親の責任だから/ひきこもり家族のにごり
タイトルは今朝、父が放った言葉である
実家はクソ裕福というわけではない。
貯蓄も資産も土地も相続も配当もないし、
ただ借金がないだけの状態。
そして父は無職のおじいさんである。
それでありながら父は
ひきこもりの娘(33)とアルバイトの息子(30)の
保険料を親の責任という言葉の元、
なにも語らず支払ってくれていた
▼父の誤算
定年退職後の子供達はとっくに
自立をしているだろうという
ごく当たり前の認識の元で人生設計を組んできた
しかし金をかけて育てたガキ2人は
療育と福祉の網をすり抜けた発達障害者であり
三十を過ぎてもなお家に居着いている地獄がある
我が家の収入は父の年金一本と、
父の個人的な貯金切り崩しのみ
破産と貧困が目の前に見える
5080問題最前線一家だった
前回の自己紹介に少し触れた通り、
おそらく我が家は全員発達障害寄りの思考回路をしている
でないと、緩やかな家庭崩壊と維持に理由がつけられないので
たぶん発達障害(社会と家庭双方上手く適合できないの意)なんだろうってことで納得している
▼メンバー
父…無職。新卒入社した会社を定年退職したバキバキ立派な父親
外弁慶で、家族に弱音を言えない可愛らしい一面が。清潔度が高い
ASDの特徴がほんのりあるだけで困り事、誰かに迷惑をかけることもない自立の鏡
母…パート(社保あり)子供の成長と共に労働時間を増やした鉄人
火の通った料理を振る舞ってくれたし、毎日弁当作ってくれた神
強烈にADHD発揮して時間管理ができず掃除片付けは誰かがやってくれるもの。お嬢様育ち。家計とは別帳簿。
私…無職。家事手伝いっぽい。唯一発達障害診断済みの頼りない長女。
ガキの頃から大人しく手が掛からなかった表彰状常連プレイヤー
家事の概念はインストールしたらできるけど自己管理全般とトイレ掃除が一向にできない貯金0円 世間と一家のお荷物
弟…パート(社保なし)ミステリアスな性質。家庭内別居状態(?)
ガキの頃から親を振り回す変わり者だけど勉強も運動も出来杉
私以上に強烈自閉的性格を発揮してるわりに医療や福祉のお世話になっていないので、困り事は家庭内だけ?家事未参加で生活費0円。
私と弟は20年来会話なし
▼一家の共通事項
・全員道徳的規範に則った価値観が搭載されてる
・…にも関わらず時々常識抜けてる場面が多々ある
・最近までお互いの連絡先を知らなかった
・将来を考えるの全員絶望的に下手
・家族同士のコミュニケーションが希薄(◀︎ここポイント)
・家族に頼るのすら下手なので外部にHELP出すのはもっと下手
・全員が同居を続ける理由は変化を嫌ったり、引越しのコスト回避してるっぽい
・マイナンバーカード所持率3/4、健康保険証紐付け率2/4(クイズ:さて誰ができたでしょう?)
この時代の潮目にうまく対応できない感じ、末代確定ルート開拓してる
母が「こんな適当で会話少ないのに家族が成り立ってるのは
みんな大人だから(※相手のことを考えてるの意)じゃない?😁」と語っていたが、
現実は父の給与パワーによって成り立っていた過去のもので、
収入がほぼ途絶えてる現状でもなお、
アクティブユーザーである母、私、弟から生活費を請求しない父
……いや、父は何年も前から度々SOSは出していた
それなのに私たち3人は父に任せきりにして
この濁った家に住み続けている
父の「親の責任だから」は父なりの孤独を感じた
「それは親が1人で背負い込んでる状態だと…思うな…?」
「お父さんだけが…キツいんじゃない…?」
弟同様に扶養に入れてもらってるひきこもり無職長女の言葉はとても弱い
父は「慣れてるんだけどね」と
微笑んでるような寂しそうなニュアンスでそう言った
(※筆者がアスペ拗らせてて表情読み取り機能が若干怪しい)
弟はとても勤勉で毎日同じ時間に出勤して同じ時間に帰宅する
高校を中退してからずっと同じバイト先にお世話になっている(社保ないけど)
年金を支払わなかった建前の理由として
「俺が60になった時に年金貰えないだろ😠」
と主張したらしいけど
本音は支払い方法や年金の仕組みを
親やバイト先から教わってなかったからじゃないかな?と私は思う
なんとなくタイミングもなかったし、メリットもよくわからないし、
ネットの風潮では支払う意味ないっぽいし、
放置していく間にみるみる未納金額だけが膨れ上がって、
どうしようもない状態になっていたんじゃないかなぁ…
20歳のとき事故で手足3本失った山田千紘さん
8ヶ月の滞納で障害年金(97万円/年)の受給資格を失った話を頭に入れておくと、
払い続けるか、免除申請の手続きをしておくだけでも安心だと思った。
生涯6000万円近く受給できたかもしれないお金…
弟の年金ですが
父が未納分一括で支払った後は、弟も自ら支払っているらしい
(30歳の弟に成長を感じてしまった びっくり)
今朝父が寂しそうに「親の責任だから」と語って、
プリプリ怒りながら話を聞く母と
(いつもお父さんの言い方が弟くんの気分を害してんじゃないの😠💢)
ひきこもり5年目でオロオロするしかできない弱い長女
(弟くん毎日働いて社会活動してるのえらい😢お父も1人で背負いすぎ😭)
(わたしもきっと2年以内※に働きに出ると思うから…😭)
※最近就労移行支援所の見学へ行ったのでその算段
母が席を外した際に父は
「ママに話してくれてありがとうね」
「みんなに胸の内を聞いてもらえてよかったわ😌」
「お父ちゃんが不安なのはな、会社を辞めたことだよ…お給料ないと不安だね」
突如発生した家族コミュニケーション機会に
どこかすっきりした表情を見せた父
一方で父の不安を聞いて
どひゃ〜〜〜と気が抜けた
不安ってそれだけ!?
(実はもっとある??)
普段弱音を口にしない父の不安や心配事がめちゃくちゃにかわいい
不安って…もっとこう…得体の知れない大きな恐怖というか…
新生活や再就職再雇用を序の口に
近年降りかかるであろう老体健康問題とか
自立できないガキ共による不安満載介護とか
5080問題とか破産とか一家離散などなど
根拠浅めの被害妄想ではなく、
自分と確かに繋がってとても近い「事実」が不安なのか
これが健全な脳みその考える心配事かあ〜としみじみした
父の話を聞いていたら
私自身の鬱期の終わり口が少し見えたような気がした
ずっと働きたかったの?と聞くとそうでもないようで
再就職は最終手段と考えて、できるだけゆっくりしたいと語る父だった
【顛末】
その日のうちに弟と話をつけたみたいで
「次から月2万円生活費くれる約束してくれた😁✌️」
と嬉しそうに報告入りました
たった2万でいいの!?vsよかったやん!!!がせめぎあって
よかったね〜〜〜〜〜(T . T)(T . T)(T . T)
の感情が優った
一度家計簿に失敗した私だが、便利そうなアプリインストールして再トライしようと決意