なら2,3ヶ月で次が決まる。それから有給使って、遊んで、部屋探ししてと妄想ばかり先走る。
それからの就活状況は悲惨だった。
書類選考の通過率は約70%とまあまあだったが性格検査が通らない…
10社受けて2社通るかどうか、ここで自分は物凄く変わった性格の持ち主であると同時に世間が自分の性格を受け入れてくれることは難しいのだと悟った。

内定が遠く自分に合っている企業が分からなくなってきた

激ムズの性格検査を通過し(検査がない企業もある)、面接した企業も十数社あった。企業HP、社員紹介、ブログetcの事前準備を入念に行うもことごとく祈られる。話の中で合わない企業もあったが、それ以外落とされた理由が分からなかった(正直ここが自分の弱みである)。エントリーしすぎてしまい、もはや行きたい企業を探すにも一苦労。

この頃既に5,6ヶ月経過しており無職の状態であった。前職は残業や呼び出しがあり仕事を続けながら就活を行う時間の余裕と前の仕事をこのまま続ける意味が見出せず2021年5月に退職していた。生活防衛貯金はしていて、ボーナス＋少しの退職金で生活費向こう1年は何とかなるゆとりがあったのが大きい。それでも人生初の無職は日が経つとともに恐ろしいスピードで不安が大きくなっていき就活に焦りが出始めた。これから1ヶ月はフィードバックも何もない空回りの日々が続いた。

心機一転

心機一転、転職サイトを変えてみた。Wantedly。お金は月額でかかるが、企業にチャットで気軽にアプローチできレスポンスの早い企業も多く自分に合っていた。そのうえ企業HPにはない社内の雰囲気を主テーマとしたストーリー機能(ブログのようなもの)があるため、それを見るのが楽しくなっていった。今までの探し方では到底出会えないような企業と出会える場を提供してくれたこのサイトには非常に感謝している。

不思議なくらいとんとん拍子に

内定を頂いた企業は不思議なくらいとんとん拍子に進んでいった。
この会社はジャンルを絞らず、自身とマーケットインの思想をもとにものづくりを一から行いtoCへEC販売する会社であり、最初に掲げていた目標と完全一致する会社に入ることができた。

以下選考フロー
・Wantedlyでチャット
・カジュアル面談1時間
・書類、WEB選考　　　　　　→　合否判定4日
・1次面接(事業部長)　　　　　→　合否判定１時間
・2次面接(人事マネージャー)　→　合否判定その場
・最終面接(社長)　 　　　　　 →　合否判定その場(正式連絡は2週間)※内定
・オファー面談
・出社

面接の最中、この会社の人達(面接者全員)は聞き上手だなと感じた。今まで複数の面接を受けてきたがどの会社も応募者に対し、予め用意していた質問(志望動機、転職理由、軸)をしてばかり。しかしこの会社はその場で感じたことや話の流れを汲み取りながら応募者メインで話をしていく。今までこんなに自然と話せてむしろ話過ぎてしまったと少し後悔すると思わせるような面接は初めてだった。自分の価値観をしっかり理解しようとしてくれたんだと思う。幸い面接者の方とバックグラウンドや転職理由、やりたいことがピタリと一致し話が弾んだこともあり内定を頂くとこができた。

転職活動を通じて

この会社に内定を頂けて8ヶ月間苦労した甲斐があったというか、この会社に出会うまで他の会社に決まらくて本当によかったと思う。危うくやってみたい仕事だけど雰囲気が合わなかったり、下手に自分を隠して仕事をしていたりしたかもしれなかった。自分に合う企業は本当に”感覚”で決まるんだなと実感した瞬間だった。とは言え、まだ働いたことないから本当のところはこれから体感していくことになる。会社のこと、また書きます。

”人生は自分らしく”