【続】何故人はホストにハマるのか。〜ガチガチ本営にハマった女子大生〜
少し前に『何故人はホストにハマるのか。〜ガチガチ本営にハマった女子大生〜』という記事を出しためろちです❣️
あれから紆余曲折あり、長く苦しかった恋(といってもいいのか?)に完全に決着が着いたので自分の気持ちを整理するためにも久々にnoteを書く気になりました。
前回の記事を読んでくださった方は大体の流れは分かるかと思いますが、一応簡潔に説明すると、
①ノリでホストに行く
↓
②使った金額に見合わないほどの対応(主に時間やお金の面)をしてもらい、沼る。
↓
③相手の職業柄のこともあり、メンヘラ大爆発
↓
④担当の携帯を見てしまい、自分が色恋かけられていたことが発覚する。
というのが一連の流れです。私がどんな風な育てをかけられ、ハマってしまったのかは前回の記事を参照していただけると幸いです。
この数ヶ月間、担当の本営が発覚した時も含めてずっと魔法にかかっていたように思います。
久々に担当の本営発覚〜そこからの一連のツイートを見返しました。
【結論】いやいやいやどう見ても本営だろ
逆に何故自分がここまで彼を盲信していたのか、今となっては不思議に思うくらいばっちり魔法にかかっていました。
一連のツイートも正直今見返したら顔から火が出そうなレベルで恥ずかしいですが、自分への戒めのためにも貼っておきます。
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今まで、自分が実際ホストにハマる当事者になるまでは寧ろ「何故営業だと分かりきっているのにホストになんてハマるんだろう?」とXでよく見かけるホス狂たちを冷めた目で見ていました。
実際何故ハマるんだろう、と当事者になった後でもずっと思います。
担当の本営が発覚した後も痛みを紛らわせるかのごとく、友達と初回巡りしたりしてそこで確かに色恋かけてくるホストもいたけど、正直まったくハマる要素はありませんでした。
実際プラベで会うことはあっても店行こうとまではならない。
お金使うくらいなら育たなかったな〜って相手から切られてもいい。話してみて楽しいな〜って思ったら付き合いで何度か指名するとかのレベル。イチャ営されても枕されてもガチ恋してどハマりするとかはない。(ハマってる🟰エンターテインメントの枠を超えてガチ恋すると解釈した上での話です)
ホストクラブは確かに楽しい場所です。
日常では出会えないようなイケメンが自分の隣に座ってチヤホヤしてくれるし、話が面白い人もいるし、まさに大人のディズニーランドです。彼らは夢を見せてくれます。
私も実際キャバ嬢をしているからそれは理解していますし、お客様が何を求めてきてるのかを考え、エンターテインメントの内でなるべく楽しんでもらい、また来てくれるように力を尽くします。
でも、老若男女問わずその枠を逸脱し、現実とエンターテインメントを混同してしまう方もいらっしゃいます。
そういった方々は2種類に分類できると思っています。
①自分から夢の世界の境界を超えるタイプ
②キャスト側が夢の世界の境界を超えてくるタイプ
①の方に関しては、アイドルにガチ恋をするヲタクと似た分類なのかな、と思います。
初めは「推し」として応援していく内に恋愛感情を抱いてしまった、、推しに認めてもらいたくて、店に通う、高額を使う、などなど。
②に関しては完全にキャスト側のアクションによるものだと思っています。「客じゃなく人として君が好き」「営業じゃないよ」と絆され、好きになってしまう、、といった流れです。
私の場合は完全に②のケースでした笑
ホストが育て期間でプライベートを割いてくれたりするのは先行投資です。9割そうです。
育てられている間は皆「ホストなのにここまでしてくれるの?」「彼はほんとに私のことが好きなんじゃ?」も思っていると思います。
あなたにやっていることは他の全員にもやっていると思うくらいが丁度いいです。
