何故人はホストにハマるのか。〜ガチガチ本営にハマった女子大生〜
はじめまして❣️らぶめろりんです。
私は普段は大学生をしていて、夜の世界とも縁がなく程々に学業に励み友達と遊び彼氏と過ごす〜みたいないかにも"普通の女子大生"として生活してました!
当然ホストになんてハマったこともなく、寧ろ、
「なんでお金使ってまでホストに恋するんだろう…所詮お金の関係なのに。ありえない!」
とtiktokやYouTubeでよく見るいわゆるホス狂を見ては、冷めた目で眺めているような人間でした。
ホストに嵌る人ってどういうイメージがありますか?
よく世間一般で想像されるイメージは、
ホスト以外に居場所がない子
恋愛経験の浅い子
男に騙されてもそれを客観的に見る能力のない頭の弱い子
お金を使ってでしか恋愛(という錯覚)ができない容姿、または性格の子
そういう印象を抱かれる方が多いと思います。
実際そういったお客さんは多いと思いますし、あながち間違っていません。
しかし、世間で見ればこういう人は少数派で大多数の人はまともな生活を送っている上で「ホストにハマることなんて絶対ない!」「自分は大丈夫だ!」と思っていると思います。
私も実際はそっち側の人間でした😅
私は今上げた条件の全てに当てはまっていません。
普通に大学に通って、友達もいて、帰る実家もある。
中高大と普通に彼氏がいて、いわゆる普通の恋愛をしてきた。
ホストクラブでの恋愛のやり取りはいわゆる疑似恋愛で、本物とは違うとちゃんと分かっている。
自慢のように聞こえるかもしれませんが、今までそれなりに男の子からアプローチをされたこともあるし、出会った人大体からは「かわいい」と褒められ、出会いに困ったこともない。
こういう人間ですから、私がホストに嵌る余地なんて一切ないとずっと思っていました。
男の子からアプローチされ、好き好きと追いかけられる、いわゆる「尽くされる恋愛」を経験してきたからこそ、
逆に自分のお金や時間を全て使ってまで自分のことを好いてくれるかすら分からない男に縋る、という行為が意味不明でした。
でも、そんな私がどっぷり沼に使って、昼の人間からすれば決して安くはない額をホストに費やし、時間もお金もメンタルもすり潰した経験があるからこそ今言えます。
ホストには誰でも嵌る可能性がある。
そもそも行かなきゃいいじゃん。と思われる方もいるかもしれません。
実際それは最適解でそういうリスクが少しでもあるなら近付かないようにする。大正解です。
でも、実際初回の値段ってめちゃくちゃ安いじゃないですか。
下手したらバーで飲むよりも安いです。
ホストクラブの想定する客って大体10〜20代の若い子をターゲットにしているから入り口のハードルは正直めちゃくちゃ低いんですよ。
だから、私のように夜暇だな〜。キャッチされたし、1回人生経験で行ってみるか!!
ってなる子も少なからずいるかと思います。
そういう子はみんな心の中で「私はホストになんて嵌らないし大丈夫!」という自信がどこかにあるからだと思います。
実際行ってみると自分の好みのタイプのイケメンがいて、褒めてくれて、キラキラした世界の中でちやほやしてくれる。
こういった非日常はすごく刺激的だし、全く悪いことだとは思いません。
しかし、若年層をターゲットにしているからこそ、人生経験の浅い女の子が無知のまま、興味本位で行ってしまうと非常に危険な場所でもあります。
私はまだ取り返しのつく場所で引き返すことができましたが、実際全てをつぎ込んで裏切られて…と悲しい経験をしてしまう女の子もよく見かけます。
実際今それがニュースで問題になっていたりもしますよね。
もう一度言いますが、行くことが全く悪いことだとは思いません。
ホストは非日常ですごく楽しい場所です。
ただ、無知の状態のまま行ってしまうと全てを失う可能性もあるので、もしホストに興味がある、ハマりそう〜って思っている女の子は、
こういう一意見もあるんだなってくらいで読んでください!
