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洋服のお直しをしながら思い出した1冊【毎日を楽しめる人の考え方】樺沢紫苑著
息子たちの破れたズボン、
長男の穴があいたTシャツ、
ドットボタンがとれた私のカーディガン。
「新しいの買えば?」と突っ込まれそうですが、
勿体ないと感じました。
そこで私はお直しすることにしました。
※Tシャツは小さい穴だったので、手縫いするだけで終わりました。
・手慣れたズボンのお直し
息子2人とも、活発なのでよくズボンが破れます。
デニムなど厚手の素材を除けば、
2人ともズボン1本あたり、最低1ヶ所は直してます。
サイズアウトしていたら
思い切って処分できますが、
まだ着られるサイズだともったいなく感じます。
今日思い切って穴が開いたところを塞ぎました。
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兄弟それぞれ、穴が開く場所が違います。
長男はお尻、次男は膝です。
ミシンで縫う時、
お尻の周辺よりも膝の方が縫う方が難しいです。
なぜなら、布を寄せながら、
他の布を縫わないように
注意しながら縫う必要があるからです。
「どうしたらスムーズに縫えるか」
以前は、穴を塞ぐところにまち針でとめてました。
しかし、縫っているうちにズレてきました。
試行錯誤した結果、ミシンで縫う前に
しつけ糸で縫う方法に至りました。
これで穴を塞ぐ布がズレなくなり、
スムーズに縫えるようになりました。
・自分で直すと決めたカーディガン
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去年の秋頃買いました。
使いやすそうだったので
色違いで黒とモスグリーンを持ってます。
使い勝手がいいので、最低週1回は着てます。
ある日ボタンが取れていることに気づきました。
縫い付けるタイプのではなく、
金属製のドットボタンです。
「えー、取れちゃったの?これどうするの?」と
絶望的な気分になりました。
※購入した通販サイトには、状況を報告済み。
はじめは、お直し屋さんに持ち込むことを検討。
電話で問い合わせたら、
ドットボタンは自分で用意する必要があること、
工賃が思ったより高いことが判明しました。
スマホで調べたら、自分で付け替えることができることがわかりました。
同じデザインのカーディガンなので、
今後も同じ現象が起こることが予想されます。
その度にお直し屋に持っていったら高くつくので
自分で直すことにしました。
直した後がこちらです。
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最初は1ヶ所だけ取れていましたが
お直しを作業をする時にもう1ヶ所取れたので、
まとめて直すことにしました。
ドットボタンが取れる原因を調べたら、
布に開いた布が広がって
緩むことで起こるとありました。
もう一度つけたければ、
布を補強する必要があるとのことです。
同じ生地があればよかったですが、
持っていなかったので
自宅にあったお直し用の布を使いました。
オレンジの生地に対して、
ベージュ地の星柄は目立ちます。
そうは言っても柄が気に入っているので、
「おしゃれな裏地を使っている」ということにしました。
今回、自力でドットボタンをつけるために、
ラジオペンチ、ニッパー、トンカチを買いました。
・まさに能動的娯楽
今日の午前中、ひたすらお直しをしていました。
時計を見たらなんと2時間が経っていました。
自分でも「こんなに集中していたのか」と驚きました。
この出来事から、チクセントミハイが提唱した
「受動的娯楽」と「能動的娯楽」を思い出しました。
受動的娯楽は、テレビ、スマホ、ゲームのようなもの。
能動的娯楽は、読書、ボードゲーム(将棋、チェス)、楽器の演奏、ダンス、スポーツといったものです。
受動的娯楽は集中力やスキルを必要とせず、ただ、淡々と行える「浪費型の娯楽」です。
一方、能動的な娯楽はある程度の集中力が必要で、スキル向上を要します。目標を設定する必要がある、といった特徴があります。
本書では紹介されていませんでしたが、
手芸も能動的娯楽に分類できると思われます。
ある程度の集中力もスキル向上も必要です。
ミシンで縫い物をするのは言うまでもなく、
小学校で習うレベルの手縫いでも
スキル向上を要します。
自分にとってはミシンで
息子たちのズボンのお直しをするのは日常です。
しかし、他のママさんと話をすると
「そもそも直し方が分からない」と言われました。
ある程度スキルが要求されると実感しました。
知らないうちに
能動的娯楽に取り組んでいたと実感しました。
・感想
後日談ですが、購入した通販サイトに、
ドットボタンを直したことを報告したら
驚かれました。
「お直ししても使用が難しければ、返金対応します」とのことでした(既に在庫切れで交換不可)
気に入っているカーディガンなので、
今のところ返品する予定はありません。
この通販サイトさんの対応を見て、
洋服を直すという発想は
あまり一般的ではないと実感しました。
今後も、手芸を続けて、スキルを上げたいです。
以上、ちえでした。
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