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2021年2月の記事一覧
―EASTLOOP物語 第1話―「すべての始まり」
この写真を見て
「あ! このブローチ見たことがある」
といってくれてる人がいたら、私 高津は飛び上がるほど嬉しいです。
東日本大震災が発生し被災地の人たちのために何かできないかと、東北支援プロジェクトEAST LOOPを株式会社福市の代表 高津玉枝が2011年に立ち上げました。おかげさまで代表作のハートのブローチは10万個以上作られ、お客様の手元に届けることができました。 このプロジェクトを
―EASTLOOP物語 第2話―「お願いのメール」
私の中では、このプロジェクトの目的とイメージはしっかりと立ち上がっていました。
フェアトレードと同様に、被災地の人たちに商品を作ってもらい、
それを責任をもって全量買い取り、チャリティーではなく「商品」として日本全国で販売すること。
今で言えば復興支援グッズなので、このnoteを読んでくださっている方には分かっていただけるとは思うのですが、当時はそのような商品も概念もほとんど存在しませんでした
―EASTLOOP物語 第3話―「現地で見たもの。だけど・・・・やっぱり」
飛行機で花巻空港に到着。その後、釜石線のローカル電車に乗って、遠野に向かいました。
遠野は岩手の内陸部にあります。陸前高田や大槌、釜石など被災した沿岸の地域と内陸を結ぶ七つの街道が交わる交通の要所です。
被災した沿岸地域は壊滅状態であったため、後方支援はこの遠野という場所に集約され、物資や支援する人や団体そして自衛隊も遠野を拠点としていました。
はじめて会う人へのプレゼンテーション。
何度も練
―EASTLOOP物語 第4話―私の背中を押したもの
大阪に戻り、私は淡々と準備を進めました。
全体の構想を固め
手芸のメーカーを訪ね、デザイナーさんと会い
PRするために協力してくれそうな人を探し、とにかく多くの人に話を聞いてもらいました。
今、EAST LOOPのことを振り返りこのnoteを書いているのですが
昔の資料を見ても、なぜこんなに思いを持って進めたのか不思議です。
そもそも、被災地で誰が作ってくれるのか
それすら決まっていないのに
―EASTLOOP物語 第5話―プロジェクトを進めるうえで大切にした3つのこと
自分の経験から確信していた実感
仕事によって得られること
(褒められること、役に立つこと、必要とされること)
が、絶対に被災した人たちにとってきっと必要になると信じ
先が見えなくても、プロジェクトを進めてきました。
フェアトレードの考えを取り入れて、それぞれの役割分担をイメージして
ビジネスモデルを組み立てました。
そして、プロジェクトを進めるうえで大切にしたいと思ったことが3つあります。
―EASTLOOP物語 第7話―「かわいい!!!!」
何とか現地の生産体制の目途が立ちましたが、肝心の商品が決まっていませんでした。
復興には相当の時間がかかることは現地の状況をみていて明らかで
その為には、より長く売れる商品の開発が必要でした。
ぼんやりとしたイメージは
誰もが復興支援に協力しているよというシンボリックな「赤い羽根」のようなブローチとか?
以前から気になっていた方がいました。NHKの「すてきにハンドメイド」でも活躍されている