ホストの営業の種類
ホストには様々な営業方法があってそれはホストによって、お客さんによっても様々だったりします。
メジャーなものでいえば、
友達営業
色恋営業
本命営業
育て営業…etc
など様々な営業があります。
大体有名なものばかりなので、説明はいらないかと思いますが、この中で一番危険なのが本命営業です。
実際私はこのガチ本営にハマってズブズブになりました😅
ツイートを追ってくれた方は分かるかもしれませんが、私が担当にかけられた本営について書いていこうと思います。
担当との出会い
私はバイトでキャバの仕事をしていて、ちょうど仕事終わり暇で繁華街を彷徨いてました。
そこでキャッチに声をかけられて、全然行ったことなかったし、暇だし行ってみるかあ〜!くらいの軽い気持ちで初回に行きました。
まあ正直あんまりかっこいいと思える人は少なくて、今まで付き合った元彼の方がよっぽどかっこいいって人ばかりでした(笑)
でも、それなりの暇つぶしにはなったか〜と思い、最後に送り指名で誰か選ぶってなった時にとりあえず一番かっこいいと思った人を指名しました。
それが担当でした。
私自身かなりメンクイだったのもあって、でもまあイケメンと話せてラッキー❣️くらいにしか思っていませんでした。
で、延長するかどうか聞かれてまあ暇だし、安かったのもあってせっかくだからということで延長したんですよ。
そこからがガチガチの本気の営業の始まりでした🥲
彼はまだ入店7日目とかの新人ホストくんだったんですが、私の隣に座るなり「え、ほんまにタイプだと思ってたから指名されてガッツポーズした」などの典型的なリップサービスをくれました。
シンプルにイケメンに可愛いタイプって言われて嬉しかったけど、まあ自分もそういうバイトをしてるのもあって、「ありがとねーはいはい」くらいにしか思っていませんでした。
私もお客さんにそれくらいは言うし、普段から言われ慣れていたのもあってほんとに素直に嬉しいなくらいにしか思ってなかったです。
新人なのもあって、確かに顔はかっこよかったけどあまり営業慣れしてない感じはありました。
何回かホストには行ったこともあって、皆同じように「可愛いー」とは言うんですけど、その担当は少し今までのホスト君とは違いました。
明らかな営業の言葉ってその人の目ってあんまり笑ってなかったりするじゃないですか。
でも、その担当はいわゆる「好きな女の子を前にしてガチ照れ」っていうスタンスできたんですよ。
目が合ったら恥ずかしそうにするし、口元のニヤケを堪えきれてない感じとか、顔も赤かったし、心臓の鼓動までめっちゃバクバクしてて、「この人もしかしてほんとにタイプなんじゃ!?」とその時思ってしまいました(笑)
私自身ホストに浸かりたいとかもなくて、普通に距離感弁えてお話してました。けど、向こうの方からすごく積極的に仕掛けてきて私はどうすればいいのか分からなくなってしまったんです。
挙句の果てに一瞬席抜ける時に「ねえ、ちゅーしてもいい?」って言われて、「あ、こいつ完全に色恋しようとしてる」って確信に変わりました(笑)
でも、まあ、私も夜しててかっこいいな〜このお客さんくらいは思うこともあるし、向こうが私にそう思って仕掛けてきている可能性もあったので、まあその程度くらいに捉えていました。
で、時間が来て帰ったんですが、最後まで担当はわたしのこと「可愛い可愛い」と言い続けてました。
何回かホストには行って指名してたこともあるけど、ここまで初手から色恋を仕掛けられるのは初めてで、凄く刺激的だったけど「まあ営業だしな〜」とまだ冷静にこの頃は捉えられていたと思います。
私明日カノすごく好きで何回も読んでたし、実際ホストにも行ったことあるし、なんとなくこーいうもんかぁくらいの知識はあったんですよ。
だからこそまた行ってもいいけど、あくまで娯楽の範囲で楽しみたいなくらいに思ってました。
私自身夜も始めたてでそんなにお金も持ってないし、どんなに好きになったからと言って風俗で働いたりとかも出来ないタイプだと自覚があったからです。
多分色恋するのはガチガチに固めて、お金を使わせたいからそうするんだろうけど、私には彼のガチ営業に答えられる程の余裕もありませんでした。
だから最初は「お金もないし、なーんか申し訳ないなあ。まあ楽しかったし、いっか!」
くらいでした。
今思えばめちゃめちゃ謙虚だし、卑屈すぎるくらいには冷静でした。全て営業だと割り切ってたからこそ、「期待には答えられなくて申し訳ない」って感情が生まれたんだと思います。
だから、私からその後店外要求することもなく、「またお店行くね!楽しかった!」と寧ろ私の方から線引きしていたように思います。
