暗闇のトンネルを抜けて‥
大きく体調を崩して
眠れない
食べられない
ギリギリやっとで仕事に行っていたことがある
ちょっとおかしいと思って
内科で睡眠導入剤的なものを出してもらい様子見
眠れないときは薬を飲んでも
朝明るくなる頃まで眠れず
1、2時間寝て出勤していた
そんな日が続いて
とうとう行けなくなり
精神科で鬱病と診断され、休職届も書いてもらった
休職届を書いてもらった次の日、
辛いとかいろいろぶちまけたけど
休職届を渡して休ませてくださいと言えず
翌朝とうとう動けなくなり
親に「もう無理だ」と伝えて
職場に連絡をとってもらい
数ヶ月休んだ
仕事から離れて
体調が回復していくとは思えなかった
人目が気になって
外出もできなかったし
そもそも寝たきりのような感じで
家族といるのもしんどかった
目だけ出るように完全装備して犬の散歩をして
二回くらい遠出の旅行をした
場所を変えて少し気持ちは楽になったが
ほとんど記憶はない
結局この仕事を続けながらでは
体調が回復しない
数年休むこともできたが
辞めることにした
鬱病だったり
精神科へ行ったり
薬を飲んでいる人は
案外多くて
常に自分の周りにいるかもしれないと思うようになった
病名がついていなくとも
それに近い人が多いことにも気付く
私が鬱を体験したことを話してよそよそしく離れたり
どう接していいかわからなくて離れていく人もいた
私の過去を知らず
偏見というか、
「あぁなりはたくない」と話してくる人もいる
体調崩したり
その延長で鬱になってしまう人は
ほんとうの自分の気持ちに気づけた人なのかも
経験者として思うのは
立ち止まって自分をゆっくり見つめ直す機会だったということ
最初は人に会うのがしんどいから
工場内で人の出入りがないところに勤めて
やれることをしてみて
今はやりたいこと楽しくやる人生にシフトしようと気付けた
鬱病や体調を崩している人
人にはそれぞれいろんなことがあるから
何かしてあげるという気持ちもありがたいですが
元気?とかあれこれ詮索せず、
ただ
一緒にいてくれるとか
そういうことに救われることが多かった。
話したいことを話してもらってただ聴こう
寄り添おう
そのくらいで人と付き合ったらいいのかなと
私も人との接し方が変わり
ゆったりリラックスできるようなことが
どれほど大切かと感じる
トンネルの向こうへ出た
鬱病だったり体調不良だった自分を抱きしめて
また違う方へ行きかけては
真っ暗なトンネルを歩く
この前はきっと海底トンネルだったんじゃないかな‥
けれども歩く
新たな場所へ辿り着く
夏の空を見上げて
夏の海のキラキラを感じて
わたしは生きている
サポートのエネルギーを循環させていきます。