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東京科学大(東工大)建築学系試験/即日設計について(計7回)&学科

はじめに

自分は24年度に受験しました
東工大の意匠研究室の特に倍率が高い塚本、塩崎研付近に合格(詳細は伏せさせていただきます)


東工大院試では、基本的に
学科、即日設計、TOEICの三点で決まります。
・TOEIC
・学科
・即日設計

即日設計が配点の中で占めている割合が高いと感じます。実際会場でも、終わってないように見える人は面接に進めていないような印象でした。
学科、TOEIC ももちろん大事ですが、それ以上に即日設計を意識するのが良いと思います。
そのため、本稿でも即日設計に重点を置いたものとなります。



即日設計


即日設計の内容は基本的に、作業時間4時間で、A2ケント紙に課題に対しての設計を記入していくという流れです。(藝大の同じ建築の院試は7h、A1×2なので、即日の中でも比較的分量は少ない方かと思います。)

重要なのは密度、絵の上手さはあまり関係ない!!

即日設計は基本的に、全て手書きで行います。図面に定規を使ったとしても、内観パースや外観に関してはフリーハンドで描くこととなります。そのため、絵が上手い人が有利に思われがちですが、その上手さが出るのはせいぜい人の描き方程度です。練習で毎回ワンパターンにならず様々なパースを描く練習をすれば関係ない話だと思います。

即日設計では過去問がサイトに過去5年分はあるのでその問題と、先輩などからもらった過去5年分の問題を軸に過去問を解く形式で練習しました。
時間に関しては最初は時間通りに、慣れてきたら3時間ほどで行っていました。

1回目

初めて練習したのがこちらです。全然終わらなく、平面図と大きめなパースのみ書くことができたような感じでした。当たり前ですが、これでは到底受かりません。

画材:色鉛筆、製図用シャーペン(0.3mm/HB)
時間:4h00

おおよその目安として
・各平面図、
・断面図×1
・立面図×1
・内観パース
・外観
が、A2の中におさまっている+着彩が完成していると合格のボーダーに立てると言った感じだと思います。(塚本研、塩崎研など人気な研究室は特に)

レイアウトの一例

自分は最終的には3時間で
平面×1/断面×2/立面図×1/外観パース/内観パース/敷地図/説明ダイアグラム/(すべて着彩)
のボリュームを練習でできるようになりました。
その際の時短のノウハウ(使いべき画材、裏技)や、注意するべきことなどを記載しています。


以降では、
・即日設計の対策例、画材、時短のノウハウ(参考作品×6回分+1500字程)
・学科のボーダー、勉強時間、勉強方法
についてを書いています。

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