あなたがリズム感がない理由
リズムがうまく取れない人はよく"リズム感がない"と思い込んでいる人がいます。しかし、多くの場合、潜在的にはリズム感があるのにそれを引き出せていないのです。
今回はあなたが楽器を演奏する前に改善しておきたいいくつかのことをご紹介します。
1: 体の固さの改善 殆どのリズム感のなさはこれに起因します。リズムが凄いと言われる黒人のフィジカルを想像しみてください。しっかりとした身体でありながら柔らかく、腰を使ってリズムを取っているような気がしませんか?そして、あなたはどうでしょう?首や肩を触るといつも痛い、前屈ができない、ふくらはぎがいつも疲れている。それでは上手にリズムは取れません。お風呂上がりのストレッチを日課にしましょう。そしてドラムを叩いた時の反動を流せるようにグリップを緩め、関節を柔らかく、体を使ってリズムを取ることを、意識してみましょう。初めのうちはこれだけでも全く変わってくると思います。
2: メンタル的な改善 過剰に不安を抱えたり、逆に熱くなり過ぎたりすると、アドレナリンが出過ぎ、力んだり、走りったりしてしまいます。またあれこれ考えすぎるともたったり、メンタルはタイムコントロールに影響が出やすい要素となります。どれだけ平静を保ってもプレイ中の脳内物質の影響でフィジカルの限界を超えてしまいやすいので、それらを克服しゾーンに入るなどプラスに作用させる為に、スポーツ心理学などを駆使して、先ずは安定したプレイができるように心がけましょう。
3: 周りの音が聴けていない 音楽は全員で奏でるハーモニーです。周りの楽器はドラムに合わせてくれますが、こちらも周りの音を聴いて調子を合わせる必要があります。しかし、自分のプレイに必死ではそれは難しくなります。ベースは何故リズム隊と呼ばれているのでしょうか?一緒にリズムを作っているからです。多くの楽曲でグルーヴを前に出そうというシーンではバスドラムパターンとベースパターンは同じことをしています。よく聴いてお互いに合わせることができるように、先ずは楽曲のベースパターンをよく聞くように心がけましょう。
4: フォームの改善 中級者以上でもありえるのが重心が高いことです。先ず地に足が着いてないと上半身は力むのでリズムが不安定になりやすいです。よくバスドラムがしっかりしてるとリズムが良いと言われる理由はそれです。体が後傾気味、または不安定に揺れる、肘が上がり気味、難しいバスドラムでつま先に意識がいきやすいなどの人は体幹を鍛えて前傾になり肩を下ろせるように意識する必要があります。
これらのことを改善した上で、更に高みを目指すなら、日頃の基礎練習やグルーヴ、ポケットの理解、コンディションコントロールなどで、より音楽的なリズムが演奏できるようになるでしょう。
町田Drums Lab.
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