Shonen Bat Japan Tour 2024 Tokyo Shows
こんにちは。Serotonin Mistボーカル/Lowtide Fanzineのヒロシです。
今回Shonen Batの日本ツアー東京場所2箇所を自分が企画することになりまして、その経緯というか告知みたいのを書きたいなと思い、noteにて書くことにしました。
<Shonen Batについて>
Shonen Batはスペイン出身の3人組エモ/ポスト・パンク・バンド。
自分が以前やっていたastheniaというバンドが2016年にUKツアーした際に3箇所で共演して初めて存在を知ったのですが、もうライブ見て速攻でメンバー&ツアークルーみんな好きになった記憶があります。
音楽的には海外だったらKarateやThe Van Pelt, Faraquet, Antelopeなどの激渋玄人エモにBraidやCap'n Jazzの分かりやすさを足した感じ。日本だったらUri GagarnやKidder, Redd Templeとかに少し近い感じかなと思います。
自己憐憫でもトゥインクルでも激情でもドラマティックでもない、基本平熱の日常系エモ。気に入ってる古着、良い感じの港町、応援したい個人店みたいな雰囲気のバンドです。
相当味わい深い独自のフレイバーがあるので、上記のバンド一つでも好きな人はめっちゃハマる可能性あると思います。
というかその辺通ってなくても普通に好きそうな人多いと思います。メロディーいいし。
<今回の日本ツアーについて>
11/22(金)〜11/30(土)にかけて新潟、札幌、福岡、熊本、岡山、東京を回る今回のツアー。
普通海外バンドの来日ツアーというと、招聘する企画者なりバンドなりがいて、その人らがツアーに同行するもの。それに対し今回のツアーはShonen Bat側が日本ツアーをしたいということで、自ら日本国内で交流あるバンドや人に連絡・依頼し、自力で日程を組んで自力で移動するというネクストレベルDIYなツアーとなっております。
普段から自主レーベル(Otomo Recs)の運営などDIYな活動をしなれているだけあります。
<自分が今回の企画をやるに至った経緯について>
上記の2016年のUKツアーの際に3都市を一緒に回って仲良くなり、ライブも良いし人柄も最高ということで、その後メンバーが旅行で東京来た時にハングアウトしたりと交流が続いており、今回メンバーから東京での企画を依頼されて、「それはもうやりましょう」ということになった次第です。
当初は11/30 (土)をSerotonin Mistとして企画するつもりだったんですが、メンバーの都合がつかないことが判明。
でもどうしてもSerotonin Mistでも対バンしたい、ということで前日の11/29(金)をSerotonin Mist企画としてバンドメンバーの協力を得ながら行い、翌日11/30(土)を個人企画にして、2 daysで行うことにした次第です。
結果、自分の首を絞める忙しさ&ストレスで予想以上に苦しみましたが笑、何とかある程度企画の詳細がまとまり、告知まで辿り着けてホッとしてます。人生は短いので多少苦労してでもやれることはやった方が良いの精神で生きてます。
前置きが異常に長くなりましたが、以下が企画の詳細です。
<企画① 11/29(金) 東高円寺TKA4>
Serotonin Mist presents: #4
Shonen Bat (from Spain)
Serotonin Mist
+ more TBA
Open 19:00 / Start 20:00
Adv. ¥2,500 / Door ¥3,000 / U25: ¥1,500
この日は東高円寺の環七沿い都営アパートTKA4にてSerotonin Mist企画。
以前ライブで行った時にこんなパンクな場所が東京にもあるのか!と衝撃を受け、どうにか自分たちでも使わせていただきたいなと思い、コンタクトを取り許諾していただけました。
TKA4はライブハウスではなく、展示やワークショップ、集会、DJイベントなどに利用されるDIYスペースという感じの場所。今回割と完全に余所者の自分に貸していただいて本当に感謝してます。
出演はShonen Batと我々Serotonin Mist、それともう1〜2バンド出る予定です。
当日はビルの前にたまらないようにお願いします(すぐ警察に通報されるようです)。
<企画② 11/30(土) 初台WALL>
Lowtide Fanzine & Blackhole & Royal Shadow present:
Shonen Bat Japan Tour 2024 Final + Morfem Japan Tour Day One
Shonen Bat (from Spain)
Undermark (from 名古屋)
Morfem (from Indonesia)
Deathro (from KEN-O)
Tragic Film
Kidder
Buckwheat
Open / Start TBA
Adv. ¥3,300 / Door ¥3,800 / U25: ¥1,500
+1 Mandatory Drink Order
チケット予約はこちら、またはBlack Hole / Royal Shadow / 各バンドにて
ツアーファイナルは初台WALL。
こちらは当初自分(Lowtide Fanzine)の個人企画となる予定だったのですが、Black Hole小坂さん、Royal Shadowデスロさんとの共同企画となりました。
経緯としては、当初Deathroさんに出て欲しいと思い連絡を取ったところ、逆に「相談があります」とのことで、電話で話をしたところ、ちょうど小坂さんとデスロさんでインドネシアのMorfemというバンドのライブを企画しようとしていたらしく、誘いたいバンドも被っていたので、変に見にきてくれる人をバラけさせるよりも企画を合体させようということになった次第です。
Shonen Bat以外の面子について簡単に紹介します。
Morfem
