きっと、愛してしまうんだ。
2020年6月19日。
ちょうど1年前の今日、私の世界は色を失ってしまった。
夜勤明けで眠たい目を擦りながら、Happy LIVEで手越くんのいないNEWSの歌を聴きながら一抹の不安を感じていた時に駆け巡った【手越祐也ジャニーズ事務所退所】の文字。
「ああ、やっぱり」と、沸き上がった不安が確信に変わると共に一気に世界が色褪せていくのを感じた。
信じたくない。
受け入れられない。
だけど、これが事実だった。
もう2度とジャニーズの、NEWSの手越祐也にも、テゴマスの手越祐也にも、会えないんだと。
会見までの数日間、毎日Happy LIVEのNEWSの歌を聴きながら泣いてた。
何度観ても手越くんはいないのに、声が聴こえてくるようで。
こんなにも耳に残っているのに。
何がHappyだよって思わず突っ込んでしまいたくなるくらい、気持ちも沈んで何も手がつかなかった。
会見で手越くんの言葉で語られていく話や夢を聞いて、私が思ったこと。
昔からずっと変わらない手越祐也がそこにいる、だった。
言いたいことがありすぎて、その全部を一生懸命伝えようとして、話が長くなる。
結果聞いてる側が「何言ってんだこいつ意味分かんねぇ」ってなることもあるし、そういうコメントは見かけた。
でもメンタリストDaiGoさんが自身のYouTubeでも上げてくれていたように、なるほどな凄いなと思うこともあった。
野次馬で会見を見た人にはそういう所はあまり伝わってないように感じた。
私は会見を観て、いずれは来るであろう日が手越くんですら思っていない形でこんなにも早く迎えてしまったんだな、と理解した。
それでも、延期になってしまったSTORYを、みんなで作り上げてきたはずの物語を、最高の形で迎えられなくなってしまったことに絶望せずにはいられなかった。
そういう結果を作ってしまった手越くんも、NEWSも、もちろん事務所も、全部が許せなかった。
きっとこの怒りも悔しさも悲しみも、私は一生忘れられないし、一生許せないだろうと思う。
頭や心の端にずっと残るこの傷痕を抱えて生きていくのだろう。
この1年、何も思わなかったわけじゃない。
全部を今までみたく素直に受け止められたわけじゃない。
だけど色々な仕事をこなしていく手越くんの姿はいつも楽しそうで、いつも幸せそうだから。
何より、
YouTubeやLIVEでの手越くんの歌が、
私の色を失った世界に、
1つずつ色を重ねていくのを感じてしまった。
私はまた、手越くんの歌に救われた。
手越くんの歌が、私の世界をこんなにも彩って輝かせてくれていたことに改めて気付いて。
手越くんの努力と果てしない歌の才能がまだまだ認識されていなかったことを実感した。
LIVEでの手越くんは画面越しの非ではない。
ハイトーンもビブラートもフェイクもシャウトも、何もかもが音源を超えていく。
あの瞬間の鳥肌と心を揺さぶられる感動は忘れられない。
私はまだ手越くんの全ての活動を受け入れられているわけでもないし、追えているわけでもない。
それでも、手越くんの歌からは離れられない。
歌う表情も踊る姿も、曲ごとに魅せる素晴らしい表現力も全て。
愛してしまったのだから。
制限の中で与えられた機会を手にすることは出来なかったが、1日でも早く手越くんの歌を直接聴きに行ける日がくると良いなと願っている。
心が震えるようなあの瞬間に、また出会えますように。
There is no rain which doesn't stop.
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