当たり前の日常が例え壊れても愛だけは残るのだ。

当たり前の日常が壊れても愛はだけは残るのだ。

滅多に体調など崩さないボンが
昨日からずっとベッドの住人になっている。

ここ数年・・・いや、出逢ってから
一度だって、

風邪すら引かないボン。

「俺、強いから寝たら治る。」

多少具合が悪いと感じても、
しっかり寝れば半日ぐらいで復活するボン。

ボン、歳下の彼のこと。

健康な肉体はご両親に感謝だね。

そんなボンが
昨日から寝込んでいる。

〜人は弱ると感謝を述べるのか？

「3ヶ月に一回くらいさ、ゆりえ、オイルマッサージしてくれるでしょ？
あれ、ほんとに嬉しいなって思ってる・・・」

普段、催促しないと“ありがとう“すら言わないのにさ。

それに、3ヶ月に一回って・・・

・・・かわいいな。

なんか笑けてきた。

「何よ〜、どしたん？」
私、笑った。

「ほんとだよな。俺、ヤバいんかなぁ。」
ボンも笑った。

当たり前が
当たり前じゃなくなる瞬間はある。

それは、突然、
前触れもなくやって来るのかもしれない。

そして、大切な大切なものを
呆気なく奪っていくのかもしれない。

この世の中は
何があっても不思議じゃないよな。

自分の明日すら
自分のものじゃない気がする時もあるよ。

何か抗えない大きなものに巻き込まれているような。

自分たちではどうすることもできないくらい
とてつもなく大きくて、

そのうねりに身を任せるしかないって現実が、
そこここに落っこちてるみたいで、

知らずに、ふっと踏んじゃったら・・・

そんな世の中で
私たちは生きているのだなと。

そう、当たり前の今日は、
明日は来ない今日かもしれない。

だから、今ある毎日を
愛おしく抱きしめたいな。

そんな風に思うのです。

ボン、早く元気になってね。

そして、今日に感謝です。

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