アートで楽しむ!マジック:ザ・ギャザリング 「ニューカペナの街角」 ストーリー&キャラクター編
※本記事の動画、画像はすべてウィザーズ・オブ・ザ・コースト社ウェブサイトより引用しております
2022年4月29日に発売されたMagic:The Gatheringの新セット、「ニューカペナの街角」。今回の舞台は1920年代のアメリカ・ニューヨークをモチーフにした次元、ニューカペナ。でも、どうもこれは次元ではなく、その中のいち都市のような感じがしますね……
さて、モチーフとなったアメリカの1920年代といえば、「狂騒の20年代」と言われるほどに景気が上向き、技術は発展し、さまざまな文化が花開き、大量生産・大量消費の時代のはじまりとして知られています。詳しく挙げていくときりがないので箇条書きで(ゲームに関わる)この時代のキーワードを挙げていくと、
アール・デコ
ジャズミュージック
ダンスホール
フラッパー(現代娘)スタイル
禁酒法
マフィア
マフィア五大ファミリーの抗争
世界恐慌
と、こんなところでしょうか。気になるあらすじは……
…………………
あっれぇー?これ1920年代のニューヨークまんまですよね?もう少しひねりというかさぁー!これじゃプレインズウォーカー御一行様、ニューヨークに来る!みたいじゃない?まー違う国の歴史だからまだ興味はあるし、アール・デコスタイルのデザインも好きだからいいけど。最近こんなのばっかりじゃないですかねウィザーズさん。
まあ、知らない単語を並べられても何がなんだかわからないと思うので、今回は登場人物の紹介をしますね!
■エルズペス・ティレル
今回の主人公。白の魔力を操るプレインズウォーカー(PW)であり、人望厚い女騎士。日本人プレイヤーからの通称はペス子。性格は生真面目で優しく、年下や目下の者にも敬語でしゃべる。戦闘技術は確かで魔力も強いが、幼い頃に故郷をファイレクシアに蹂躙された経験がトラウマとなっており、精神的なもろさもある。PW随一の不幸体質。今回は珍しく着飾った姿が見られる。
■ビビアン・リード
緑の魔力を操るPWで、凄腕の女狩人。弓の達人で、放つ矢に魔力を乗せ、さまざまな動物のエネルギー体を形成して敵と戦う。接近戦でも強い。肉体的にも精神的にもタフで、迷うことの多いエルズペスを引っ張ったり支えたりする、兄貴成分多めの女性。
■黄金のたてがみのアジャニ
ネコ科の人型種族、レオニンの男性PW。白と緑の魔力を操る。獰猛そうな見た目に反してPWの中では最も常識をわきまえた善良苦労人。今回もだだをこねるエルズペスのためにいろいろと骨を折ってくれる。(エルズペスがだだをこねたり不平不満を言ったりするのは相手がアジャニだからという安心感もあり、信頼の裏返しでもある)
今回は回想のみの登場。日本人プレイヤーからの通称はアジャにゃん。
■テゼレット
先の大戦で戦争犯罪人として指名手配されているPW。青の魔力を操る。体の大半をサイボーグ化し、機械類の扱いに長けている。いわゆるトリックスター、狂言回し。
今回は単独でのカード化はなし。ビビアンをあるところへ連れていき、秘密を明かす。彼の真意はどこに……?
■オブ・ニクシリス
黒の魔力を操る残忍なデーモンのPW。日本人プレイヤーからの通称は肉尻。テゼレットの思惑とは別にニューカペナの支配権を奪取しようと目論み、五大ファミリー間の抗争を巻き起こしてその隙に乗じようとする。通称のせいかお尻がプリッとしたイメージがある。
キャラクターを使い回せるのがこの手のゲームの強みですね!新しい世界に既存のキャラクターを放り込んで、どういう動きをするのか観察できるのも、キャラクター造形がしっかりしているからこそ。
次回はニューヨ……ニューカペナの美麗な摩天楼のアートをご紹介します。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。