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「つるむと碌(ろく)なことないのよ、女って。」

〜つるまないのよ、あたし。


子どもの頃からね。


女って生き物は


つるむと必ずイヂワルになるのよ。

観察しててそう思う。


単体ではね、


良い人なのよ。

なのに、3人とか4人とか


グループやら、コミュニティやらになったとたん、

ほら、イヂワルな人が出てくる出てくる。

そのイヂワル火種を作る本人は

実はわかってるのよ、

自分がちょっとイヂワルしてるって。


だって、忌々しい気持ちになってるのだからね。


嫉妬だったりね。


そしてそっと

イヂワルを置いてくるわけよ。


さも、自分は悪くないよな顔してね。

世間的には善人が多いわね。

善人として生きなきゃならない鬱憤(うっぷん)を

はらすための裏の顔を持ってるのよ。

だから誰も気がつかないのよ、

イヂワルの火種を置いてったってね。


それで、また違う誰かが

置いていったイヂワルの火に油を注ぐのよ。

全く考えナシよね。


あっとゆー間に

ちょっとした火事よ。

例えボヤでも


嫌よ、あたし。


うちわネタみたいなのも嫌いよ。

一見さんお断りネタね。

女って、


やっぱりちょっとイヂワルだから、


一人だけ分からないネタなんかで


わざと盛り上がってみたりしちゃうのよ。

しれーっとね。


「あれ?知ってると思ってたー」なんてな。


知るわけないのにな。


わかってやってる。

タチが悪いのは


そのトリマキたちね。


誰かの気持ちなんてお構いなしよ。

それで、わーわー盛り上がるのよ。

へーきでね。

ほんと、イヂワルね。


そんな時は


その場からそっと離れますわ。


テキトーな理由をつけて。

子どもから大人まで


女ってつるむと碌(ろく)なことない。


それが結論ですわね。


逃げるが勝ちですわ。


あたしは、あたしの健やかさのために、


出来るだけ居心地のよい場所に生息したいのよ。

無駄な仲間意識や、

見せかけの優しさほど不毛なものはないと思います。

仲間とかさ、

友達とかって本当に呼べる人は、


どんなことがあっても

私が不快に思うことはしないものよねぇ。

不快に思うってことは、


仲間でも友達でもないのよね、結局。

だから逃げるわよー!


逃げるが勝ちよ、奥さま!


逃げて、うちへいらっしゃいな!

あ、うちはイヂワルとかそゆのないから。

だって、めんどくさいやんか。






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