お見合いに恋愛感情を求めてはいけない?
とあるお客様からのメール。
初めてのお見合いが終わった直後のこと。
「お付き合いや結婚は、恋愛感情を抱いたお相手とするものだと思っていたけれど、お見合いではその考えを変えないといけないと思った」
と。
結婚相談所での出会いはお見合い。
たしかに、はじめましてから数十分話しただけの相手に、恋愛感情なんて、なかなか持てない。
一目惚れでもない限り無理だと思う。
ただそれは、お見合いに限らず、職場でも、友人の紹介でも、コンパでも、パーティーでも、どんな出会いでも一緒だと思う。
ただ、出会い方が違うだけ。
お見合いでも一目惚れはあるし、職場でも、友人の紹介でも、恋愛感情を持てない人には、どう頑張っても持てないもの。
でも何度か会って、その人のことを知るにつれ、恋愛感情が生まれることもたくさんある。
両方の可能性を探すことができるのは、結婚相談所のメリットだと思う。
お見合いでは、可でも不可でもないお相手だったというご感想をよくいただく。
生理的に無理だと感じるお相手は、頑張って可能性を探そうとしても難しい場合が多いので、先に進むことはあまりお勧めしないけど、違和感なく普通に話ができたのであれば、何度か会って、よくお相手を見ることをお勧めする。
「可でも不可でもない」イコール自分にとって「普通の人」ということで、自分と価値観や考え方が大きくずれていないお相手だから。
真逆の人だったら、違和感満載、気になることだらけのはず。
結婚生活は日常なので、初対面から違和感なく過ごせる人は、もしかしたら自分にとってスペシャルな人かもしれない。
何人もの人と会った経験がある人は、普通の人が意外と少ないと感じた人も少なくないはず。
地震や台風で被災された方のインタビューで、
「普通の生活がどれだけ有難いかわかった」
と感じるのと似ていると思う。
普通の基準はみんなそれぞれ違うから
自分にとって普通だと思える人は
実は特別な人かもしれない。
運命の出逢い、運命の相手と言うと、何だか大袈裟で、特別な物という感覚を持つけれど、見落としがちで通り過ぎてしまう何の変哲もない普通の出会いが、実は【運命の出逢い】なのかもしれない。