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規制だけでは意味がない

「これは、キリがないだろうなぁ」

このニュースを見て感じました。

このニュースを見て、「市販薬の販売規制をすればいい」という発想になりがち。
しかし、それだけでは解決しないと私は考えます。


・今も販売規制あるけど

現時点で、市販薬を買う時「1人1個まで」と
制限があります。

ドラッグストア勤務の方によると、
「マイナカードなどで購入歴を見れるわけではないので、違う店舗に行ったらどうしようもない」とのことでした。

大量に買いたがる人はいるようで、一悶着があるとのことです。 
酷い時は警察を呼ふことも。

販売規制するにしても、
現場任せでは限界があると感じました。

・頼っていなきゃやってられない

有料記事になりますが、
こちらを読んで、気づきになりました。

この女性の場合、
「生き続けるために始めた」とありました。
それを聞いて、矛盾を感じました。
「過剰摂取=自殺行為」という印象が強いからです。

この女性は、父親と折り合いが悪かったようです。
女性の話に一切耳を傾けず、命令するだけ。
高校卒業後の進路にも口を出してきました。

「嫌なことを忘れたい」
これがきっかけで始めました。

アルコールや薬物依存と変わらないと感じました。
あ、市販薬も薬ですね。

・何も市販薬だけではない

記事の女性のように、依存先が拒食症に変わったケースもあります。

それを考えると、「市販薬の過剰摂取の対策をしても別の依存先に変わるだけ」と思わずにいられません。

今、市販薬の過剰摂取をやってる人が
販売規制をしたからと言って
やめるわけではないでしょう。

もっと闇のルートで入手するか、
別の薬物などにいくのが目に見えてます。

・なぜ過剰摂取を行うのか

この記事の女性の話を見ると、「現実から逃げたい」という気持ちをひしひしと感じました。

元々やりたいことはあるのに、自分の思うように行かないと威嚇する父親。
成績不振だと「学費が無駄だからやめるか」と脅しています。

だからと言って、母親が味方になってくれるわけではありません。
「どうせ誰もわかってくれない。わかってくれとも思わない」と諦めているように見えました。

「こんな人、珍しくない」と思いました。

・まとめ

そもそもなぜ彼らは市販薬の過剰摂取をするのか。
そう考えたら、販売規制だけでは不十分と感じました。

記事を読んでいて、
「この人たち、精神科への紹介が必要ではないか」
そう感じました。

実際、別の新聞記事には、救急医と精神科医のインタビューがありました。
過剰摂取で運ばれる人も少なくないとのことでした。
※有料記事です。

「全例、精神科につなぐ」を心がけている。
インタビュー中の救急医が話しています。

そもそも救急車で搬送される前に、
治療に繋げられないかと考えさせられました。

救急医も「強制力がないので難しい」のこと。
市販薬の販売者が促すのは更に難しいと感じました。
せめて相談先を紹介できる仕組みは作れないものか。

そんなことを考えました。

以上、ちえでした。
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