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コミュニティ経済とニュータウンの新しいコモンズを再形成する2025年へ
2024年も残すところあと2日(30日投稿が間に合った(ホッと))
勝手にアドベントカレンダー(カウントダウンカレンダー)をやっています。
12月寄付月間なのにSNSもできていない、、、ならば考えていることを問いかけて、note発信します。
お付き合いください。
2024年 #寝ても覚めてもニュータウン が示すべきビジョン。
それが、ニュータウン文化人類学です。
12月はニュータウン文化人類学とかいい出した背景的な話題をひたすら言語化しています
2024年は公益財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団という市コミュニティ財団として、3つのコミュニティ経済を支える担い手の事業を応援し
NPO法人SEINでは南大阪のさまざまな活動を応援してきたました。
これまで自分自身が関わってきたまちづくりへの思いを言葉にして整理しています。
■コミュニティ経済の可能性
まちづくりを考える上で、どうしても資本主義経済の指標として、たとえばGDPや利益率といった尺度から考えた時、太刀打ちできないイメージがうまえれます。
もちろん、それらがまったく不要というわけではありません。しかし、地域の持続可能性や住民の幸福感を測るには、別の視点も必要ではないでしょうか。
そこで注目したいのが、コミュニティ経済という視点です。
これは、単にお金の動きだけでなく、住民同士がどれだけ支え合い、役割を見つけ、互いの暮らしを彩っているかを評価する経済圏を指します。具体的には次のような指標が重要になります。
僕がコミュニティ経済と位置づけるには、下記が重要だと考えるからです。
社会関係性資本
人と人とのつながりの強さや信頼関係をどれだけ育めているか。
役割(出番)・居場所
一人ひとりが「自分の得意なことを活かせるポジション」を見つけられるかどうか。誰でも気軽に立ち寄れるサードプレイスや、井戸端会議のような対話の場があるか。地域内取引
地域でモノやサービスを回し合い、必要以上に外部へお金を流出させず、地域内で小さな経済を循環させているか。
こうした指標を育むことで、“コミュニティが豊かになる”ことを目指すのがコミュニティ経済の特徴です。
■半径500mの情報をあえて大切にする
現代は情報があふれる時代で、SNSを使えば世界中の人とつながることができます。でもだからこそ、半径500m圏内に目を向けることの意義が高まっていると感じます。
たとえば、私が自治会長を務める団地では、「掲示板」にどんな情報を貼るかにこだわりながら、LINE公式アカウントも活用し、オンラインでも“お知らせ”を届けるようにしています。狙いはただひとつ、近所に顔見知りがいることって楽しいよね、と思ってもらうきっかけを作ることです。
インターネット通販が発達し、外に出なくても買い物が済む時代になりました。一方で、少し遠回りしてでも地域のオリジナルな仕組みを利用し、近くにいる人同士で声をかけ合う“あたたかいコミュニティ”をつくるほうが面白い──そんな提案を続けていきたいと思っています。
■“新しいコモンズ”をどう再形成するか
ニュータウンはもともと行政やデベロッパーが計画的につくった街です。しかし、今後はそこに住む人々が、自分たちの手でスペースや仕組みを“再編集”していくことが必要ではないでしょうか。使われなくなった集会所をリノベーションしてシェアキッチンにしたり、自治会のコミュニケーション手段を工夫して回覧板からオンラインまで合わせ技で活用したり──こうした一つひとつの取り組みが、新しいコモンズをかたちづくるヒントになると考えています。
さらに、そのコモンズを通じて“コミュニティ経済”が育っていけば、住民が自分の暮らす地域を「ただの寝床」ではなく、「わくわくと心地よさのある場所」に変えていけるかもしれません。地域に愛着が生まれ、多世代の人々が「自分も関わってみよう」と思える流れが生まれるのでは?と思っています。
「まちづくりってよくわからない」という声は、ある意味で当然だと思います。ですが、こうした“よくわからない”ものこそ、面白い可能性を秘めています。コミュニティ経済を回すことで、住民同士が主体的にかかわり合い、役割を見つけ、さらには新しいコモンズを再形成する。
そんなニュータウンの未来を、いま一度みんなで考え直してみるのはいかがでしょうか。年末のあわただしい時期ですが、もし少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。「#寝ても覚めてもニュータウン」の合言葉を添えながら、また次回もこのテーマを深めていきたいと思います。
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目次
関係人口や交流人口を増やすには
資本主義経済 vs. コミュニティ経済の指標
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