他人の物語はあくまで他人の物語なんですよね。
何故なら、自分を主観とした人生という物語の主人公は自分ですから。
だから、皆無意識の内に他人を脇役、自分を主役に置き換えてしまいます。
例えばxで「色恋かけられてた」「本営だった」と分かるようなツイートが流れてきても、同情心はありながらも皆何故か「自分だけは違う」と考えています。
私もホストにハマってからホス狂界隈に張り付き、様々なアカウントを眺めていました。
皆大体の流れは同じです。担当切る⇒戻るor初回で新たな出会い⇒育て期間の幸せそうなツイートが流れる⇒営業だったと分かり、怒り狂う。⇒また違う担当を探す。
SNSという電子の海ではそこにあった情報の上澄みしか拾うことが出来ません。
SNSは基本主観で語られる世界ですから、実際と書かれている出来事が全然違うなんてことも普通に有り得ます。
そして、私においてもそれは同じでした。
このnoteを書くにあたって、自分の過去記事を読み返しました。起こった出来事に関しては嘘を言っていません。
ただ、あまりにも自分に都合のいいように解釈している。物事を事実ベースで捉えられていない。
といった印象を自分は受けました。
たとえば彼が私を本気で好いてくれてそうな要素だけを見て、営業ぽい所をちゃんと見ようとはしない。
誘導尋問みたいに私が言って欲しい言葉を言わせて、それで誠実に向き合ってくれた!!やぱ自分のことが好きなんだ!!と解釈するなど。
過去のめろちよ、彼は私のメンヘラが原因で冷たくなった訳でも、浮気されて女性不信だから冷たくなったわけでもない。
ただただ、彼にとってそれが「仕事」だったから。それまでです。
てか、そもそもおまえ担当の携帯勝手にみてんじゃねえか。そこでしっかり色恋って明言されてるじゃねえか。なんでそこで「同僚の手前そういうしかなかった、、」ってなんだよ。
そもそもほんとに好きなら店来させねえよ。「なーーにが昼夜掛け持ちで時間がないからお店でしか会えなくて申し訳ないと思ってる」だ。男はほんとに好きなら時間つくるんだよ。会いにくるんだよ。
口では、「めろちはお客さんじゃないからそんなに使わなくてもいいんだよ」と言いながらもたまに垣間見える欲が苦手でした。
私のメンヘラが原因で元担と喧嘩したときのことです。わたしもメンヘラ起こす自分を申し訳ないと思っていたので、「ごめんね、、今度詫びシャンでもするから💦」と冗談のつもりで言いました。
今まで彼はシャンパン下ろせとか言わなかったし、そんな事しなくてもいいと言ってきたからです。
でも、その後店に行った時、普通に飲んでると急に彼から「詫びシャン、、」と言われました。
わたしも一度言い出した手前、下ろすしかないと思って下ろしました笑
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後は担当とのLINE、くらいでしょうか。ふと見返してみて「完全に営業かけられてるやん、、」と少し笑ってしまいました。
冷静に彼との関係を振り返って
彼が色恋をかけていた姫は私だけでした。
携帯を見てしまった時に同僚とのLINEでそう言っていたのも知っていたし、実際お客さんとのLINEを見せてくれたこともあって、それは多分間違いなかったと思います。
なんで私に色恋をかけたんだろう。と考えました。
多分深い意味はないと思います。
彼が「色恋」という仕事を行う中で私がたまたま都合が良かったからです。
色恋はその性質上、時間もたくさん使わなきゃいけないし、キスや枕もあったりで精神的に疲弊する営業方法です。
だから、まだ新人だった担当が初めて色恋かける相手として私は多分チュートリアルくらい易しい存在だったのだと思います笑
若くて、容姿がよくて、自分のこと好きそうで、ホスト慣れしてない純粋な子。
こんな素晴らしいカモ🦆が他にいるでしょうか?????
