Poetry for NEKO’sArts-No.12

裂けたキャンバスを繕う手を止め
傷つき 項垂れ 退色した有機体を
じっと見つめる
あれも繕うべきなのか…
刹那 頭を過る
手に取ろうと腕を伸ばすが思い留まる
またキャンバスに糸を通す
縫い終われば きっと赤い風船が飛ぶ

注)こちらの画像はNEKOさんのtwitterアカウントより、ご本人の了解をいただいた上で転載しております。


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