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アドコレエグゼ5 カーネル版 善フォルテクロスロックマン逃げ AIについての再考
1.はじめに
お疲れです、かぐやんと申します。本日は構築紹介ではなく、実際に作成したFCR AI(シャドーカオス)についての記事になります。(まさかの善FCRの記事4つ目です)
FCR善逃げ自体が扱いやすく、戦い方がある程度固定化され、ムーブリストに沿って動けば安定して戦うことが出来るため、これ以上考察する所もないかなあと思っていましたが、煮詰まっていないと感じた箇所がありました。
それは
"善FCR専用のシャドーカオスAI"です。
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紹介した既存の善FCR逃げのAIリストは以下に類似したものを使用していました。
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汎用性の高い火力チップを選択、他のフデロージャンク構築などを使用した際にも転用できるような火力AIとしていました。(リカバリー300がトップなのはFCRがチップリカバリーを採用できないのでファラオケアした後のHPを立て直すためですね)
しかし、このAIではFCRの逃げ性能のみを底上げするという点で不十分であると感じました。
次項ではその理由について説明させていただきます。
2. FCR逃げAI性能が汎用AIでは不十分な理由
善FCRでシャドーカオスになるタイミングは大きく2つと決まっています
1.最終15ターン目
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2.ヘビーゲージにされ、16秒間のシャドーカオスを活かすことが可能な時
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ここまでは変わりありませんが、2.のヘビーゲージにされた状態を詳細に付け加えると不十分でした。
ヘビーゲージに相手がした時の盤面傾向(ヘビーゲージ4積以外)
①強力な暗転を持っている。(ポイズンファラオ、LOCなど)
→ゲージを再度クイックゲージにする時のカットインを狙っていたりします
②有利盤面を作成し、明確にダメージソースを押し込め続ける状況
例
エリアを2:4や1:5などに押し込まれ、CSドリルやCS Dソの射程範囲になる。無暗転で強力ですが、射程範囲に難があるダークドリルなどの汎用ダークチップ
エリア3:3ですが、ホーリーパネルを巻き終える+バリア200で防御対面を敷いた善フデローバスターなど
ヘビーゲージ+ファラオを狙っている
→ヘビーゲージと合わせてダメージテンポを狙っています。
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単純なダメージAIではなく、ヘビゲ下の不利盤面状況を解決するAIを作成する方がFCRには重要でした。
単純なダメージソースAIは対面の構築相性差(ヘビゲ1型など)が有利であった場合は、ダメージ期待値が高くなるので、勝利した時のインスタ栄えは良くなりますが、そもそものファイトに勝つ前提においては適していない可能性があります。
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また、FCRのファイトは大まかに分けて3つの結果になると思います。
①ダメージ1点以上取って完封(かほぼ完封に近い)してWin
②逃げミラー時、少数のダメージ差でWin or Lose
③ビートダウン構築に不利盤面を作られ、逃げられずGG or 逃げれても不利盤面を脱出するまでにダメージを受けすぎる(Lose)
これら3つのファイト結果になることが多く、特に③を強く見る場合、ダメージ期待値を上げすぎることはそこまで重要ではないのでは?と考えました。
3. FCR逃げ敗北時の盤面状況
FCR逃げ専用AIを用いてシャドーカオスになるタイミングは2のヘビーゲージにされた時が最も重要であることは前項にて説明させていただきました。本項ではFCR逃げ使用時の敗北盤面の状況を一部リストアップさせていただき、ダークインビジを使用した際に、FCRで採用すべきチップについて考察させていただきます。
3.1 FCRデリート対面 VS悪
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パペッポさんのyoutubeチャンネルより一部引用させていただきました。
VSビートダウン構築でFCR逃げが逃げられない状況は、ヘビーゲージを絡めたCSでコントロールされ続けることやポイズンファラオでしばかれることで敗北する状況が非常に多かったです。
VS悪ビートでFCRの敗北盤面となる状況は以下が多いことが予想されます。
①エリアをガン詰めされてCSでハメられる。
→トップインビジブルやオーラで待ち、エリア返しを交わされることも多いです。
②最奥置物を置かれて移動を制限される。
→①のCSでコントロールされることにもつながります。
③ポイズンファラオや最奥置物を置かれた時のケアができない
上記より、ハメられないことを重要としてエリア返しチップの重要度を最上位に挙げる必要がマスト、更に最奥置物や前に居座る相手を捌くチップの採用も必要であると判断しました。
更にエリアを取って前に居座りインビジブル待ち+CS攻めを行う相手のインビジブル解除手段も採用すべきと考えられます。
VS悪ビートダウンを強く見るなら
エリア返し
最奥置物ケア
無暗転ケア用のバリア系列
インビジブル貫通
が必要であると考えられます。
3.2 FCR逃げ判定負け対面やデリート対面 VS善フデロー軸(ヘビゲ型)
