義親との戦い
鬱病、適応障害と診断されてからの
義親との戦いが凄かった
義父は「早くいなくなれ、邪魔や」
義母は相変わらず「使えない嫁いらん嫁」
旦那の弟が結婚すると新しいお嫁さんが来る
あからさまに態度が違う義親
義弟の嫁には甘い
笑顔で対応する
あたしには無表情
義父に至ってはあたしをいないものとする
ある年のお正月少し遅れてご実家を訪問した
あたしと子供2人
「遅れてすみません
あけましておめでとうございます」
と声をかけながらご実家にあがると
義父がこっちを見ず
「三馬鹿が来よったわ、来んでええもんを」
と言い放つ
それに対して義母が
「はぁ…来てもうたんなら料理出さなあかんわなぁ…」
と嫌そうに言う
肩身が狭いあたしと子供2人
旦那はお酒が入り爆睡
助けにもならん
そんな正月が何回か過ぎた頃
息子は中学3年生になった
受験で大変な時に
義母は「この子は跡継ぎやからな良い大学にいかなあかんでわかってるわね?」と言ってきた
今時良い大学出てもフリーターの人もいる
息子がやりたいと思った道に進ませたい…
息子は小さい頃からものを作るのが好きだ
保育園の夢に大工さんと書いていた
進路に悩んでいた息子にその夢を書いた冊子を見せ
聞いてみた
「まだやりたいと思う?」
息子はしばらく考える
「やってみようかな…できるか分からないけど小さい時の俺は大工さんになりたかったなら職業で言ったらなんやろ?」
あたしは宮大工?大工さんに修行?
と考えたけど多分設計を
やりたいのではないかと思い息子に聞く
「建築士って分かる?
家の図面を作る仕事する人」
息子の顔が明るくなった
「それやかーちゃん!!」
学校の先生にも話をして進路を決めていく
でもそこには壁があった
「跡継ぎ」
義母に話をしに行く
一世一代の大勝負だ
初めて義母に反抗する
心臓がバクバクする
息苦しい
でもやらなきゃ息子の人生がかかってる
「息子がやりたい仕事を5年間はやらせてあげて欲しい
」
「大学か専門を卒業してから社会に出て学ばせたい」
「会社のためにもなるはずだ」
説得に説得を重ねて
承諾を得る…
息子が高校を卒業する時も説得に説得を重ねて
承諾を得る…
我が子の為ならあたしは強くなる