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カンボジアに戻った美術品のその後

以前、『略奪された美術品、カンボジアに戻る』というnoteを書きました。こちらです。

そしてNew York Timesにそのニュースの続報が出ていました。こちらです。ギフト記事設定にしているので、全文見えると思うのですが…

少しだけ仏像の写真が出ています。どれも表情が素晴らしく、カンボジアの美術センスと技術の底力を見たような気がします。

これらの返還された美術品はあまりにも多いため(しかし全部はまだ戻っていない)、展示場所にぎゅうぎゅう詰めになっているとのこと。

また、カンボジアでは仏像に先祖や神の魂が宿ると考えられており、それに触れることも重要なため、今まで西洋の美術館で展示されていたようなガラスケースに入れた展示法は合わないとのこと。

なので、現在展示場所も足りず、展示方法も今までは異なるため(湿度や温度も違う)、いかに保存していくか、ということが課題のようです。

私がいつも思うのは、今までこのような仏像をカンボジアに返還することなく長年儲けていた西洋の美術館は、カンボジアに何らかの支援を申し出てしかるべきではないか?ということです。

今までカンボジアの美術品を目玉にしてお客を呼んでいたわけで、それらの美術品をカンボジアに返還した今、世界トップの西洋の美術館は、保存方法なりなんなりのノウハウや資金をカンボジアに提供してあげてもよいのではないか…

そう思ってしまうのですよねー…

それにしてもこの仏像の見事さ!ぜひカンボジアで見てみたいなあと思います。



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