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モチベーションの維持

動機づけ(モチベーション)には、「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」があります。「内発的動機づけ」とは、「やること自体が楽しい!(好奇心)」、「もっと上手くなりたい!(意欲)」というもので、自分の内面に沸き起こった興味・関心・意欲に基づいています。また、「内発的動機づけ」には、「自分の能力を存分に発揮できている(有能感)」ことと「自分で考えて、定めて実行している(自己決定感)」ことが強く影響すると言われています。これを如何に高めるかが長期的なモチベーションとして大事であるとスポーツ心理学では位置付けられています。
一方の「外発的動機づけ」とは、「音楽をやればモテる(外的報酬)」、「先生に怒られたくない(賞罰)」というもので、自分の報酬・罰・矯正などの人為的な刺激に基づいており、短絡的に良くないという訳ではなく、短期間には効果があがると言われています。


■内発的動機付けを高めるには
先ず「ドラムを始めたきっかけ」や「あなたがドラムを叩いている理由」について考えてみましょう。曲を演奏したときの楽しさバンドでクリエイトしてるときの面白さなどは内発的動機付けとなります。そして自分が頑張っている理由を振り返り、その行動に意味づけをすることが大事です。そしてそれによって評価を得ることがよりモチベーションを高めていきます。またメンバーの為にとお互い支え合いながら頑張ることも内発的動機付けの一つと考えられていて、とても大事なことです。
また、そんなこと言ってもまだわからないな。という段階の方は敢えて外発的動機付けに頼るのも良いでしょう。ドラムと触れ合う時間が増えていくうちに次第に内発的動機付けを見つけていくことができるはずです。

■行き詰まったときの考え方
成長が止まってしまった気がしてやる気が出ない、どれだけ頑張っても評価が得られない、などの際には、自己と向き合うことばかりが正しいとは限りません。あるいはそれはバイオリズム的な問題かもしれませんし、疲れ過ぎているだけかもしれません。また、他人と比べ過ぎているせいかもしれません。様々な問題が絡んでいて考えがまとまらないときは、例えば別の楽器を始めてみたり、別のスポーツの練習方法を真似してみたり、考えることをやめてシンプルに新しい刺激を取り入れることが大切です。

町田Drums Lab.
https://shtmz69.wixsite.com/drumslesson

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