雑談・変化しつづけること
タイトル、いい感じのこと書きそうな風ですが違います。変化し続けるというよりは老い続けるカラダの事です。敬愛するみうらじゅん氏的にいえば「老いるショック」です。若い方は将来の予習として読んでいただければ…
40代過ぎてから、本当に日々変化している体調にびっくりします。何事も当事者にならないとわからないものですね。まだ更年期ではない(はず)なんですけど、ここ数年色々あります。
老いるショック①首の老化
まず、1番最初の老いるショックを感じたのはかれこれ10年近く前。元々いた業界から全く別業界に転職し、ちょうど社会福祉士の養成校(通信)に通い、国家試験に向けてピリピリしていた頃。30代後半、すっかり記憶装置の性能がうすうすの状態で新たに勉強です。実習でとある高齢者施設に行き2週間ほどお世話になっていた頃、突如右肩から右腕にかけて経験した事のない痛みとしびれが。寝ても覚めても痛い。
最初は四十肩だと思いました。湿布を貼ったり肩甲骨をグルグルとマエケン体操しながらほぐしたり。それでもいっそ治らない痛み。諦めて整形外科にいきレントゲンを撮ってもらうと先生からこんな言葉が。
「あー、これは頚椎症性神経根症で首の骨の老化だね。年齢的には早いけど」
は?老化?どうやら首の骨がギュッと潰れているか何かでトゲトゲが神経を刺激して腕が痛いみたいです。うそーん
実習は終わったけど仕事にも支障をきたすのでしばらく首サポーターをし、そして普通の痛み止めでは眠れないのでリリカを処方してもらい少しずつ回復していきました。途中からモノが二重に見えはじめるという副作用が出てしまい中止しましたが。
そんなこんなで首の痛みはやんわりずっと続いてます。大きなストレスがかかったりすると痛むので日々姿勢を正したり首の筋肉を鍛えたりしています。
ちなみに国家試験は無事一発合格できました。合格率が20%台だった頃です(自慢)。
老いるショック②プレ更年期?
元々頭痛持ちだったんですがコロナ禍で相当なストレスが溜まったのか毎日毎日頭痛。“熱い血が流れてた時のことを思い出そうとしても頭が割れそうに痛む“ゾンビ状態です。
頭痛くらいで仕事を休む事はできないという社畜精神バリバリな人間なので、市販の頭痛薬(私はEVE派でした)やカフェインでごまかす日々。でも吐き気もするしもう無理、となり頭痛外来でMRIをとることに。頭痛は片頭痛だろうとの診断が出てトリプタンという月10錠までしか処方してくれない片頭痛専用薬で対応してましたが、脳の血管に異常がみられる(未破裂性脳動脈瘤の疑い)という事で大きな病院へ回される事に。
結果、よくわからないということで(?!)毎年MRIをしていましたが今年ようやく私の血管がこじれすぎていてわかりにくいけど正常血管という事が判明しました。数年、くも膜下出血の不安に苛まれていたのに…紛らわしい…JARO案件ですよ。
で、片頭痛はどうかというと毎月の生理前後にひどくなるので頭痛外来と並行して婦人科へ行くんですけどここでもなかなか診断が出ません。PMSかプレ更年期(!)かもね、って事で漢方療法になるわけですが全く効いている気配がない。
結局、自分で調べに調べてカフェイン中毒かもと原因を突き止めるにいたり去年頭痛外来とはサヨナラできました。カフェインの離脱症状は辛かった…しばらく激痛でした。今は生理前後や気圧変動のひどい時だけ月に数回頭痛が起こる程度で、市販のイブプロフェン(カフェイン無しのリングルアイビーを購入しています)と五苓散で落ち着いています。
老化関係ないじゃん、と思われるかもしれませんが年齢を重ねるとともにカフェインに対する耐性が弱くなるらしいですよ。
老いるショック③耳に蝉が棲みついた
これもコロナ禍になってから。なんかずっと耳の中で雑音がするんです。ジージーと。蝉でも鳴いてるん?と思うほど。普段は全然気にならないんです。聴力は問題無し。むしろどんな些細なことでも聞こえているので職場では“地獄耳のミチ“でやらしてもらっています。
問題は夜など静かな時。無音の状態だと頭の中がうるさいんです。眠れない。こんなことは初めてなので耳鼻科や脳神経内科に行きましたが異常なし。
これまた「老化でしょうね」とあしらわれ…自律神経の問題らしく。抗不安剤のメイラックスが処方されました。
そして雑音には雑音を、との事で寝る前にはノイズ系の音やクジラの鳴き声など癒されるそれなりの音を流しながら寝るように。お陰で最近は慣れてきたみたいで無音でも気にならなくなりました。当然耳の中では蝉が鳴いてますが、飼い慣らせるようになってきた。
ちなみにポルノさんの曲では眠れません。つい神経が昂ってしまうので…しっとりメロウな曲なら眠れるかも?
老いるショック④冷え性よサヨウナラ
私は10代の頃から冷え性で真夏でも冷たい飲み物は飲まずホットコーヒー派。体温もいつも35℃台。一度サーモグラフィーを撮ったことがあるんだけど私の足だけ全く温度を感知していない。生きてる?ゾンビ?と我を疑ったことも。
そんな私がここ数年は常に36℃台。冷たい飲み物を好み、首によく汗をかくように。昔は真夏も全然汗をかかなかったのに。
まあここ数年は異常に暑すぎる、というのもあるんですけど。冷え性じゃなくなったので健康的にはいいことが多いはずですけどね。でも近々ホットフラッシュみたいな事が起きるのではと戦々恐々としています。
こんな感じで色々と体の変化にビビる日々。でも、私の大好きなイギリスのドラマ『フリーバッグ』で「更年期って素晴らしいわよ。もう誰にも縛られることはないの」と語られていて。
そうか、色々なことから自由になる事ができるんだと目からウロコでした。若い頃は生理痛もしんどいし異性の視線も煩わしいことが多かった。そういう事から自由になれるのは素晴らしい事かもしれない。
そりゃ見覚えのないシミシワができるわ顔の輪郭が変わってくるわ小さい文字が見えづらくなるわ痩せにくくなるわと色々あるけど、自由になる事もたくさんある。
若い人が将来歳をとることの不安を抱えずにいられる手本となるような年の取り方をしたいなと思います。そしていつか必ずくる終わりの日に向かって歩くスピードで近づこう。
ちなみにフリーバッグはあのオバマ元大統領もおすすめしていたドラマです。自分がオカズにされてるのに懐深いなオバマさん。
おわり。
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