発達障害の子どもでも必要なこと【世界標準の自己肯定感の育て方】船津徹著
こんにちは。ちえです。
詳しいプロフィールはこちらです。
今回は、世界標準の自己肯定感の育て方です。
・少子化の背景
日本の賃金自体が下がり続けているのに、
教育費や育児に
必要なコストは上がり続けているのも
一因とは思います。
しかし著者はそれ以上に
「子育てに対する不安」が大きいことを
指摘していました。
働いていようがいまいが、
特に母親側がワンオペ育児をする覚悟がないと
「だったら、なぜ産んだ?」と
糾弾されそうで
そんな悩みすら言えなくなってるように感じます。
今の20歳前後の人たちがこんな様子を見たら、
「子育てしたい」とは思えないと
心配してるくらいです。
私がもしも今20歳だったら、
「結婚も子どももいらない。面倒くさい」と
即答してそうです。
私の親世代は
「産めばなんとかなるのよ」と
平気で言ってきますが、
そういう時代じゃなくなったと感じます。
・教育は成功、子育ては失敗
例として、中国人のある家庭について
取り上げてました。
息子さんはコロンビア大学に入学しました。
しかし、両親とは会話を拒否。
卒業式にすら来ないでくれと言われたそうです。
確かに名門の大学に入れたけど、
親子関係の構築は失敗したと
いう印象を持ちました。
・年齢につれて下がる
日本人の自己肯定感の話です。
背景には日本の文化があり、
「謙遜文化」「集団主義」があるそうです。
「人に迷惑をかけないように」と
子どもの頃から聞かされてきました。
驚いたのは、日本人特有の考えだったことです。
・自分は下げても身内は下げない
自分の親が、
「大したことないです」と他の人に言ってて
傷ついたと言う話を
周りの人から聞きます😓
そりゃ、嫌ですよね。
対策としては、
「トンビがタカを生んだのよ」とか、
「私に似なくて良かった」とか、
自分は下げて、身内は上げるのが
いいそうです。
「私、運動神経良くないけど、
2人ともいいの。私に似なくてよかった😂」と
言いそうです。
・自己主張と自我主張を見極める
自己主張…自分の意志、気持ちを表現
自我主張…周囲への気遣いがない。
周りの人への気遣いについては、
今の課題です😓
長男が行ってる保育所の先生からは、
「少しずつお友達とおもちゃの
やりとりできるようになった」と
聞いてますが、難しさを感じてます。
・成功体験を積み重ねる
特に長男のような特性の人間には必須と
医師から言われました。
できないことが多くて、
怒られることが増えるからだそうです。
ASDの診断を聞いたときに、
医師から言われました。
「お母さん、ささいなことでも、
褒めてあげてください」と。
これも課題だなぁと感じてます。
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発達障害の有無に関係なく、
「そうだよね」と納得できる内容でした。
著者は、
子どもたちに英語を教えてますが、
英語教育以前に、これがクリアできないと、
先に進めないなぁと感じました。