清水のクラファン奮闘記⑤ウェブページ
「お客様への約束文」で
リニューアルの意義やクラファンの意義
に納得できた。
このクラファンを、
「お客様への約束文」を表現する機会にするぞ!
そうしてプロジェクトの概要を載せるウェブページ制作に
いよいよ気合いが入った。
この連載は、現在進行中(2020年11/17〜12/25)のクラウドファンディング「新しいお店をあなたと創りたい!Love&sense店舗アップデートプロジェクト」の企画の裏側、スタッフ・清水の七転び八起きの様子を綴っています。ぜひお楽しみ下さいませ♪
だけどまーーーこれが難しかった。
9月の末から取り組んで
10月いっぱいまでかかった。
文章や、
分かりやすくするために挿入する図といった構成を
とにかく何度も何度も考えた。
Love&senseはどんなお店で
なぜリニューアルするのか
どうリニューアルするのか
・・・
◻︎
そもそも
Love&senseのミッションは
「持続可能な社会に向けて行動する人を増やす」こと。
Love&senseのコンセプトは
「よりよい社会へのナビゲーター」
◻︎
これを踏まえ
お店を【リニューアル】するけれど
私たちが目指すのは
単に内装を新しく、きれいにすることじゃなくて
「中身」の進化したお店としてのレベルアップ。
なら、【アップデート】って表現が
しっくりくるのでは?
と金澤さんのご提案。
たしかに
「アップデート」
しっくりくるし、ワクワクする!
よーし「アップデート」の意義や目的を書いていくぞ〜!
これは最初のほうに考えた図のラフ。
お店をアップデートすることで、
Love&senseの活動や世界の生産者について知っていただく機会をふやし
持続可能な社会に向けて行動する人を増やしたい。
「なかなか良いのでは!?」
自分では思ってた。
社長
「認知度アップが、アップデートの目的なん?」
…うーん、ちがうかぁ。
要素の一つかもしれないけどたしかに
目的が"認知度アップ"というのは
違うなぁ。
◻︎
これでどうだ??
(発信力アップは「認知度アップ」と変わらないからアレだけど)
【内装で伝える】
Love&senseは、2012年の開業時から
リース(貸し出し)の什器(商品の陳列棚など、内装設備)を使っている。
什器は実は社会的に深刻なゴミ問題の原因になっているそうなのだ。
そのためLove&senseはリースの什器を採用し、ゴミを出さないようにしている。
とはいえ、8年経つと、商品の魅せ方も変わってきた。
生産者パートナーの商品のどれもをより引き立てて美しく魅せるには
什器の新調もしたいところ。
そこでLove&senseは
なるべくゴミにならない「環境に優しい什器」を使うことを考えている。
什器の新調もサスティナブルに。
うんうん、これは載せたいよね。
次
【商品で伝える】
うーん、、これがなんだかうまく伝わらないなぁ。
生産者と長くパートナーシップを続けることが、雇用の創出であり応援になる。
だからずっとLove&senseは「定番商品」を扱っているし
いつでも「素敵!」とお客様に喜んでいただけるように、
スタッフ一同コーディネート力、ご提案力を磨いている。
ここのとこ伝えたいし、
これからも大切にしたい気持ちだから
載せたいのだけど
図にするとなんか違うかぁ。。
最後の【SNSで伝える】
最近Instagramの投稿や、ライブ配信等を通し
お客様から嬉しいお言葉を頂く機会が増えた。
もっと色んな楽しいコンテンツを発信したいけれど、今の環境では限界がある。
そこで、お店をアップデートして、もっとお客様と一緒に楽しめる環境を創りたい。
でもSNSだけに限った話でもないしなぁ…
で総じて「発信力アップ」は
やっぱり違うかぁ…
◻︎
はい。
頭ぐるぐるになってきた。
◻︎
「Love&senseのやってきたこと」
も載せたいけど、
やってきたことって色々ある。
・阪急百貨店うめだ本店10階にお店を構えて
・フェアトレードの商品をセレクトして
・テレビ取材や
・企業、大学等での講演会
・阪急以外の百貨店さんでのイベント出店も。
・色んな媒体に掲載もして頂いて
(シティリビングの表紙になった時は、事務職の友達が『しみず!Love&senseが表紙になってる!!』と連絡をくれてとても嬉しかった。)
・生産者と一緒に、日本のニーズを伝えながらのものづくりをしているし
・消費される服でなく、長く大切にされる服を、と「マルコシャツ」の開発もした。
・百貨店のバイヤーさんにフェアトレードを伝える機会もあった。