色恋をかけるのは私のことが好きだから、ではなく色恋をかけれそうな相手だからです。
他の人に色恋をかけていなかった彼ですが
色恋というものはそもそも客が自分のことを好きなことが前提です。他に色恋相手がいなかったというだけでしょう。
私は、彼のLINEを見てしまった直後もまだ自分の世界に酔っていました。
「彼は本当は私が好きで、彼は浮気されて女性不振になって私を信用していないだけ。だから信用してもらえるようにお店に通う。信じてもらう!」
間違いなく、狂っていましたね〜
担当の今までの営業の賜物です。
「好きだから」という理由だけで他の全ての事実を無視してしまえる程私は彼に恋をしていました。
でも、私が彼に対して「騙された!」だの「お金の無駄だった!」などの恨みがあまり残ってないのは、元担自身が人の心を残していたからです。
「風俗やろうかな、、」と試すつもりで言ったとき本気で怒ってくれた彼。
たくさんプラベでも時間を使ってくれて、無理にお金を使わせようとはしなかった彼。
私がめんどくさいメンヘラを起こす度に、向き合ってくれた彼。
たとえ、色恋という嘘で繋がれた関係だったとしても、私はその中で見えた彼の人柄に間違いなく恋していました。
だから、彼を指名してよかったな、と思います。
ホスクラにハマったのなんて初めてで分からないことだらけだったけど、初めての担当が彼で本当によかったと今になって思います。
優しくて、誠実で、悪に振り切れない彼が少しでもこれからホストとして成功したらいいな、と素直にそう思えます。
担当との別れ
終わりは突然にやってきました。
基本的にホストから関係を切る事はありません。お店に通ってくれる限り、関係は続きます。
最初は色恋と判明した後も、「唯一の色恋姫なんだからほんとに好きになってもらえる可能性もあるかもしれない!」と意気込んでいた私でしたが、時が経つにつれてだんだんとその想いは影を潜めていきました。
担当にLINEを見てしまったことを伝えたあと、彼はこれ以上色恋で引っ張るのは危険と判断したのか、完全に友営に切り替えたようでした。
そこからは、純粋にホストクラブを本来のやり方で楽しむ日々でした。
そんな日々を、突然私は「つまんな」と思ってしまいました。
一度甘い蜜を吸ってしまった人間はそれ以下では満足できません。
私は多分、ホストクラブ自体が好きな人種ではなかったんだと思います。
担当を支えたい!!1番にしたい!!みたいな思いもなく、ただ単純に自分が「彼のことが好きだから」「あいたいから」といって通うような人間でした。笑
だからこそ、色恋という魔法が解けた後のホストクラブに対し「こんなのにお金使う価値ない」と思ってしまうようになりました。
だから、本当にスパッと担当との関係を切る事ができました。
ある日、本当に唐突に「あーもういいや」という感情が生まれ、あれほど未練があって返してと言えなかった合鍵をすんなりと返してもらいました。
そして、その日を最後に私は彼と1度も連絡を取っていません。
「切る切る」と言う姫は担当にかまって欲しいから、ほんとに切れる時はこんなにもあっさり切れるんだな、と身に染みて実感しました。
ほんの少しの寂しさは残ったけど、数ヶ月私を縛っていた呪いから解き放たれたような晴れ晴れとした気持ちでした。
終わりに
一人のホス狂としての私の人生が終わりました。
この数ヶ月の経験は私に様々なことを考えさせました。
ほんとの愛ってなんなんだろ?
自己犠牲的な愛はほんとに報われるのか?
そもそも私はどんな恋愛がしたかったんだろ?
そして、辛い経験は私を一人の人間として大きく成長させました。
もう、彼を最後に二度とホストにハマることは無いと思っています。
彼との日々はたしかに刺激的で楽しかったけれど、私が本当に望んでいるものではなかったからです。
私は、愛されたいし愛したい。
それはきっと、お金がーとか時間がーとかそういった複雑な現実問題が絡まなくて、世界で一番純粋で、優しい気持ちです。
それを私は失いたくないです。
つらくて、毎日泣いて、疑って、そんな日々はいくら相手のことを好きだと思っても愛では無いと思ってしまいます。
きっとそれは自分の苦しみを脳が正当化するための執着心です。
みんな、しあわせになろうな。