クサノオウ
効果 ★★★☆☆
危険度 ★☆☆☆☆
【形態】
北海道〜九州の草地、林縁、道端に生える。市街地にはあまり生えておらず、里山などの自然豊かな場所に生える。
開花期は5〜7月だが、秋まで花が咲くことも。
ケシ科の越年草で、秋に発芽し、ロゼットを形成して越冬。翌春、ロゼットから茎を伸ばして黄色い花を咲かせる。
【有効成分】
20種類のアルカロイドを含むが、主成分・有効成分はケリドニン。葉や茎をちぎるとオレンジ色の乳液が出てくるがそこにケリドニンが含まれる。
そのまま食べると消化管がただれ、嘔吐、痙攣、呼吸麻痺を起こして死亡することもある。また、乳液が皮膚につくとかぶれる。
しかし気化摂取をすると、中枢神経を抑制して鎮痛作用があるとされる。中国ではアヘンの代わりとして使われていた。ただし、鎮痛作用はアヘンの1/10にすぎない。よって、依存性はあまりないと思われる。
ケリドニンの含有量が多いのは5〜8月。
【摂取方法】
気化摂取。水タバコで、必ず水を通さなくてはならない。ケムリの味はそれほどキツくない。
普段使いなら葉付きの茎2〜4本で1hit
【効果】
2〜3本吸ったところ鎮痛はさほど感じなかったが、リラックス、不安の解消、フワフワ感、夢心地などダウナー寄りの効果が。
他方で、頭・目がシャキッとするサティバ要素もある。
強さはCBD<CBG<クサノオウ<CBN
CBG + CBNに近いが、カンナビよりも身体の中から効いてる感じ。
作用時間は4時間ほどで、離脱症状はなし。
めまい・吐き気などの副作用もなかった。
【法的地位】
ケシ科ではあるが、麻薬指定はされていない。しかし、ケリドニンは食品衛生法により指定されている。つまり、食品として販売すると違法となるが、植物標本としての販売、個人的な使用は合法である。
【栽培・管理】
タネが100粒300円ほどで販売されている。根張りは浅いので、低めのプランターに土を適量入れ、タネを蒔く。間引きはしたほうがよいが、多少混み合っても元気に育つのであまりこだわらなくても良い。
タネまきの時期は梅雨もしくは秋雨がオススメ。かなり濡れないと発芽しない。
肥料は特段与えなくともよく育つ。完全な日向よりも半日陰のほうがよい。
5〜8月に有効成分が多く含まれるので、この時期に集中的に収穫できるよう準備しておきたい。生命力は強く、かなり刈り込んでも次々に芽を出してくれる。特に梅雨時はベストシーズン。
※違法行為を助長するものではありません。植物を試す際は周囲に配慮し、自己責任でお願いします。
※クサノオウを採取する際は自然環境を破壊することのないようにお願いします。