ルドゥーテの庭:東京ドイツ村 その② 21 酎 愛零(ちゅう あいれい) 2022年6月14日 22:33 東京ドイツ村続き。たいして光が差さないのに暑さだけはしっかりあるという微妙すぎる天気のもと、酎愛零はせっせとばら園を進む…… さて、なぜ千葉県袖ケ浦市に「東京」ドイツ村があるのか、という疑問を調べていきますかね〜 東京ドイツ村の位置はここです 最寄り駅は、JR久留里(くるり)線の東横田駅。千葉県の観光スポットの中ではそれほどアクセスの悪い方ではありません しかし、電車で行くとなるとかなり時間がかかるというのも事実。都心の通勤電車とはわけが違いますからね 番外編でも申し上げましたけれども、基本的には車で来るところです。車なら、東京湾アクアラインを通って神奈川県からのアクセスも容易になります なにせ、たとえバイクや自転車で来たとしても、入り口で降りて停めるように言われて、園内の走行はできないのですから 開発経緯としては、もともとバブル期にゴルフ場を開発しようとして取得した土地だったのを、バブル崩壊と、競合するゴルフ場が多すぎるという理由からテーマパークに方向転換したものだそうです ちなみに隣の市原市は、市ごとに見たゴルフ場の数が日本トップクラス。ドイツ村が籍をおく袖ケ浦市もゴルフ場をたくさん抱えています。 広大な芝の丘陵地、というロケーションも、この経緯を知れば納得です 園内にあるゴルフ系のアクティビティは、その名残なのでしょう 気になる名前の由来は、オーナーがドイツ旅行をした際、現地の田園風景に感動し、似たような丘陵地帯の袖ケ浦市に「ドイツの田園風景をテーマとした」パークをつくろうとしたことが発端だったとか。「東京」とついているのは、東京ディズニーリゾートと同じ原理だと思います つまり「ドイツのテーマパーク」ではなく「ドイツの田園風景のテーマパーク」ということなのですね そしてコンセプトは「人と自然との共生」。そういうことであれば、動物との触れ合いコーナーがあったり、子供向けのアクティビティがたくさんあったりするのもうなずけるのです ドイツ成分が全体の7%くらいしかなくてもよいではありませんか ここはおおらかだった時代の残り香が息づく、のどかな田園風景のテーマパーク 多少カオスであっても、ドイツらしくない!と目くじらをたてるようなところではありません 他に建物も見えないようなところで、浮世を離れてお花をたんのうする。ただそれだけの時間を過ごす 心身をリセットするのにぴったりの場所です では最後に、ドイツ村の名にふさわしい、ドイツ生まれの子たちをご紹介してお別れしましょう サマーモルゲン ラリッサバルコニア デュエットバルコニア ソレロ トイ・トイ・トイ! ハイディ・クルムローゼ ザンガーハウザー・ユビレウムスローゼ グレーフィンディアナ アストリッド・グレーフィン・フォン・ハルデンベルク 千葉県にある東京のカオスなドイツの村で出会える素敵なローズガーデン、いかがだったでしょうか?これにて今回のばら園めぐりは終了です。それでは、またどこかのばら園でお会いしましょう〜(・∀・) いいなと思ったら応援しよう! サポートしていただくと私の取材頻度が上がり、行動範囲が広がります!より多彩で精度の高いクリエイションができるようになります! チップで応援する #薔薇 #バラ #ばら #バラ園 #ローズガーデン #薔薇園 #東京ドイツ村 #ばら園 #ルドゥーテの庭 #ルドゥーテ 21