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「Community-Based Learning」の授業の組み立て方とその背景/第6回コミュニティファブリック

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こんにちは!泉北のまちと暮らしを考える財団の宝楽です。

「コミュニティ・ファブリック」は、
わたしたち財団の活動報告型まちづくりに携わるあなたのためのマガジンです。
Note.と月額クレジットカード決済をご利用の方に向けて配信しています

地域住民と共に地域を盛り上げたい方に、
広場・団地・居場所・自治会に関する豊富な経験と知識を提供します。
あなたの地域での活動をサポートし、新しい拠点での挑戦を後押しします。

1回目〜4回目までは
コミュニティの温め方のポイントを4回に渡って紹介してきました。

第5回目からは2024年に大学の授業で実施した
「コミュニティベースドラーニング入門」で
学生がはじめて「まちづくり」に向き合う際に伝えていることを
紹介していこうと思います。

●今回のテーマは「コミュニティ中心のデザイン」です!
海外では、Community centered Design Approachなんていう風に、地域社会のデザインや政策の策定において使用されています。
大学の授業でも最近は、PBL(Project Based Learning)は、日本語では「問題解決型学習」「課題解決型学習」などと訳される学習法が取り入れられています。
それを私は、Community Based Learningという形で、地域を真ん中に据えた方法を形にできないかなとかれこれ3年ほど取り組んでいます

Community-Based Learning (CBL) は、アメリカの多くの大学で広く取り入れられている学習法のようです。
恥ずかしい話、最初、調べずに、自分がまちづくの現場で学んだこと、先輩方から教えられたこととファシリテーションのスキルを組み合わせて設計しました。

●今日は組み立て方を深堀りします


□具体的な授業の流れ

全部で15コマあるのですが、
座学に加え、授業期間中のフィールドワーク(3回)は土曜日に実施するので、実質10回の講義で設計しています。

学ぶ授業は下記の流れです

  • まちづくのプロセスについて

  • 地域課題の把握は統計から!統計データを調べてみる

  • 対話の技術ファシリテーションを試してみる

  • フィールドワーク1にむけた事前・事後地域情報の調査を通じて、仮説と検証を自身で行う

  • 先進地域と残念な地域の違いを、地域の理想像から考える

  • フィールドワーク2にむけた仮説と検証を自身で行う

  • 地域が事業にチャレンジする事業の基盤を整えるために何が必要か整理する

  • フィールドワーク3にむけた仮説と検証を自身で行う

  • フィールドワークを通じて得られた問題構造の整理と、調査データの整理を行う

  • 泉北ニュータウンの地域特性の整理をインターネットだけでなく、文献やヒアリングを通じて整理する

  • 半径500メートルにあるコミュニティ・ビジネスの可能性を具体的なプレゼンテーション内容として仕組みや取り組み案を準備して、整理する

です。

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