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相手エリアにホーリーパネルとバリア200を巻かれ、ゲージをヘビーにされたのち、不利な盤面での撃ち合いを強要されます。(ダメージ1点で終了させることができるFCRが逆にダメージを取れずに敗北する可能性もあります。)
VS善フデローでFCRの敗北盤面となる状況は以下が多いことが予想されます。
①FCRは攻撃チップ枚数が少ないのでバリアを割くリソースが少なく、ホーリーパネル+バリアを突破できずにダメージテンポで不利を背負う。
②エリアに干渉できるチップがLOCのみでホーリーパネルを破壊するチャンスが1度しかない。
上記よりフデロー型の善軸(ヘビゲ型)のホーリーパネルを破壊する手段、多投されるバリア200やオーラをカットする手段も必要と考えます。
VS善(フデロー)ビートダウンを強く見るなら
エリア破壊
バリアケア
インビジブル貫通
が必要であると考えられます。
4. FCR逃げ専用AIの採用チップリスト評価
上記を踏まえてFCR善逃げが採用するAIチップリストの評価と解説を行い、採用するAIチップの候補を上げさせていただきます。
4.1 P.A編
ビッグノイズ
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①単体性能 :★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価 :★★★★★
非常に広範囲のインビジ貫通のダメージソースです。追加効果で麻痺が発生したりと非常に優秀なので迷ったら即採用で良いと思います。
ポイズンファラオ
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①単体性能 :★★★★★
②汎用性 :★
③総合評価 :★★★
DOTダメージを相手に発生し続けます。最強のPAなのは間違いないですが、ダメージが判定に寄与しないこと。4と違って相手のインビジブルを解除できないこと。相手が悪ロックマンの場合、DSUに凸させるリスクが増えることなどFCR使用時には明確にメリットになりずらく、評価が難しいです。
→相手が善逃げ対面の時にデリートできる可能性が増えるので何とも言えないです。
4.2 ギガ編
・フォルテアナザー
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①単体性能 :★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価 :★★★★★or★★(移動ヒビを採用していた場合)
自身に移動ヒビor穴を採用していた場合の優先度は下がりますが、自エリア最奥置物をケアできる点が超優秀です。ダメージソースとしてはメテオナックルと競合しますが、自エリア最奥置物の破壊のみ考えるならば採用したいです。
・メテオナックル
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①単体性能 :★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価 :★★★★★
迷ったらこれといったギガ枠です。相手エリアに干渉+ダメージソースにもなり、善フデローに強く出ることができます。ただこちらエリアに設置された置き物は破壊できないので最奥置物をケアするならばフォルテアナザーが優秀です。また、FCR善逃げではエリア返しは採用しますがエリア枚数を多く採用しないのでナックルの射程を絞ることができない弱点もあります。(相手が前にガン詰してくる時は射程を絞れる)
・バグチャージ
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①単体性能 :★★★
②汎用性 :★
③総合評価 :★★
悪構築では必須なバグチャージですが、善FCRではそもそものバグの数が少ない+有用なバグを消してしまう可能性がある。また、火力期待値よりも盤面解決AIを考えているため、評価としては下火です。
4.3 メガ編
・ジェラシー
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①単体性能 :★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価 :★★★★★
最強です、採用しない手はありません。
・ドリームオーラ
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①単体性能 :★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価 :★★★★★
ダークインビジ解除後の防御のかさましになる為、採用しない手はありません。相手の攻撃チップやキタカゼによって更にターンカウントを安全に進めることも可能です。
・サンクチュアリ
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①単体性能 :★★★
②汎用性 :★★
③総合評価 :★★★(移動ヒビを採用していた場合は★)
ダークインビジ解除後のバリアの耐久が上昇します。が、このチップは盤面を解決する働きより、有利状況を更に固める意味合いの方が強い為、評価としては少々低めです。(移動ヒビを採用していた場合は自壊するため、その点もマイナスです)完封のみを狙うならおススメです。
・ジャスティスワン
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①単体性能 :★★★★
②汎用性 :★★★★
③総合評価 :★★★★
