雑談・レシーバーでいたい
ただいま東京へ向かう機内の中で書き留めています。投稿するのは到着してからなのでタイムラグがあります。どうやら飛行機の関係でWi-Fiは使えないらしい。サン=テグジュペリの夜間飛行を読んでいたけれど、目と脳が疲れてきた(そういうお年頃)のでアウトプットの時間にしたいと思う。昼間飛行のさながら雑談。
今日はZAZEN BOYSという元NUMBER GIRLの向井秀徳さんがやっているバンドの武道館公演に向かっています。ザゼンでは初めての遠征です。いつもはライブハウスのキャパで活動をしている彼らが武道館、って事でこれは一生に一度の一大事ではないか?と初遠征をしている次第。
予習のためにザゼンを聴こうと思ったら全くダウンロードしておらず聴けなかったので、なぜかこっちはダウンロードしてあった裏ぽるのプレイリスト(勝手に作りました)を聴きながらの空の旅。ただいま∠RECIVER。
この曲は私の中ではオールタイムマイベストポルノソング10に入る曲。長らくのファンとしてはちょっと倦怠期に入ってきた∠TRIGGERリリース期だけど、やっぱり飽きさせない男、新藤晴一の歌詞。
年齢を重ねていくと知識も経験もそれなりに増えてきて、新しい事も少なくなってきて。だんだん何でも知ってるふうな顔になってゆく。
そんな頃にこの歌詞を見て本当にそうだ、私がコントロールできることなんてほとんど無いに等しいんだ、私はなんて愚かなんだ、と自分を顧みたわけです。晴一さんにはいつも驚かされる。その後2011年に東日本で大きな出来事が起きてからますますこの歌詞が身に染みるようになる。
こんな大きな機械に乗って空を飛んでるだけで世界を掌握した気になっている自分。ふとこの曲を聴きながら地球で生きていくための謙虚さを振り返っています。
さっき同じ機内に乗り込む際、飛行機のチェックインに不慣れな1人の高齢女性がいたんです。周りをキョロキョロしながらどういう風に手荷物検査を受けたらよいか戸惑って立ち止まる。係員さんにペコペコ謝りながらガサガサとカバンを漁る。早く進めよと周りは少しイライラ。
でもこの人は、もしかしたら今までずっと家事や育児に追われていて一人旅に出る暇なんかなくてやっと自由を手に入れて大冒険の旅に出るのではないだろうか。行き先は東京。もしかしたら1人で孫の顔を見に行くのかもしれない。
そんな大冒険中の人を笑う事なんてできないよな、と。きっとあの年齢からまた新しいことをたくさん知るんだろうと思うと背中越しにがんばれ、と声をかけたくなりました。
いったい何の話してたっけ?∠RECIVERと関係なくなり妄想が激しくなったし気圧で耳が激痛だしそろそろ関東に入ってきたのでこの辺で。
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