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なぜ日本だけがMPOX治療薬を承認?不可解な決定の理由とは
「なぜ日本だけがMPOXの治療薬を承認したのか?」
そう疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
実は、日本が承認した「テコビリマット」という治療薬は、最新の研究でMPOXに対して まったく効果がない ことが判明しています。それにもかかわらず、日本はこの薬を承認し、その理由は「不明」とされています。
本記事では、テコビリマットの効果に関する最新研究の結果や、なぜ日本だけが承認に踏み切ったのか、その背景にある疑問について詳しく解説します。
2024年1月、あまり大々的に報道されなかったニュースがありました。世界的に権威のある科学雑誌 Science によると、日本の規制当局がMPOX(旧称サル痘)や天然痘、牛痘に対する治療薬 テコビリマット を承認したというのです。しかし、この決定は非常に不可解です。というのも、最近の研究でこの薬がMPOXに対して まったく効果がない ことが判明したからです。
テコビリマットとは?
テコビリマットは オルソポックスウイルス の増殖を抑える抗ウイルス薬で、MPOXや天然痘、牛痘に対する治療薬として期待されていました。しかし、人間に対する有効性が確認されていないのが大きな問題でした。
2022年に欧州や英国では、男性同性愛者の間でMPOXが流行したため、緊急承認されました。しかし、米FDA(食品医薬品局)は、効果が証明されていないため、MPOXへの適用を認めていません。
最新研究が「効果なし」と判明
最近、2つの大規模な研究が実施されました。
PALM007試験(600人参加) では、テコビリマットを投与したグループとプラセボを投与したグループの間で 死亡率(1.7%)が同じ であることが判明。治癒速度にも違いがありませんでした。
STOMP試験 では、MPOXの症状を軽減する効果がまったくないことが明確になり、研究が途中で打ち切られました。
これらの結果を受けて、欧州では承認取り消しが検討され、米FDAも見直しを求める声が上がっています。
日本の承認はなぜ?
にもかかわらず、日本のPMDAは 2023年12月に承認 しました。Science によれば、承認の理由は「不明」とされています。
日本の承認の根拠となった15件の臨床試験は、すべて 健康なボランティアを対象とした安全性や薬の濃度を測定する研究 であり、効果を検証するものではありませんでした。つまり、効果が証明されていない薬が承認されてしまった のです。
日本が「在庫処分場」に?
この不可解な決定の背景には、日本が 製薬会社の在庫処分先として利用された可能性 もあります。過去にもCOVID-19ワクチンを大量に購入し、大量に余らせた例があります。
製薬会社が日本を「承認されやすい市場」と見なし、余った薬を流通させたのではないか、という疑念が浮かびます。
国民の意識が重要
この問題の本質は、日本の医療行政の透明性の低さ にあります。国民としては、承認された薬が本当に有効なのかを慎重に見極めることが重要です。
不必要な薬に頼るのではなく、免疫力を高め、冷静に情報を判断すること こそが、真の健康を守る鍵となるでしょう。
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