相手エリア中央3×3に正義の拳を降らします。着弾点280、周囲100ダメ+着弾周囲のパネルをヒビにします。追加効果の移動ヒビが重要です。フデロー構築の攻め型ではフロートシューズ採用の傾向は少なく、ホーリーパネルを破壊後、移動によるヒビエリアの破壊→穴になった際にエリアの修復と再度ホーリーパネルを巻きなおすのに時間が必要な為、FCRのダメージチャンスが復活します。
・サーチマン系列
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①単体性能 :★★★★
②汎用性 :★★★★
③総合評価 :★★★★
インビジブル貫通+チップ破壊と最強のチップです。ただし穴パネルには立てないことから移動ヒビを採用しているFCRでは優先度は少々さがります。後は射程の照準に合わせるのが回線依存の所もある為、評価が分かれます。(最強なのは間違いない)
・ナイトマン系列
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①単体性能 :★★★★
②汎用性 :★★★★
③総合評価 :★★★★
発生後に周囲1マスを攻撃します。ブレイク性能を持ち、最奥置物にも対応できるのでビートダウン構築を強く見るのであれば採用を強く推したいです。SPは320火力もあるので最奥置物+前に相手が居座る+相手に防御待ちされても最奥置物だけはケアしてくれる可能性が高いです。移動ヒビを採用しているFCRでは召喚できない可能性もあるので注意
・シェードマン系列
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①単体性能 :★★★★
②汎用性 :★★★★
③総合評価 :★★★★
インビジを貫通することのできるダメージソースです。追加効果で麻痺を付与できたり、浮いているので穴パネル下でも召喚出来たりと便利なダメージソースです。
4.4 スタンダード編
・リベンジ系列
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①単体性能 :★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価 :★★★★★
ブレイク、対地性能のあるエリアが奪われている数だけ攻撃力が上昇するチップになります。FCRが敗北する盤面はエリアを詰められて不利状況を押し続けられることが多いので、エリア返しである本チップの評価は非常に高いです。対面がエリア未採用型であって腐る可能性があったとしてもリスクヘッジの面で最上位に設定したいです。エリアを取られていた場合、どこから使用しても相手を射程に入れることができます。ブレイク性能もあるのでマジック以外のB+←であれば対応できます。
・スーパーキタカゼ
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①単体性能 :★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価 :★★★★★
相手のバリア、オーラ系を一瞬で剥がすことが可能なチップです。特に善構築でバリア200が採用されていないことはほぼなく+FCRはダメージソースが少ないことでバリア200やオーラケアが苦しいことが多々あるので、何処から使用してもバリアをケアできる本チップも是非採用したいです。
・カワリミ
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①単体性能 :★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価 :★★★★★
DSU解除後に絶対無敵の防御手段をセットできます。特にFCRではカワリミを如何に守り続けるかが非常に重要なので、チップ採用でなく、AIが使用してくれるだけでDSU解除後の安定性があがります。
・ブラインド
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①単体性能 :★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価 :★★★★★
対インビジ性能+盲目効果を付与します。シャドーカオスを切らざるを得ない状況(エリアをガン詰めされて防御待ち)でのインビジ解除手段になります。インビジ貫通のないリベンジ系列を再度通せるチャンスやDSUの無暗転攻撃チップチャンスが上昇するので上位に採用したいです。
・ノイズストーム
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①単体性能 :★★★
②汎用性 :★★★
③総合評価 :★★
バグの数だけ射程が増加し、最高縦3×横2マスの広範囲となります。スーパーアーマーのアビリティを持った相手には追加効果で麻痺効果も付与とかなり使い勝手が良いです。が、単純なダメージソースとしての役割しか持つことができないので、本記事におけるFCRの不利状況を解決するチップとしての評価は控えめにさせていただきます。
・エンゲツクナイ系列
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①単体性能 :★★★★
②汎用性 :★★★★
③総合評価 :★★★★
無暗転で自身の周囲1マスをソードで薙ぎ払います。ダメージ目的よりも盤面解決枠です。FCRがダークインビジを切らざるを得ない時(最奥置物を設置されてしまった+相手が前に居座る状況)に置物ケアをしてくれます。威力がMAX130までとファラオには届きませんがエンカ系列を破壊してくれるのが優秀です。(エンゲツクナイ1ではオウエンカ系列も破壊できないので注意)後何故かヒットすると相手にHPバグが発生します(なんでぇ?)
