お金を使う場所がない残念な駅前
高尾山口駅にある、京王電鉄が経営する高尾山温泉
休日は大混雑する人気の温泉ですが、先週から食事メニューが1割くらい値上げ、定食系はすべて1000円を超えました
入館料も開業時は大人1000円でしたが、今は休日は大人1300円です
お風呂の種類は他の温泉と比べると少なめで、ものすごい混雑で、湯船の隙間がないほどですので、満足度からすると高めの料金といえるかもしれません
コロナ後の物価高騰が原因とあり、それも確かにありますが、ほぼ独占状態にあり価格を自由に決定できる強みがありそうです
休日は一万人を超える人が来るのに、この高尾山温泉を除いて、周辺には温泉がなく、夕方から夜にかけてがっつり食べられる飲食店もありません
駅前は残念なくらいに店がありません
隣の高尾駅もバスを利用する登山客で大賑わいですが、温泉も飲食店もありません
JR東日本は山手線など首都圏の営業や駅内のコンビニ経営で儲かっており郊外の街の活性化にはまったく興味がないのでしょう
これは、高尾だけでなく、多くの登山客で賑わう奥多摩やあきるのでも言えることです
登山客側からすると、温泉に入って食事をして帰りたいのに、お金をおとせる店がないのです
東京、京都、福岡など、インバウンドを目的とした一部の地域だけに目が行きがちですが、他の地域でも日本はあらゆるところに観光資源があり、活かせればもっと地域経済が活性化するのではと感じています