こんな図を作ったり
こんなかんじで分類したりもした。
でも見ていただいて分かる様に、
いまひとつ伝わらない。
はぁ…
考えれば考えるほどワケ分からなくなってゆく…
社長が何度もフィードバックを下さる。
(チラ見せ)
「清水さんは、自分が知ってる情報だけで、やろうとしてるよ。」
「自分の持ってるもので良いものが出来ないんやったら、情報を取りに行かな。」
「私に答えを聞くのは違う。私は、私の枠の中で、清水さんに仕事してほしくないねん。」
社長のお言葉が響く。
(やっぱり愛の人だ、ってよく分かる。)
(でも厳しぃぃ。。。)
金澤さんが、社長に、
「清水さんにどうなってほしいんですか?」
って聞いてくれたことがあるそう。
「一皮剥けてほしい。」
「そしたら、仕事が楽しくなると思うから。」
…ぅう(T_T)
…やっぱり愛の人なのだ。
社長からのフィードバック、
よく咀嚼して考える。
このウェブページで
何を伝えたいのか
どう伝えたいのか考える。
だけどいつまでも構成に迷っているわけにも行かない。
今年中にプロジェクト完了したい。
となると申請期限も迫ってくる。
普通に日中は
Love&senseの販売スタッフや学童保育の仕事があるので
毎朝毎晩、家にいる時間はすべてウェブページと格闘する。
「クラファン任せてもらえるねん!」
「ふんふーん♪」
と友達に喋っていたあの日が懐かしい。
今は友達と会うヒマもない。。。
疲労困憊の私に
岩店長もフィードバックを下さった。
もう頭がこんがらがってる私に代わって
再校正したものまで作って下さった…
有り難い、、、
でももういよいよ期限が間に合わない…
私じゃ無理だ、、、泣
うえ〜ん
分からんし
できひんし
もうあかん…
そんな10月の終わり
「清水さん!お疲れさま!
もう、ワケ分からんくなってると思います!
この先は私が引き取ろうと思うけど、
どうかな?」
金澤さーーーーーん(T_T)涙涙涙
ごめんなさい、、
金澤さんめちゃくちゃ忙しいのに、、
こんな中途半端なもの引き取ってもらって
提出期限3日後とかで、、
写真も図も何も出来てないし、、
ほんとすみません。。。
力不足で。。。
「はーい!
清水さんは本当にものすごーーーーく頑張ってることは分かってるし、すごく成長もしてると思う!
それだけは念の為!」
号
泣
(T_T)
◻︎
私ではまとめきれず
金澤さんが最終仕上げてくださったウェブページが、
現在「Love&sense店舗アップデートプロジェクト」として公開されている。
いまページを見ると、
Love&senseのやってきたことは
#「うつくしい未来」のために今までやってきたこと
●百貨店に店を出し、より多くの人に「フェアトレード」の価値を広げきたこと
●生産者と共に成長しながら、長く愛される「ものづくり」をしてきたこと
●私達の価値観をより多くの人へ伝えてきたこと
とスッキリ整理されて載っている。
「どんなお店になりたいか」も、
途中であがってきた
「森の中のオーベルジュ」という
大切なコンセプトとともに
「ちょっとこだわり」
①什器素材もサスティナブル
②お客様とより深くつながるお店へ
③定番商品を大切に、新鮮に
と分かりやすく載っている。
百貨店で店をしていることも
ものづくりに拘っていることも
「フェアトレードを広め、よりよい社会にしたい」という想いから「枝分かれ」した事象だということ
ただSNSで広めたいわけじゃなくて
お客様とより深くつながりたい、という気持ちを表現したかったんだということ
こうして書かれるとよく分かる。
◻︎
こうして
高津社長、金澤さん、岩店長
みんなが私の成長をじっと見守ってくれて
いよいよになったら最後に助けてくれて
なんとかプロジェクトのページが完成。
無事申請へと至った。
自分のふがいなさと
自分の頭で考えて
情報が足りなかったら取ってきて
上っ面じゃなくて何が目的なのか考えること
その大切さを知った。
こんな経験ができていること。
やっぱりLove&senseに来て、良かったんだな
━━━━◎プロジェクト概要◎━━━━
『新しいお店をあなたと創りたい!Love&sense店舗アップデートプロジェクト』
URL:https://camp-fire.jp/projects/view/287798
目標金額:88万8千8百8十8円
公開期間:2020年12月25日(金)23:59まで
資金使途:お店リニューアルに伴う 什器、諸経費
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