伝説のパズルゲーム「マジカルドロップ3」の対人戦の面白さを貴様らに伝える
「マジカルドロップ3」というゲームをご存知ですか。
シンプルで爽快感のあるゲーム性と、タロットカードをモチーフにしたかわいらしいキャラクターが特徴のパズルゲームです。
1997年に発売されたアーケードゲームである「マジドロ3」。
自分はその対人戦に今(2023年)ハマりすぎておかしなことになっています。
どうしてそこまでマジドロ3にハマっているのか、マジドロの面白さを教えましょう。
マジドロの基本的なルール。
画面上部から4色の玉(ドロップ)がせり下がってきます。
画面下部にいるピエロを左右に動かして、玉を「吸う」・「吐く」ことができます。
同じ色の玉を縦に3つ以上並べると消えます。
超シンプル!
これだけじゃちょっと面白くなさそう。
マジドロの独自性はルールではなく、そのゲームスピードにあります。
パズルゲームには得てして「操作を受け付けない瞬間」があるものですが、
マジドロにはほぼありません。
たとえば「自分が連鎖をしている瞬間」。
多くのパズルゲームでは連鎖を発火した瞬間から連鎖が終わるまで動けない場合が多いですが、マジドロでは連鎖をしている瞬間も動けます。
なんなら「1連鎖目が消えてる間に2連鎖目を作る」みたいなことも可能で、「後付け連鎖」と呼ばれます。
他にも「相手からの攻撃を受けている瞬間」。
大体のパズルゲームでは致死量の攻撃が送られてきたらそのままなす術なく潰されて負けてしまいますが、もちろんマジドロでは相手からの攻撃を受けながら動けます。
致死量の攻撃が送られてきても、後付け連鎖との組み合わせで攻撃を全部消しちゃえばオッケー。
このパズルゲームとは思えないスピード感がたまらない。
どれだけ押し潰されそうな場面だとしても、後付け連鎖によって切り抜けることができます。
この仕様によってマジドロ3の対人戦はエクストリーム対戦格闘ゲームと化すのです。
しかしここまで読んで気付いた方もいるのではないでしょうか。
「これって上手い人同士の対戦は大連鎖の送り合いになるのでは?」と。
なんとそんなことはありません。
画面中央をご確認ください。
ノルマ???
ノルマは玉を1つ消すごとに1減っていき、先にノルマを0にした方が「ノルマクリア」で勝ちになります。
上記の大連鎖の送り合いになったとしても、先に玉を200個消すことができればノルマクリアで逃げ切ることができます。
そしてこのノルマの存在を加味すると、大連鎖は弱くなるのです。
なぜかというと。
致死量の攻撃を受けたとしても全て消せてしまうというスピード感のゲームのため、
大量の攻撃を送る=送った分だけ相手がノルマを消化できてしまうんですね。
ここがマジドロの本当に面白いところ。
マジドロ3の対人戦で重視されるのは、
自分はノルマをたくさん消化する。
そして相手にはたくさん消化させないこと。
上手い人同士の対戦では、同じ色の玉を3つ並べて消してるだけなのに高度なアドバンテージの取り合いが展開されます。
始めたばかりの頃はただ玉を消すことしかできませんが、
上達すれば誰でも相手との駆け引きを意識して玉を消せるようになっていきます。
ただ玉を消してるだけでも気持ちよくて楽しいゲームではあるんですが、
奥深さを理解できるとさらに面白くなっていきます。
実は従来のマジドロ3の対人戦は「大連鎖による潰し合い」が基本でしたが、
2017年ごろ(推測)から研究が大きく進み、いまのノルマを重視した駆け引きのあるゲーム性になりました。
1997年発売のゲームの対人戦のプレイングが現在でもアップデートされ続けているのが本当に凄いことだと思うし、自分がマジドロ3を好きな理由の1つでもあります。
そんな現在も進化を続けるパズルゲームで遊んでみませんか。
アーケード版が稼働中のゲームセンターに遊びに行ってみたり、
Nintendo Switchなどで遊べる移植版を触ってみてください。
初心者向けの攻略記事も書いてるのでよろしくお願いします。