インドネシアはジャカルタの4人組インディー・ロック・バンド。自分もDeathroさんと小坂さんに教えてもらって初めて知ったのですが、YouTubeで"Megah Diterima"という曲のMV見たらBalance and ComposureだったりCitizenだったりの10年代以降の少しグランジィなインディー・ロックの系譜のめちゃめちゃクオリティ高いサウンドで驚きました。
それもそのはず(?)Spotifyの月間リスナー35万人、MVの再生回数100万越え、と本国では普通にビッグ・バンドのようです。ひと通り聴いた感じ結構曲の幅広くて、METZみたいなノイズロック感ある曲も多いし、ハードコアなアルバムもあったりでめちゃめちゃ楽しみにしてます。ちなみに翌日以降も国内でライブがある模様。
Undermark
名古屋から来ていただくのはex-EndAll, theSun等々で数多くの人生を狂わしてきたリビング・レジェンドことトモさんが名古屋で結成したTrue Emotive Hardcoreバンド、Undermark。個人的にトモさんの弾くギターの音が昔からめちゃめちゃ好きで、特にtheSunの"Twelve Inch Six Songs"とかは相当聴き狂った記憶。
Frail, Empathy, Shoulder, Anasarca, Reach Out, Flagman, Closure, Jasemine, Fingerprint辺りに影響を受けたという微かにメタリックなフレーバーもある激情エモで、下の曲のアルペジオとかやっぱり最高すぎるなと。
DEATHRO
Kanagawa KEN-O No.1 Rock VocalistことDEATHROさん。単純にファンなので出てもらえて本当嬉しい。共同企画という形になって光栄すぎます。
初めて観たのはもう随分前のMeteo Nightで、まだCosmic Neuroseのボーカルだった時代。当時は今みたいなメロディックなボーカル・スタイルではなく、ハードコア的なシャウト一辺倒だったけど、ファッションやステージでの動きは完全に「ハードコア通過後の氷室」で、初見から喰らいまくってしまいました。勿論ソロになってからも大好きです。
海外の友人が日本に来たときにDEATHROさんのライブ見るといつもほぼ100%の割合でみんなクソ喰らいまくってくれるので、今回もShonen Batの面々や初見の方々が喰らってくれるのを期待してます。
Tragic Film
ご存知4人組パワーバイオレンス・バンド。あえて改めて自分の言葉で音楽性を説明すると、Coke BustやIron Lungなどのパワーバイオレンスを基盤にしつつ、Carry OnとかYouth of Todayとかの隠しきれないユースクルーDNA(なんせギターがFinal Letterの柴さん)も滲み出し、そこにキャラ立ち異常な各メンバーの個性が反映された唯一無二のハードコア。"It's My Life"とか"ジョーク"とか歌詞も良いし、ライブも常にレッドゾーン突破してて本当最高のバンドです。つい先日もライブ見ましたが一言、最強でした。
ボーカルのクロスさんが現在遠方に住んでいるため、中々スケジュールの都合がつかない中、出てくれて本当嬉しいです。
KIDDER
My Society Pissed, ex-Malegoat, LIPUPS, Threadyarn, Flower Zombies等々の面々によって結成された東京の4人組。
今年リリースのEP "Ki001"がめちゃめちゃドープな内容で、個人的にツボに入りまくりかなり聴き込んでいるバンドです。
音楽性を大まかに説明するとダンサブルなポスト・パンクなんですが、聴いててもあまり明確な影響元が見えてこない独特な音。強いて言えばQ and Not UとかAntelopeとか、ネモジュンさんがやっているPowerとかが何となく共通点あるような気がしますが、似ているという訳でもなく。。割と唯一無二な音楽性だと思います。しかも小難しくなくてキャッチーで風通し良い空気感なのも好きですね。
実は今回Shonen Batの企画するにあたり真っ先に呼びたいと思ったバンドの一つです。
Buckwheat
こちらも今回どうしても出て欲しかったBuckwheat。Serotonin Mistの初ライブはBuckwheat企画で、彼らもその時初ライブだったんですが、先日その時以来久々に見たらめちゃめちゃ完成度高くなってて、これは音源出たら一気に大人気バンドになっちゃうのでは?!と思いました。メンバーもみんな華があるし。
音楽的には元々Fiddleheadを強く意識していたというだけあって、まさにFiddlehead的なポスト・ハードコア感が強いんですが、あきお君のボーカル・スタイルが良い塩梅のRevolution Summer感があり、GiveやPraise, One Last Wishなんかにも通じるバイブスも感じます。
あきお君は昔Elephant Stoneというバンドでボーカルやってた時も思いましたが、やはり声が良いですね。地声がデカい人特有のエネルギーを感じます。
多分自分のこと知っている人ならご存知だと思いますが、メンバーのふっ君とフジケンはastheniaでずっと一緒にバンドやってたし、あきお君はフジケンが海外留学中に1年半astheniaでドラムをやってくれていて、ちょうど2016年にUKツアー行った際も叩いてくれたので、Shonen Batとは久々の共演。
そんなこともあって絶対出て欲しかったので、スケジュールの都合つけてくれて感謝してます。
***
以上の7組で、17時から初台WALLにて行います。
せっかくなので沢山の人に遊びに来て欲しいなと思っております。楽しいの確定なメンツ集められたと思うので、色んな方に来ていただきたいです。
早めに予約していただけると私のメンタルの平和が保たれるので、どうかお願いいたします。。
Serotonin Mist的には12月にアルバムのプリプロがあるので、恐らく11/29が年内最後のライブになるかと。そういう意味でも是非来ていただきたいです。
以上、長々とした告知でした!
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