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とりとめないことをつらつらと

物理的な面でも精神的な面でも
お互いの存在が日常の中に存在するか日常の外に存在するかで作られていく関係性は全く変わるんだなって

会う頻度(物理的)
心の繋がり(精神的)
そのどちらかだけで量ることは出来ないように思うし

好きだから日常の中に存在して
ハマってないから日常の外にあるとかって
そんな単純なことでもないような気はするけれど

その理由はさておき

日常の外にある、言わば非日常として存在するならば
過ごすその時間も非日常になるわけで
出来うる限りで気持ちのいい時間を過ごしたいと思うのが当然で、そのためにスケジュールを調整し、体調を調整し、日常に起こるあらゆる出来事は自分で処理をし、ネガティブな情報や気持ちを日常に置いて非日常に挑むわけだから、結果的に心地いい癒しの時間が生まれるのは当然で(少なくとも私はそれくらいの努力をしている)

反対に、日常とは日々の生活そのもので
精神的にも物理的にもコンディションの波は当然あるわけで、いつも心地いい癒しだけの時間が生まれるわけではなくて
泥臭さもつきまとうことになるのも当然で

全員が全員ではもちろんないけれど
結婚していて、特に離婚する気がない人や離婚する状況にない人の婚外は、この"非日常"を求めている人が圧倒的に多いよね
だって、良くも悪くも"日常"は帰ればあるのだから

自然に落ちてしまった恋ではなく、家庭の外に刺激とか或いは束の間の癒しを求めた結果の婚外なら、なおさらだよね

そして、そのスタンスとしての非日常を
許容し受け入れるってことは
その非日常の心地よい上澄みを作り出すために
私もそれ以外の泥臭い"日常"の全てを一人で引き受けているってことでもある
まぁそれ自体は私が納得して受け入れてきたことだから、そういうことに関してお相手を責めることはこれまでも一度もなかったわけだけれど

ただ
最近気づいたんだよね
やっぱり上澄みは上澄みでしかないの
どれだけ体を重ねようが、会った時に深い話をしようが
深い快楽を得ようが、あられもない姿を見せようが
上澄みは上澄みで
その上澄みは美味しくてきれいだけど
上澄みにはグラデーションがない
沈殿したものを見せずに上澄みだけで接する関係は
「おいしいとこ取り」ってことになるけど
沈殿したものは全て私が引き受けている

そして反対に
日常こそグラデーションだと思う
沈殿したものの中に濃淡深い浅い様々なグラデーションがある

日常は常に点ではなく線で
その道には常にいろんなものが混じり合っていて
いいことばかりではないけれど、ふとした瞬間に光を見出だすことが出来るのも日常

例えば、楽しみにしてた旅行が悪天候だったりして、万全を期した非日常にも自らの力ではどうしようもないものがある一方で、
なにげない日常の中で、なかなかしんどい日々に雲ひとつない晴天に突然心が救われることがあったり…日常のグラデーションってそんな感覚。

どちらがいいか悪いかでは全くないけれど
非日常的な関係では
私も相手のグラデーションを知らないし、相手も私のグラデーションを知らない

この数年、たまたまご縁があった男性のほとんどが既婚者で
その全てが関係性を追及しない名もなき関係で

でも入り口もシチュエーションもルートも全く違うのに、なぜか必ず行き当たる行き止まりみたいな感覚と閉塞感があって
それが何なのかずっと考えていたけれど
なんとなくその正体が分かった気がして腑に落ちる


どうしても既婚者との関係性は、気持ちの面以上に
相手の状況やスタンスによるところが多い気がするし
結局スタンスありきの関係には、物理的に入り込めない領域が多いのと共に、感情的にも入り込めない部分があるのは
お互いにお互いのグラデーション(日常)を知らないからなんだと思う

非日常のひとときに、瞬間の光を感じたり、癒しを感じることはあったとしても
なかなか何かを深く感じたり知ることは難しい
奥深く感じたり知ったりっていうのは、結局小さな日常の積み重ねの先にあるものだと思う


敢えてこの界隈で使われがちな言葉を使うなら
日常こそ"沼"なんだろなと
そしてその沈殿した沼にグラデーションがある

日常には、いいことも悪いこともたくさん起きて
元気な時も元気じゃないこともたくさんあって
喜怒哀楽の全てが毎日めまぐるしく起こる

だから日常の中にお互いが存在すると(存在することを赦してしまうと)、沼の入り口だとか、沼る、ってなるのはすごく納得だし、沼るから余計に深みにはまっていくし、でも深みにはまるからたどり着く精神的な繋がりみたいなものも、それがほんのひとときだとしてもあるのは事実で、だから「沼りたくない」「沼られたら困る」って距離を保つのも納得で
多くの既婚者が、日常ではないもの(沼ではないもの)を婚外の関係性に求めるのも納得。


こんなにダラダラ書いておいて
だからなんだったってのはまた別の話で
それはまた私の心の中でゆっくりあっためておくとして
とりあえずちょっと自分の中の靄が晴れたから書き記しておきたかっただけ

ふふふ、この唐突に終わる感じ
一生物書きにはなれないな(笑)
物書きには一生ならないからまぁいいか

出会いはいつもいろんな気付きをくれる
しかし語ることのほとんどが既婚者とのetcってね
偏りすぎてて…笑
今後の人生で、お互い未婚で関係が始まったら
どうしたらいいかもう分からなくて逆に戸惑うかもなぁ。遠慮したり我慢しない関係って、もう想像すらつかない