・フウジンラケット
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①単体性能 :★★★
②汎用性 :★★★
③総合評価 :★★
Sインビシを発生させない攻撃チップ、真の価値はヒット時に相手を最後列までノックバックさせることが可能な点です。前に居座る相手を吹き飛ばすことが可能ですが後続にリベンジを持っていないとまた相手が前に戻ってくることがあるので少々使いにくさがあります。
・エリアスチール
・パネルスチール
・スチールゼリー
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①単体性能 :★★★
②汎用性 :★★★
③総合評価 :★★★
相手のエリアを奪取する超汎用チップです。がFCRにおいては少々使いにくさがあります。FCR逃げでダークインビジを切らされるときは相手にエリアを詰められている時なので、エリアを1列奪うならリベンジ系列で吹き飛ばした方が都合が良いです。更にFCR構築自体が他の構築と比べてエリアを取ることが明確にメリットになりずらく、逆に逃げミラーの時、リベンジ系列でダメージを取られる危険性も上がるので他の構築と比較すると少々評価が落ちます。→最終ターンのみシャドーカオスを考えるならば上記のリスクはありません。
・デスマッチ1
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①単体性能 :★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価 :★★★★★
お互いのエリアをヒビパネルにします。ジャスティスワンと共にヒビが重要です。フデロー構築の攻め型ではフロートシューズ採用の傾向は少なく、ホーリーパネルを破壊後、移動によるヒビエリアの破壊→穴になった際にエリアの修復と再度ホーリーパネルを巻きなおすのに時間が必要な為、FCRのダメージチャンスが復活します。
同じ働きとしてデスマッチ2もありますが、全体が穴になるとレッドフルーツ2を召喚しづらくなるのでデスマッチ1が良いです。(移動ヒビを採用していなかった場合、デスマッチ2を使用した時、自分が立っていた箇所はヒビになりますが、移動しても穴にならずヒビのままです。銀FCRはフロートシューズが装備されており、自分が動いてもヒビパネルのままになるので、🍎の発生位置が確定になります)
・バリア200
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①単体性能 :★★★
②汎用性 :★★★
③総合評価 :★★★
ドリームオーラと役割がかぶり、設置したオーラを上書きする可能性もあるので枠がなかったら妥協で採用する程度の認識であると考えます。また、このチップ自体にも盤面解決能力がないので重要度は低いです。
・リカバリー300
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①単体性能 :★★★
②汎用性 :★★★
③総合評価 :★★★
FCRはチップリカバリーを採用できない為、ダメージを回復する手段が限られます。相手がメディスンをセットしていた場合、ダークリカバリーではPON死する可能性があるので絶妙なラインのリカバリー300が最も使い勝手が良いです。が、本チップも盤面解決能力自体はない為、枠との検討が必要です。
・マグナム
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①単体性能 :★★★
②汎用性 :★★★
③総合評価 :★★★
エリア破壊+潜水性能ありの暗転火力(130)です。相手エリアであれば指定のマスを破壊できるので、ホーリーパネルや相手エリアの置物ケアをしやすくなります。
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・ダークソード
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①単体性能:★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価:★★★★★
攻撃力400、範囲はドリームソードとなります。範囲が広い点とスタンダードクラスでギガクラス級の威力を有しています。VS善対面で見られるドリームオーラ+ホーリーパネル下でもオーラを破壊できるので優秀です。バスターからうちバグも付与できるので林檎奪取の確率も上がります。
・ダークワイド
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①単体性能:★★★★★
②汎用性 :★★★★★
③総合評価:★★★★★
攻撃力300のワイドショットになります。VS善対面で見られるドリームオーラorバリア200+ホーリーパネル下では突破できず、ただの単純火力枠になりますが、ヒットした際のリターンが大きく、VS悪ならばホーリーパネルが利用できずオーラケアができるので枠がなければ採用したいです。バスターからうちバグも付与できるので林檎奪取の確率も上がります。
・ダークリカバリー
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①単体性能:★★★★★
②汎用性 :★
③総合評価:★
