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雑談・負の感情

私は基本的にただ面白いことを考えて生きていたいタイプです。将来のことを見据えてコツコツと地道に…というのはあまり向いていない。
敬愛する宮藤官九郎の舞台『春子ブックセンター』に出てくる杉村春子(松尾スズキ)の台詞「面白いか面白くないかしか無いんですよ」に強いシンパシーを感じたものです。

だから、基本的に負の感情にはそんなに向き合わない。瞬間的に怒りが湧くことはあり、カリカリすることも多々あるけど割と長続きはしない。
これを読んでくれている同僚には「いやそんな事ないよ!いつもカリカリしてるよ!」とつっこまれそうだけど。

ただ一つ、長続きしている負の感情というのがある。それはこの世のあらゆるモノの中で餅と団子が嫌い、ということ。モチモチ食感といったもの全てが苦手。因島メモリーズ①でも少し触れたけど、本当に大嫌いなんです。
晴一さんがG(Gから始まるそこらじゅうにいる虫)を嫌うくらい駄目なんです。昭仁さんに「美味いけえ食うてみぃ」と目の前で勧められたとしても断固拒否なんです。子どもの頃はその名前を聞いただけで胃がムカムカしてきて、給食のみたらし団子を見る前に早退してしまったり。

そして餅と団子が嫌い、というと大体いつも言われるこの言葉にもイラッとしてしまいます。それは「えーなんであんなに美味しいのにもったいない」。もったいないとはどういう事よ。
私は社会福祉士という資格を持っているにも関わらず、自分都合で介護職として仕事をしている(今の職場の働き方が性に合ってる)のですが、その事についてもよくもったいないと言われる。
もったいないとは、その物の本来あるべき姿が失われている事らしいけど、その物の本来あるべき姿を他人の尺度で決められるのはおかしいよ!私は何も失われていないよ!ハァハァ…

話がズレてきた。とにかくモチモチが嫌いなんです。
以前車を運転中(赤信号で停止中)に後ろから追突されたことがあって。後日相手の方が謝罪に来てくれたんですが、その時持ってこられたのが広島では有名な御菓子処高木の餅入り和菓子。他にもあろーが、美味しい和菓子が。何でよりによって餅入りを選んだん?絶対許さんど!ササラモサラにしちゃる!と心の中で憎みました。首痛い。
※ササラモサラとは広島弁で「めちゃくちゃ」らしいです。映画『仁義なき戦い』で松方弘樹が言うてたらしいです

でもこの前誰かが「カレーが嫌い」と言った時に思わず「えー?カレーが嫌いな人いるの?あんなに美味しいのに?も…(言葉を飲み込む)」と、思わずもったいないと言いそうになってしまった。
そう、カレーの美味しさを知っているからこそ他人と共有したい。そんな気持ちを知ってほしい、それで思わずもったいないという言葉が出てきそうになるんですね。少し反省しました。

反省はするけどやっぱり嫌いな気持ちは変わらない。だってね、あんなモチモチが喉に入っていくんですよ?これを詰まらせてお亡くなりになる方も多いと聞くし…どうしてお酒や麻薬が規制されて餅は規制されないのか。法律で禁止するべきじゃないのか、と強めの思想が出てきてしまいます。
昨今のモチモチ食感ブームも本当に合わない。何から何までモチモチモチモチ…ゲシュタルト崩壊しそう。ミスドでいちばん人気のドーナツがポンデライオンだなんて許せない。

きっと、前世というものがあるならば私は餅を詰まらせて死んだのかもしれない。あるいは愛する人が。だから受け入れられないんだ。
ちなみに家族には餅嫌いの人はいません。幼少期のトラウマ的な事件もありません。偉いひとがいたら科学的に解明してほしい。なぜ人には嫌いなものに個人差があるのか。

でもね、おかきは大好きなんです。乾き物バンザイ。太陽よ、餅を乾かしてくれてありがとう!
形状が変わると許せるものって他に何かあるかな、と考えてみたけど思いつかない。とにかくおかきを発明した人にノーベル賞をあげたい。

こんなどうでもいいことを毎日考えている私なのでした。あ、餅団子が好きな人ごめんなさい。というかほとんどの人ごめんなさい。

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