ルー 介護日記
我が家のにゃんこ ルーについて
なんだか軽くなった気がする。
そう感じ始めたのは春先のこと
別のトラブルがあり受診した時、ちょっと相談してみた。
あの時、検査を受けていれば…
元気だし、食欲旺盛だし、慢性的な軟便のせいかな…と様子を観ることにしてしまった。
診察台のストレスを考えると、また今度にしとこう。と思ってしまった。
ほんとにごめん。
言葉を発しない彼らにとって、私たちが敏感に感じ取り早めの対応が必要だったのに。
9月に入り下痢が酷く、診察を受ける。
ついでにワクチンのはずだったけど、症状を伝えエコー検査を受けることに。
リンパ節に大きな腫れが⁈
細胞診で、病気をはっきりさせましょう。
9/14、検査の結果、リンパ腫がルーの身体を蝕んでた。
これからどうする? とにかくなるべく苦しまないようにいて欲しいとあまり強く作用しないという抗がん剤投薬を受けることにした。
帰りの車の中キャリーを嫌って足元に横たわり、25分の道のりがとても長く感じたよね。家に帰ってホッとしたようにも見えたけど、その呼吸は荒く、もうこのまま逝ってしまうのかも…と思った。
落ち着いた頃、食べないと闘えないからと教えてもらった強制給餌。嫌そうだけど飲み込んでくれるから、お願いもう少し頑張ろうって…
もうほんとにお願いしかできない。
9/15 スポイトでなんとか食事を口に入れる。
飲み込むのが大変な様で、少しずつ。
家の中の暗い方へと移動して横たわってる。
9/16 もう何も手に付かず、ただただ様子を見て数時間おきに強制給餌。嫌がられながらもそれしかできることがないし、なんとか飲み込めるうちは…
ルー、相変わらずなるべく静かで薄暗いところを転々と移動してる。なんとか自力で水を飲み、トイレに行ってくれるから、それだけでありがたい。
9/17 朝イチ中学校での挨拶運動。
40分ほど留守にして帰宅すると、窓際まで来て外を見てる。「あ〜外の風を感じたかったんだ」
秋風が心地良い1日。度々窓辺で過ごしてる。
ただ呼吸が乱れたり、浅くなった。
夫が泊まり勤務で、心配してくれた次男が泊まりに来てくれた。
息子の声にルーの反応がちょっと違った。
夜中、息子が2階へ上がると後を追いたかったんだろう。階段の1段目に横たわってた。
なんとか一段… その気持ちを考え、辛い。
9/18 夫と2人実家の農作業のため外出。
前日からいてくれた次男が、そのまま留守番してくれてた。
この日は、ヘビーな日だった。
山間の田んぼ。
毎年一度は草刈りをする小山。
草刈りしてた夫が、スズメバチの大群に襲われた。草刈機を肩にかけたまま急斜面を駆け下り、
なんとか追い払ったものの、何十箇所と刺されている。急いで隣り町の医院へ駆け込む。
田舎のおじいちゃん先生、毒素を流すための点滴を処置してくれた。刺された箇所が激しく痛いとの訴えに、看護師から総合病院受診を勧められ点滴2本目の途中でそこから20分程離れた総合病院を訪ねる。その時点でアナフィラキシーショックの心配はほぼ消え、薬を処方来てもらい帰路に着いた。
なんて日だ。
9/19 後ろ足が力なくやっと5〜6歩歩いては、股関節広げた状態でうつ伏せに。
それでも気になる場所へ行きたいと、時間をかけて移動。店の段差を降りてた。
その後満足したのか、段差登って上がってた。
夜、ほんとに食べたくないのか、拒否ハンパない。
9/20 食べて欲しいけど、口を開けるのも嫌がるようになってしまった。
30センチ歩いては腹ばいになり、力を振り絞ってまた立ち上がる を繰り返し、これまで自由に動き回った場所に行こうとしてるように見える。
真夜中0時、音がして目が覚めたら階段を2段登ってじっとしてた。2階へ行こうと思ったんだね…
そして初めてオムツを履かせてみた。
意識はしっかりしていて、なんとかトイレに入ったけど、立ち上がれずそのまま横たわる。
ほんとにやっとの思いで動いてるんだな
食べないから体力はどんどん落ちる一方。
どうしてやれる?
9/21 オムツのせいなのか、ますます歩くのがおぼつかす後ろ足がいうことをきかない様子。
抗がん剤投与から1週間、病院へ。
駐車場着いた途端、「ニャー」
「病院は嫌だ」と言わんばかり
ごめんね
前回の抗がん剤があまり効いてないらしい。
そして、全身むくんでいるとのことだ。
それほど病状が進んでしまってるのは、毎日の様子を見て良くわかる。
ドクターと相談の結果、抗がん剤の投与を諦め脱水予防に点滴を打ってもらった。
今、隣で時折水を飲みながら何を考えてるのか、一点を見つめ横たわってる。
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