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ニュースつぶやき:「大規模太陽フレアによる地磁気撹乱、継続中」

 太陽表面で大規模なフレアが連続して発生している話。


 NASA(アメリカ航空宇宙局)などの観測によれば、5月8日から11日にかけて、太陽の表面で大規模なフレア(爆発現象)が連続して発生したとのこと。その数なんと7回。それも最大級の「Xクラス」と呼ばれるものが7回も起こったというのです。

※太陽フレア...…太陽の表面、黒点付近で生じる爆発現象。強い紫外線やX線、電波等が放射されるほか、コロナガス(太陽の上層大気である高温のガス)が放出されることもある。規模の小さなものからA,B,C,M,X,とクラス分けされている


 昨日、そのコロナガスが地球に到達し、地球の磁場が乱された影響で、世界各地でオーロラが観測されましたわね。それもふだんオーロラが見られないような北海道や東北などの低緯度の地域でも。
 夜空に浮かぶ妖しくも美しい光は見ごたえがあるでしょうけども、今回のフレアの規模はそれだけ大きな影響を及ぼすということですわ。これからしばらくは磁気嵐が続くため、人工衛星の障害やそれにともなうGPSのずれ、短波通信障害などが起こる恐れがあるため注意が必要になります。

※短波通信...…短波を用いた通信、放送。アマチュア無線、船舶無線、軍用無線、国際放送などに使用される、地球上空の電離層F層で反射されるため、広域の通信に向く


 通信衛星へ影響が出るため、わたくしたちの持っているスマホや携帯電話のみならず緊急通報を含むすべての通信がが使えなくなったり、カーナビが機能しなくなったりもするそうなので、十分な注意が必要となるでしょう。

 



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酎 愛零(ちゅう あいれい)
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