ルー 介護日記 (終)
9/22 昨夜からほとんど歩けなくなり、水もあまり飲もうとしてくれない。
明け方、1メートル程移動して伏せてる様子を見て、今まで一緒に寝てたbedへ連れてってみた。
暫く横になってたら、思い出したかの様に私の腕に歯を当てた。
いつも明け方になると起こしに来て、私がなかなか起きないと歯を当てて「噛んじゃうよ」って。
思い出した⁈
じゃあ起きるか と抱いてリビングへ。
いつもは私を起こした後、真っ先に餌の皿の前に走り待ち構えるのだ。
今はそんな気力も無く、やっと水を飲むだけ。
でも、水を飲んでくれた。
長男がhaircutしながらルーに会いに来た。
ルーは人懐っこく、みんなが大好き。
美容室のお客様には挨拶に行き、施術中は見守り帰りはお見送り、看板猫とも言われてた。
この数日の様子から、これまでの行動を思い出してるような気がすると話したら、不自由になったルーを座らせ、haircutを見守ってもらった。最後の看板猫業務。
そして、晴れ間を見て外の空気を吸いに散歩に連れてってくれた。
帰り際、抱っこして写真を撮った。
彼は、家に来ると必ずルーを抱っこして頬擦りしてた。抱っこが嫌いなルーも彼には抱っこされてたから不思議だ。
長男が帰り間も無く、ルーの呼吸が苦しそうになる。抱こうとしたら「ニャー」やめてと言わんばかり。
その後すぐ激しく動き出した。
不自由な身体を爪先だけで這い出し、急に目を見開いてもがきだした。
苦しそうで撫でようとするとその手を噛み、苦しさからかその場にあったカゴをかじり怖いほどだ。横で寝ていた夫を起こしたが、どうしようもできなく泣くしかできなかった。
何分だったろう、ルーの胸の動きが止まった。
夫に抱かれて最後に大きく息を吐き、ルーは逝ってしまった。
これまで、何度かペットを見送ったことはあるがこれほど辛いのは初めてだ。
虹の橋を渡る? 渡ったのだろうか?
この数日の苦痛から解放されただけで良かったと思いながら、今動かず横に寝ているルーが、もう死んでしまってるって…
なんだか信じられない。
息子たちや娘に報告して、みんなでルーを思いながら今夜は休みます。
ありがとう ルーちゃん
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