でも、実際タイプの男性から「ご飯行きたい!」とか「遊びたい!」って言われたらそれはやっぱり嬉しくなるじゃないですかどうしても(笑)
でも、本当に「これは営業営業」って思ってたからこそ、深く関わる気はありませんでした。
でも、プライベートで会うことが増え、電話にも毎日付き合ってくれて、ずっと「好き」を伝えてくれる。
段々私の中に「この人本当にわたしのことが好きなんじゃ?」って気持ちが芽生えちゃったんですよね(笑)
彼はホストはバイトとして月5日くらいしか出勤してなくて、しかも朝から晩まで昼の職場で働いているから、あんまりプライベートにかける時間ってなかったんですよ。
新人でお客さんが少なかったからというのもありますが、それを加味しても明らかにかけてくれる時間は多かったです。
担当にどハマり
完全プライベートで会った日。夜一緒にご飯食べて泊まったけど、軽いイチャイチャはあったけど、彼の方から手を出してくることはありませんでした。
私自身そこまでセックスに対して魅力を感じていないので、枕したい!!とかはなかったけど、「あーやっぱり営業なんだな」って少し残念な気持ちはありました。
でも、イチャイチャしてて明らかに興奮している様子はあって、でも「大事にしたいし、1回目のデートで手出すのは違うやん?誰にでもしてるって思われそうだし」と言われました。
結局その次の日の夜まで一緒にいてくれて、その帰り際に「めろちゃんって俺の本名気になったりとかしないの?」と言われました。
私は「気にならないって言ったら嘘になるけど、無理に知りたいとは思わないよ!」と答えました。
「めろちゃんにだったら別に教えてもいいよ」と彼の本名を知りました。
私から本名を敢えて聞かないようにしていたのは、あくまでもホストと客としての線引きをしたかったらです。
本名を知ってしまったらそこから彼を源氏名君ではなく、人間としての○○くんとして好きになってしまうのを恐れていたからです。
思えばプライベートと仕事がごちゃ混ぜになったのはここからだと思っています。
だんだんと自分の気持ちが抑えきれなくなっているのを感じていました。でも、心のどこかで冷静さもありました。
彼がこうやって優しくしてくれたり、甘い言葉を吐いてくれるのは私がお客さんだから。勘違いしちゃいけない。娯楽として楽しむ分にはいいけど、弁えよう。
だからこそ、彼の前では「良いお客さん」でいようと、かなり無理をしていました(笑)
自分も夜をやってていわゆる嬢にガチ恋して痛客となる人間を見てきたからです。しかも、高額使う痛客ならまだしも、私はそこまでお金も使えない。
求めすぎちゃいけない。だめだ、とずっと自分に言い聞かせ続けていました。
実際高額使って痛客して店外要求する!!っていう姫はよく見かけますが、まあ使ってる額が使ってる額だしそれくらいは求めてもいいと私も思ってます😅
でも、私にそこまでの財力もなければ風俗するくらいの胆力もないので、細々と通い続けました。
ボトル卸さない日はほぼ最低料金で帰る日もあったし、シャンパンも最近まで卸したこともありませんでした。
お店行ってる時点で客だよwwwwwと思うかもしれませんが、彼の投資が多すぎて私はずっと「こんな細客なのにこんなに時間使ってくれる……わたしのこと好きなのかなあ」と次第に期待するようになってしまいました。
育て期間①
担当と過ごした時間の中で私がハマる原因になってしまったエピソードを何個か紹介しようと思います。
私大学のサークルでバンドをやってて、そのライブがあるって話をしたんですよ。したらそれを見に行きたいって言ってくれて。
でも、ライブが朝方にあるし、ただでさえ朝から昼職⇒ホスト(朝まで)⇒そのままライブってなるのはあまりにも負担が大きいと思って。
でも、「ほんまに無理せんときよ!」という私の言葉に「いや俺が行きたいから!歌上手いやん」と言ってくれて結局来てくれました、
しかもその間ずっと動画回してくれて、終わったあとにたくさん褒めてくれて、少し疲れていたのもあってそのまま一緒にホテルに行って休みました。
その時に初めて身体の関係を持ったけど、私はずっと育て営業のための枕か、趣味カノとしての枕か、とあくまで割り切って考えていました。
普段は付き合ってからしか身体の関係を持つってことは絶対しないんですけど、それがどうでも良くなってしまうくらい多分好きだったんだと思います(笑)
その時初めて担当に真面目な話をして、「お客さんとしてだったら私も割り切れるけど、やっぱりこういうプライベートの時間たくさん使ってくれてどうしても勘違いしてしまう自分がいる」ということを素直に伝えました。
