7年目
お母さんへ
7年目。
47歳になるね。
1年前とは全てが変わりました。
周りにいる人。恋人。生活。仕事。住む場所も。
去年の7月にユキちゃんとはお別れしました。
2年8ヶ月。私がお付き合いした人の中で最長でした。
それから私はホストにハマってしまって
夜の世界で働くようになり
多額の借金まで作って
泥沼化して抜け出せなくなってしまいました。
誰が何を言ってもやめられなかったホスト通い。
どんどん増えていく借金。
そこから救ってくれたのが七星でした。
なぁ(七星)は私が働いていたお店の
店長の息子さんがやっている音楽の相棒で
後に一緒に働くようになった3つ年下の可愛い男の子でした。
初めて会ったのは飲みの場で。
第一印象は、可愛い。仲良くなりたい。真面目そう。いい子そう。
お店で再会して、仲良くなってからは
面白い子。細やかな気遣いが出来る子。やっぱりいい子。
私がホスト通いをやめられないこと。
借金があること。
病気持ちであること。
それら全てを受け入れ、好きだと言ってくれました。
私の抱える悩み、問題に率先して解決策を探してくれて
片っ端からひとつひとつ潰していってくれました。
ずっと辞めたいと思っていた仕事。
出勤前に飲まなきゃやってられないってお酒飲んで
「まぁを売った金で飯食ってる自分が情けない」
「もう見てることしか出来ない自分が嫌だ」
「悔しい。死にたい。」
「ごめん。ごめんね。」
って泣くなぁを見るのに限界が来て。
辞めます。そう言った時お店と揉めてしまって
なぁが板挟みになって。
私のせいでなぁの人生を変えてしまう。
たくさんのものを壊してしまう。
夢の邪魔にもなってしまう。
やりたいこともできなくなってしまう。
「なぁの夢の邪魔になるくらいなら私は捨ててくれて構わない」
そう言う私に対して即答で返してきたのは
「俺はお前を絶対にひとりにはしない。俺が離れたくない。俺の夢にはまぁも含まれてる。俺はまぁにたくさん助けてもらった。今度は俺の番。だからそばにいて。愛してる。」
という言葉でした。
毎日毎日飽きもせず
今日も可愛いね、好きだよ、愛してるよ、俺はまぁが彼女で幸せだよ、って言ってくれて
髪型やメイクのほんの少しの変化も見逃さない。
今まで年下には全く興味が無かった。
頼りない。甘えられない。子どもっぽい。
そんなイメージだったけど
なぁと出会って付き合うことになって、
3つも年下なのに私よりしっかりしてるとこもあって
尊敬出来るところもたくさんあって。
年下ということを忘れるレベル。
年なんて関係ないんだなって思った。
甘えん坊で、変人で、笑顔がとっても可愛くて
すごく優しい子です。
この子に出会わなかったら私はどうなっていたか…想像もしたくない。
真っ直ぐに私だけを見て、
全力で好きを伝えてくれるなぁが大好きです。
私を救ってくれてありがとう。愛してます。
ネイリストを辞めてからずっと夜職やってたけど、
夜の世界にはもう戻りません。
新しく仕事が決まりました。
時間帯何時でも大丈夫って言ったら
夜勤にされたからまた夜ではあるんだけどw
普通の会社で働く上で一番の問題だったピアスもOKで、私の興味のある分野。
楽しみです。
ピアス。13個になりました。
右耳に8つ。
左耳にひとつ。
唇にひとつ。
舌にふたつ。
左の眉にひとつ。
増やすのはあと5個、18個まで、と決めました。
上限を決めないとどこまで増えるかわからないから。
18個の理由は、私の誕生日の8/1にちなんで。
81個はさすがに無理だから18個。
思い出。願掛け。見栄。自己表現。自傷代わり。
いろんな意味が込もっている私のピアス。
まだ外せないまま増えていくだけ。
18個になった時やっと満足するのか。
外せるのか。
最近髪乾かしてもらってるときに
鏡をぼーっと見つめてたら、
なんで私こんなに穴だらけなんだろう。
どうしてここまで開けてしまったんだろう。
ってぐるぐるし始めて。
自分が誰かもわからなくなって。
通知音でふと我に返って、薬飲んで寝たら
翌日物凄くだるくて起き上がれない。
他の日も、ベランダでタバコ吸いながら星見上げてぼーっとしてたら
お母さんがいたらこんな人生にはなってなかっただろうなとか
周りにいる人も全然違ってたんだろうなとか
考え始めたら頭の中が騒がしくなって
よくわからなくなって。
そんな状態の時にいつだってなぁがそばにいてすぐ気付いてくれるから
すごく助かってます。
なぁのお母さんもすごく良くしてくれて。
いつも助言くれて。美味しいご飯を作ってくれます。
私は今まですぐに頼れる大人が近くにいなかった。
とてもありがたい存在です。
なぁの実家の猫ちゃんs'も。
お腹の上に乗ってきて一緒に寝たり
擦り寄ってきたりしてすごく可愛い。
癒しです。
私はお店と揉めた時家を出たので、
私の部屋は潮穏に占領されました。(˙꒳˙ )
潮穏の背はいつになったら止まるんでしょう。デカい。
そして細い。
たまにご飯に誘うけど気分じゃないとついてこない。
相変わらずの気まぐれマイペース。
の、くせして私が家出た瞬間の部屋の占領。仕事が早い。
おじぃも変わりはないでしょう。
あの家で2人で寂しくないかな。
海里とも2週間くらい会えてない。
寂しいのかちょくちょく電話がかかってきます。
6月に旅行行く計画立ててたのにこんな状況ではとても無理………
ほんとにごめん海里……
私が普通に戻って、お金貯めて
いつか絶対2人で旅行に行こう。
行こう行こうって言い続けててやっと行けると思ってたのに
ごめんね…
私の一番大切なお友達。妹。嫁みたいな存在。
誰よりも私のことを理解してくれて
誰よりも私のことを支え続けてくれる子。
私はこの子の幸せを誰よりも願ってる。
傷付ける奴は絶対に許さない。
「愛波ちゃんと仲良くできない彼氏はいらない」
私も全く同意見。
海里と仲良くできないのは私が困る。
なぁは海里好きだし仲良くしたがってるから安心。
だから海里に近付く奴は私に気に入られないと付き合えないと思え。
…が、2人の意見でございます←
もう海里と結婚するか。(˙꒳˙ )←
兄貴。全然会えてない。
兄貴にはすごく支えられてきた。
私はいつまでも支え合える関係でありたいと思ってるよ。
さーき。
妊娠、結婚しました。
凄く嬉しい。
他の子も。妊娠結婚していく子がたくさん。
いいなあ。結婚したいなあ。子ども欲しいなあ。
私にはまだ早いかな、と思ったり。
一方で、亡くなる方。ガンになる方。
減らない。増えていく。
私のかつて愛した人もガンになってしまいました。
悲しくて怖くて。
夢にも出てきて。
どうか治って欲しい。元気でいて欲しい。
幸せになって欲しい。
祈ることしか出来ない自分が嫌で。
お母さん会いたい。
でも、今の私を見せたくない。
きっと悲しませてしまう。
きっとお母さんは自分を責めてしまう。
今の私ではお母さんに会う資格はない。
幸せな姿。
お母さんが見たかったであろう姿。
そんな姿になれるように。
私は今日も生きます。
愛してるよ。
愛波