ロックマンのHPを1000回復します。DSUの立て直し手段に使用するのが強そうじゃない?となる本チップですがAIに採用するのはやめた方が良いです。相手がバッドメディスンを設置した場合、DSUが使用した瞬間にリーサルとなってしまう可能性が高いです。FCR逃げのHPはチュートン+FCRを採用していた場合のHPは960となり、自滅してしまいます。アーバルボーイ+FCRでもHPは1320となり、フルヘルスでもHPが300台まで落ち込むため、リカバリー300を採用した方が安定します。
・ダークランス
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①単体性能:★★★
②汎用性 :★★★
③総合評価:★★★
攻撃力400のバンブーランスです。最後列からの無暗転強襲を行います。エリアを詰められてシャドーカオスを切らされる状態での優先度を考えると低いですがVS善フデロー構築は最後列をホリパネにして後ろで居座ることもあるので枠との検討を行いながら余ったら採用したいです。
・ダークメテオ
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①単体性能:★★★
②汎用性 :★★★
③総合評価:★★★
最低10回+のけぞりに併せてMAX16発まで弾が増えます。パネル破壊効果があるのでホーリーパネル対策にもなります。回避した場合はエリアを移動することになるので、移動に併せて下のパネルを破壊することができます。動かない相手にはダメージ量とパネル破壊量が減少しますが、最小限のダメージとエリア破壊or広範囲エリア破壊のどちらかの働きはしてくれるので善フデローを見るなら採用したいです。
・ダークトルネード
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①単体性能:★
②汎用性 :★
③総合評価:★
ノイズストームと同様に盤面解決としての能力が高くないので評価は控えめ、FCR銀がアーマーを採用することは少ないので攻撃範囲を広げることは可能ですが、FCR逃げがのけぞるということはダメージを受けて逃げが成功していないということなので前提が嚙み合っていません。
・ダークサンダー
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①単体性能:★★★★
②汎用性 :★★★★
③総合評価:★★★★
単純火力枠となってしまいますが、追尾性能があり、オーラやバリアを貼っている場合はシールド系列で防御したとしてもバリア系列の耐久値を削ることができるので優秀です。
・ダークサークル
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①単体性能:★★★
②汎用性 :★★★
③総合評価:★★★
単純火力枠ですが穴の上に立っている相手にはヒットしない弱点があり、ヒビバグが多く採用されているVS悪ビート相手には無力となってしまう点があるので評価は控えめ、VS善フデローの場合はホーリーパネル上に居座るのでヒットする可能性が高いです、枠との検討が必要だと思います。
5.FCR逃げ専用 シャドーカオスAI
以上の評価を踏まえて、FCR逃げ専用のシャドーカオスAIを組み立てました。
また、本AIの中で、AI上位チップの検討経緯や実際の挙動の動画も公開していますので、よければ見ていってください。
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本AIで特に意識していることは不利盤面でダークインビジを切らされた時に『ダメージ期待値よりもデリートされるような不利盤面を維持させない、盤面をリセットする』としています。
P.A ビッグノイズ
単純火力枠としての採用です。インビジ貫通があり、ダメージ範囲も広く、ヒット後に麻痺を付与します。
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ギガ メテオナックル
フォルテアナザーとどちらを採用すべきか迷いましたが、使用しているFCRが移動ヒビを採用しているのと最奥置物よりもホーリーパネルケアを重視したかったのでメテオナックルとしました。
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メガ
ジェラシー&ドリームオーラはDSUの性能と相性が良すぎるのでノータッチで即採用です。
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ジャスティスワンのダメージと相手エリアのホーリーパネルを破壊し、善構築に強く出たかったので採用しています。エリアガン詰めしてくるタイプの悪ビート(ドリルやDソ)には射程外になる可能性も高いですが、スタンダード枠上位にリベンジ系列を採用しているので射程に捉えることもできるだろうと判断マンしています。
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シェードマンSPもビッグノイズ同様にインビジ貫通対策と麻痺付与、移動ヒビを採用した場合にも浮いているので関係なしと良い点が多いです。
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ナイトマンSPは最奥置物ケアと前に居座る相手へダメージ目的で採用しています。移動ヒビを採用している型では穴が発生してしまい、ナビを召喚できない可能性もありますが、LOCを切らず、AIで最奥置物全てをケアできる可能性としてのリターンが非常に大きいので採用しています。
