いつか見た景色。見たいと思った景色〜月城かなとファーストコンサート
土曜日。
れいこ(月城かなと)さんの退団後初のコンサートをライブ配信で見ました。
de ja vu デジャヴ。既視感。いつか見た景色。
どこかのバーかクラブのホールのような少しダークな舞台。ダンサーさん、ヴォーカリストさんたちに囲まれたれいこさんは鮮やかなブルーとブラックのジャケット。男役月城かなとそのままのクールなイメージです。
宝塚のナンバーではない、シャンソンやタンゴのスタンダード?なナンバーを歌い踊るれいこさん。男役さんのタキシードを思わせるお衣装もあれば、少し華やかなお衣装もあり。けど、ふんわりと柔らかいシルエットで、女性らしさを感じさせます。マニッシュなかっこいいお姉さんというイメージ。
トークも楽しい。どんな話題もおっとりと穏やかに受け答えするのは、変わらぬれいこさんらしさだと思いました。
『La Vie en rose』のときかな。宝塚時代の画像が映し出されて。れいこさんにとっては「バラ色の人生」だったのかな、と思って、ちょっとうれしくなりました。
と同時に、このコンサートはれいこさんにとって、新しいステージとの切り替え、宝塚の世界と新しくスタートする活動の世界の境目という意味が込められているのかなと思いました。
もしかしたら、このコンサートに込めた意味は、れいこさん自身がどこかのメディアでお話しされてるのかもしれないですが。
コンサートの終盤に『RAIN』が、歌がなくて演奏だけで流れました。宝塚のさよならショーでも歌われていたナンバー。
雨あがりの空に虹が出ていたんだ
この歌が、わたしはとっても好きで、さよならショーでこの歌を聴いたときも、胸がキュッとなったのを覚えています。
歌詞はなかったけれど、れいこさんの明日への希望が込められていると感じました。
デジャヴ。期待が大きいとき、人は初めての景色でも見たことがあるように思えるそうです。それが既視感となるそうです。
これからのれいこさんは、どんな世界で活躍されるのかな。いずれにしても、きれいでかっこいいれいこさんを見続けていたいと思いました。