花園まほろば紀行:上野東照宮 ぼたん苑(2023)その①

画像1 今回は東京都は台東区、上野恩賜公園内にある上野東照宮のぼたん苑にやってまいりましたわ!
画像2 上野東照宮の参道の途中にあり、冬ぼたんの冬、春ぼたんの春、ダリアの秋と、三季に開園する、知る人ぞ知る名庭ですわ
画像3 ちなみに、ボタン科ボタン属のぼたんと、キク科ダリア属のダリアは違うものですけれども、ダリアの和名が「天竺牡丹(てんじくぼたん)」なので縁があった、ということなのでしょう
画像4 雪除けをされたぼたんがお目見えですわ!
画像5 「島美人」。この時期は吹きすさぶ寒風も厳しいので、雪が降っておらずともこの覆いはありがたいはず……
画像6 「新国色」。春の方が冬よりも種類も数も多く咲くのですけれど、雪除けをかぶった寒中のぼたんも風情があるものですわ
画像7 あら、全部ここに書いてありましたのね。たしかに、言われなければ冬ぼたんというものの存在を知らない人も多いでしょう
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画像9 「黄冠」。百花の王、富貴花、忘れ草など、数々の異名を持つぼたんは、それだけ多くの人に長いあいだ愛でられてきたということですわね
画像10 「連鶴」。原産は中国、元は薬用だったとか。日本に渡来したのは定かではありませんけども、「枕草子」にはぼたんに関する記述があるそうなので、その頃には栽培されていたと考えられますわ
画像11 「王華錦」。漢方生薬としては、近縁のシャクヤクとともに消炎・鎮痛・抗菌・止血・抗痙攣作用などがあるとされますの
画像12 まあ、生薬として使うのは根の部分ですけど(・∀・)
画像13 あら、まあ!かわいい葉ぼたんですわ!(ʃƪ^3^)
画像14 「写楽」。それにしても、ぼたんになぜ「忘れ草」という異名がついているのかが不思議ですわね……
画像15 「太陽」。本家?忘れ草のヤブカンゾウの方の名前の由来のひとつに、「美しいので見るといやなことを忘れられる」というのがありますので、百花の王なら、それくらいできてもおかしくはありませんわね
画像16 わたくしは、憂き世を忘れられるといいますか、お花を眺めている間は何も考えていないような気がします。こうしてコメントが浮かぶのは、帰宅してから、おパソの前に座っている時ですからね
画像17 あら、フクジュソウ!こうしてメインとなるお花以外にも名札をつけてくれるのはありがたいですわ
画像18 おお……!これはロウバイ!もう終わりの時期ですけど、まだ間に合いましたのね!
画像19 漢字で書けば「蝋梅」。梅とついていますけど、バラ科サクラ属の梅と違い、ロウバイ科ロウバイ属の植物です。
画像20 その名は、梅に似た蝋細工のような花びらからだとも、臘月(旧暦の12月)に梅の香りの花を咲かせるからだとも言われておりますわ
画像21 ロウバイからバトンタッチするように、今度は梅の季節になります。そして桃、桜へと……
画像22 「白雁」。巡る季節を感じる心を、いつまでも持ち続けられますように
画像23 「御国の曙」。特徴ある弁先が珍しい品種ですわね。あまり目にしたことがありませんわ
画像24 上野東照宮ぼたん苑は細長い敷地をうねるように道を敷き、区切りにも工夫を凝らして、ゆっくりのんびり楽しめるようになっておりますわ
画像25 置物ひとつ、植え方ひとつとっても、(将来こういう日本庭園を持ちたいものですわ……)と思わせてくれます
画像26 ふふ……日本各地……いえ、世界各地にわたくしがオーナーである庭園を造り、そこを維持管理するために雇用を生み出す……悪くありませんわ……
画像27 今はまだ、自分のことで精いっぱいですけど、夢は大きく持つ方が楽しくありませんこと?
画像28 「白鳥の湖」。ものによっては、中心が桃色がかることもあるそうです。この子は純白ですね。そういえば、ばらにも「スワンレイク」という品種がありましたわね。あちらも白の中心にピンクが差した色合いでした。洋の東西で同じようなイメージになるとは、面白いですわ
画像29 紫がかった紅色、「紫紅殿」。ゴージャスな雰囲気……
画像30 さあ、順路も半ばまでやってきました。五重塔を遠景に、なにやら竹の四角い箱のようなものが……?後半へ続きますわ~

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