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定番ドラム教則本3選


1: Syncopation"(シンコペーション): 「リズムをマスターするためのドラム教則本『Syncopation』」

「Syncopation」は、アメリカのドラマーであるテッド・リードの著書であり、リズムを学ぶ上で非常に重要な教則本です。
1993年にModern Drummer誌の25 Greatest Drum Booksで2位に選ばれており、ドラムのために書かれた本の中で最も汎用性が高く、実用的な作品の1つです。
「Syncopation」の特徴は、リズムの多様性と応用性を探求することです。本書では、基本的なリズムパターンを基礎とし、シンコペーションを軸とした4分から16分系のリズムを学ぶことができます。
教則本の内容は、リズムの読み方や演奏法に焦点を当てており、初歩的な読譜力などの音楽の基礎をしっかりと身につけることができます。
教則本というとかなり初心者のレベルを想定していないようなものが多い中「Syncopation」は、本当にシンプルにゆっくりと手足を順番に動かす所から始まり、ジャズ、ロック、ポップスなど、さまざまな音楽スタイルにおいて、リズムの自由さと表現力を高めるための基礎を築くことのできる教則本です。ドラムを始めたての人やリズム感を向上させたい人にとって、必読の一冊です。



2: "Stick Control"(スティックコントロール): 「リズムを磨くためのドラム教則本『Stick Control』」

 「Stick Control」は、ジョージ・ローレンス・ストーンが著した、ドラマーにとっての必携教則本です。この本は、スティックのコントロール(操作)を向上させるためのトレーニングに特化しています。
「Stick Control」の特徴は、シンプルながらも効果的な練習パターンを提供していることです。本書では、シングルストローク、トリプレット、ダブルストローク、パラディドル、フラム、連符系のロールなど、さまざまなストロークパターンを学ぶことができます。
教則本の内容は、スティックのテクニックやリズムの正確さを向上させるための演習やエクササイズが豊富に含まれています。それぞれのパターンを反復練習することで、スティックの制御力や手首の柔軟性、左右のバランスや演奏の正確性を向上させることができます。
「Stick Control」は、リズムの基礎となるストロークパターンを徹底的にトレーニングするための教則本です。繰り返しの練習を通じて、ドラマーはリズムの応用やドラムソロの創造性を高めることができます。
この教則本は、初心者から上級者まで、あらゆるレベルのドラマーにとって価値のあるリソースです。リズムの精度や表現力を高めたいドラマーにとって、確かな基礎を築くための指南書となるでしょう。


3: All American Drummer"(オール・アメリカン・ドラマー): 「アメリカンスタイルのドラム演奏を学ぶための教則本『All American Drummer』」

「All American Drummer」は、チャールズ・ウィルコックスンが著したドラム教則本であり、アメリカンスタイルのドラム演奏を学ぶための貴重な資料です。

「All American Drummer」は、実際にはマーチングバンドやドラムコープス(ドラムライン)のパフォーマンスに焦点を当てたルーディメントが150パターン書かれた教則本です。この教則本は、マーチングスタイルのドラム演奏を通して、実践的なスティックテクニックを身につけていきます。

これらの譜面や練習方法は、ドラマーにとってより精度の高い読譜力、ストロークコントロールを身につける手がかりとなるでしょう。3つの教則本の中で最もレベルが高く、是非みなさんには最後に挑戦してみて欲しい一冊となっています。

町田Drums Lab.
https://shtmz69.wixsite.com/drumslesson

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