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好きな子を落とすには、好きな子を口説いてはいけない。他の女性と遊ぼう。

恋愛において、特定の1人の女性(好きな子)に絞ってアプローチすることは、あまり有効ではなく、悪手になってしまうケースが多いので、これについて説明したいと思います。

会社や学校のクラス、サークルなど、複数の異性と接する環境において、自分が一番タイプだと思う女性と良い関係になれたり、落としたいと思うのは当然の欲求であり、当たり前のことです。しかし、実際にその特定の女性と付き合いたいと思って、その女性に対してアプローチしていくのは、良い結果にならないことが多い。

結論から言うと、目的の特定の女性を落としたい場合は、その女性ではなく、周囲にいる他の女性と仲良くしたり、付き合ったりしていくアプローチが一番近道になります。つまり、最初から目的の女性を狙いに行くのではなく、周囲の女性をくどいて、いろいろ遊んだり付き合ったりする。すると、目的の女性も付き合う必要がなくなってしまうかもしれません。そういう状況になって初めて、目的の女性が手中に入れることができるようになります。

なぜそうなるかというと、女性は基本的に「猿山のボス猿」が好きであるという、人類に限らず、オスとメスで繁殖する生物に共通する、メスの本能的な部分があるからです。これは「非モテコミット」をしてはいけないという話にも通じます。

あなたが特定の女性に好意を寄せている場合、その相手は、おそらくあなたが参加しているコミュニティの中で、下位に位置する人ではなく、クラスの中でトップ数人に入る人や、会社の中で一番可愛い女の子と言われるような、高嶺の花的な立場にある人だと思います。

相手からすれば、あなた以外の複数の人間から好意を寄せられることは当たり前で、あなたに絞り込んで選ぶ必要もなく、あなたに選ばれる筋合いはないのです。

では、その高嶺の花に該当する立場にある人がどういう人物と付き合うかを考えてみましょう。女性側のトップは、男性側のトップと付き合うのが一般的です。女性の好みも少しは影響するかもしれませんが、どちらかというと、そのコミュニティの中でどういう立場にいるかというポジションが重要で、トップ同士が付き合うと考えた方が正解に近いし、そうなる確率が高く、社会的にもコミュニティ的にも合理的な結論となります。

上下関係の立場をわかりやすくするために、便宜的に数値で表すとします。男性や女性の恋愛対象としての魅力度の合計値を10点満点で評価すると、普通のモブキャラは5点前後、非モテクラスタや陰キャグループは2〜3点となるでしょう。高嶺の花に該当するような女性と付き合える男性は、8〜10点程度の高得点である必要があります。

したがって、特定の女性を落としたいのであれば、その女性に向けて恋愛的なアプローチを仕掛けるのではなく、コミュニティの中であなたの点数や立場を向上させる方向で戦うことが重要です。個人にアプローチするのではなく、コミュニティの中で自分の立場を向上させることが、目的の女性を落とす王道のルートとなります。

RPGのゲームに例えると、ボスを倒したいのであれば、ボスに戦いを挑むのではなく、身近にいる倒せそうな敵を倒してレベル上げをしたり、装備を整えたりする方がボスを倒すのに有効です。気づいたら自分のレベルがボスを倒せるレベルまで上がっていたり、ボスよりもレベルが上になっていて、簡単にボスを倒せるようになっているのと同じです。

レベル上げの具体的な指標として効いてくるのが、コミュニティの中で他の女性とどれだけ仲良くしているかという点です。複数の女性と遊べるような立場になっていくと、最終目標の特定の女性から見て、あなたは非常にレベルの高い人間に映るようになります。そうなれば、あなたが口説くというよりは、「私も仲間に入れてくれ」「付き合ってあげてもいいよ」と向こうから近寄ってくるような状況になる。これが理想です。

猿山のボス猿に例えると、かわいい女性を落としたければ、その女性にアプローチするのではなく、コミュニティに対して「俺がボスだ」というシグナルを送ることが重要です。自分がボス猿であることを証明し、わかりやすく見せつけるのが最も効果的です。

会社と従業員の例でも同様のことが言えます。実績も魅力もない企業には、優秀な人材は入りたがりません。最初は雇える人を雇って結果を出しながら、周囲の優秀な人材を巻き込んでいくことで、従業員にとって魅力的な企業になっていくのです。そうなると、本来狙っていた優秀な人材の耳にも情報が入り、「あんな優秀な人たちが集まっている企業に私も参加したい」と思うようになります。

この方法は一見遠回りに見えるかもしれませんし、時間もかかるでしょう。しかし、このルートが最も合理的で成功率の高いアプローチだと言えます。

ただし、このやり方にはデメリットが1つあります。あなたがボス猿になり、本来の目的である魅力的な女性をゲットできる状況や立場になった時、その女性はもはや高嶺の花ではなくなっているかもしれないのです。自分のレベルが上がったことで、もともと欲していた女性にそこまで魅力を感じなくなる可能性が高いのです。

その代わりに、より大きな猿山が見えてきて、また1段階上の高嶺の花が見つかり、その女性を落とすために、さらに大きい猿山でボス猿の座を目指す新たなゲームが始まります。

まとめると、次のようになります。

  1. 好きな女性を口説き落とすには、好きな女性を直接口説いてはいけない。

  2. コミュニティの中でボス猿になることを目指す。

  3. そうすると、気づいたら好きな女性が手に入る状況になっている。

  4. しかし、好きな女性が手に入る立場になったら、その女性はもはや好きな女性ではなくなっている可能性が大きい。

つまり、好きな女性はなかなか手に入らず、自分のレベルを上げて自分より下位の女性と仲良くしていくことを繰り返すのです。

この流れを繰り返しているのが、いわゆるモテる男性です。モテる男性は、高嶺の花に対して手に入らずに焦ったりする様子が見えないので、周りから見ると、いつも女性と一緒にて余裕があるように映ります。それが「モテる」という評価につながるのです。

モテたい人は、戦い方を間違えないようにがんばりましょう。

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