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1位スチールリベンジ 2位ブラインド
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リベンジ系列には2つの役割があります。
①エリアを詰められた際のエリアをリセット、シャドーカオス終了後も不利盤面を続けさせない
②ダメージ期待値が低いFCRのダメージソースとして利用、ブレイク性能、潜水性能もあるのでB+←メットガードなどを無効化しやすい
ブラインドの役割は以下になります。
①シャドーカオスの暗転チップをインビジブルで避けられた際にインビジブルを解除して、再度攻撃チャンスを発生させる
3位スチールパニッシュ 4位スーパーキタカゼ
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スーパーキタカゼの役割は以下になります。
①バリア&オーラ系列をどこの位置からでもケアでき、善対面でのシャドーカオスの火力枠を通しやすくする。
5位 デスマッチ1
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VSフデロー対面の移動ホーリーをケアするために採用しています。相手のホーリーをヒビで破壊→相手が移動して穴が発生、穴の修復と再度ホーリーを巻きなおすまでトリプルバスターのダメージが上昇します。
ただし、移動して穴になるか移動ホーリーでホーリーになるかは抽選が発生する為、12.5%の頭フデローな確率を引かれ続けて穴にならずに再度ホーリーになる点があります。
6位エンゲツクナイ3 7位エンゲツクナイ2
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エンゲツクナイには2つの役割があります。
①シャドーカオスを切らざるを得ない状況(エリアを詰められている+最奥置物を置かれた)のファラオ以外の最奥置物をケアする
②悪型のビート構築はエリアを詰めた後、前に居座り続ける傾向が強い(後ろに下がった場合はトップインビジブルを持っていたとしてもリベンジ系列でエリアを奪われる)ので、自分の周囲1マスのエンゲツクナイも射程に入りやすくダメージとして期待できる。
8位リカバリー300
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ダメージを受けた際のリカバリー札で採用です。特にファラオをケアした後に減少したHPを立て直す+シャドーカオスになるまでに被弾してしまった少量のダメージを回復するのに使用します。メディスンケアとFCRが被弾するダメージ量を考えた際にリカバリー300がちょうど良いかなという判断です。
9位カワリミ
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ダークインビジ終了後、確実に相手の攻撃を1回無効券となるので、使用してくれた後のFCRの立ち回りが確実に楽になります。特にダークインビジ中にターンを跨いでシャドーカオスが解除された場合はSインビジが発生せず、次ターンのチップ先出が危険になりますが、カワリミを貼っていた場合は先出がリスクになりにくいです。
10位マグナム
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相手エリアの置物除去、ホーリーパネルの限定的な破壊、ダメージソースとしての運用目的です。潜水性能もあるので、トード軸への火力枠としても期待できます。6と違って横に分断はできませんが、フデロー軸相手は最奥の縦をホーリーにして居座ることが多いのでこれ1枚でケアできるのであればと入れています。
11位-16位 ダークチップ各種
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汎用火力枠としての採用です。スタンダードクラスで有用にセットできる枠が思いつかなかったのでダメージソースとして採用しています。
6.最後に・雑談タイム
今回は構築記事ではなくエグゼ5カーネル版善FCR逃げのAIリストという題目で記事を出させていただきました。
FCR構築の専用AIは旧環境の押しつけ🍎AIや罠消しAIが主軸であったため、FCR専用のシャドーカオスAIを今までにちゃんと考えたことがなかったのですが、今回記事を作るにあたってFCR逃げの敗北盤面を把握することで、それに対応することが出来るAIになったのでは?と思います。
ただあくまで善FCRのシャドーカオスAIについてだけなので、悪FCR(金/銀)の場合でもAIは再度考察する必要があるなと感じました。(悪ロックマンの場合は2ターン目に必ずデッキ内のダークチップが発生するので、善と比較してダークインビジを切りやすかったり移動バグをつけたい場合は使用タイミングがまた違う可能性もあります。)
なんでも無効にできる超高級インビジブルとしての利用もできますからね…
後AIの挙動は自演対戦で想定通りの動きになっているかしっかり確認した方が良いとAIの検証を行って思いました。(戒め) (別記事参照)
本記事を以てエグゼ5界隈が更なる賑わいの一助になることを願い、本記事の締めとさせていただきます。