ひねくれた女だなあと自分でも思いますが、担当は「ちゃんと本気で付き合うつもりで身体の関係持った。めろちゃんはお客さんとして見てないし、自分今まで何回も浮気されたのもあって付き合うまで少し検討期間は置きたいけど好きだよ」と言いました。
私はどうしてもネガティブな方向に考えるので、この時も
(浮気されたのもホントか嘘か分からないし、あくまで付き合わない体の良い言い訳探してるんだな。やっぱりお客さんなんだな)
とそれで自分を納得させました。彼に期待しすぎるのも辛かったからです。
普通の恋愛ならここまで考えないけど、彼と私はあくまでホストと客として出会ったし、全てを疑っていました。
その疑いについても正直に伝えました。
したら彼は「疑うのは当然だし、わかるよ。今すぐ信用してとは言わないけど信用して貰えるように頑張るし見てて欲しい」と言いました。
ここまで見ると典型的な都合のいい女➕客ですが、私からメンヘラ起こすということもなかったし、私がずっと「客とホスト」の線引きが出来てる以上は大丈夫だと思っていました。
育て期間②
担当と会った帰り道、車で家まで送ってもらって私鍵をなくしてしまったことに気づきます。(バカ)
でも、担当は翌朝仕事で今すぐにでも隣県の家まで帰らないといけない状態。
そんな中で彼は「実家まで送るよ。危ないし」と言い出しました。
「え、いいよ。遠いし朝も早いし」と私は拒みますが彼が本気でそうしようとしたので、結局近くのカラオケに下ろしてもらいました。
育て期間③
細客でも唯一プライベート時間を割いて貰えるのがいわゆる育て期間です。
この間に関係を深くして、使う額を増やしてもらおうとするいわゆる先行投資ですね。
私も当然それについて知ってたし、正直それだと思っていました。
でも、私はよりお金稼げる風俗に飛び込むことは出来ないし、キャバでも枕は出来ない……
どれだけ時間を割いてもらってもそこだけは絶対に譲れませんでした。
だから、試し行動に出ました。
彼に、「こんなに時間使ってもらうの申し訳ないし、風俗始めてみようかな……」と切り出しました。
当然ですが、最初は拒みます。だから何回もその話をしました。すると、初めて彼にブチ切れられました。
「二度とそういう話すんなよ」
「俺に使いたいって言うけど、手段が間違ってるしそうされても何も嬉しくない。好きな女の子が他の男とヤッてるのなんか絶対嫌だし、そんなことしたらその瞬間お客さんとしてしか見れなくなる」
「絶対やめて欲しいし、別に使わなくていいってずっと言ってるやん」
これもホストの営業の基本って後から知りましたが、当時からすれば「あ、育つ見込みがない客にここまでしてくれるのはやっぱり好きなんだ」と思ってしまいました😂
育て期間④
同じ店の中に彼がホストを始めるきっかけになった友人Aくんがいます。学生時代からの友達でその子に誘われて、ホスト始めたそうです。
そのAくんがお客さん呼んで、私も彼の店に行っていた時。少しですが、そのお客さん(Bちゃん)と話す機会がありました。
後々、このBちゃんとはプライベートでも遊ぶくらい仲良くなるのですが、この時はまだ初対面。
で、Bちゃんと仲良くなった後に遊んだ時に彼女から「担当くん多分本気やと思うよー。だってめろちゃんに初めて会った時Aくんが『あの子、担当くんと最近いい感じの子』って言ってたもん」と言われました。
仲良くなった後なら店グルということも全然有り得ますが、初対面の時の話。しかも一言二言くらいしか会話してない。
私たちが今後仲良くなることを見越してのAくんの発言ならもう脱帽ものですが、やっぱり第三者から聞く話だとより真実味が増して聞こえてしまったんです😂
しかも、このAくんとBちゃんはバリバリの友営。Aくんのお客さん(色恋)のLINEをBちゃんに返させたりとかするくらいには信頼してる模様。
しかも、色恋姫の悪口とかもめっちゃAくんから聞くようなポジションの子。
だから尚更Bちゃんの言葉で浮かれてしまったんですよね😂
育て期間⑤
徐々に担当くんは私のことが本当に好きなのではないか、という期待が募っていくようになりました。
この頃になると少しずつメンヘラを起こす回数が増えていきました。
理由はお客さんならお客さんで勘違い痛客になりたくないという思いと、彼の本気の態度とは裏腹に実際付き合うという言葉は出ないからでした。
これは過去の彼が何回も浮気されたことに原因がありましたが、相手がホストだと普通なら「ああそうなんだ」で受け入れられるようなことも全然嘘に思えてしまうんですよ。
そして、それすら割り切って楽しめる程私は大人ではありませんでした。
彼に抱えている不安を正直に伝えました。
「普通なら浮気されて人間不信になってるから期間置きたいって言葉をそのまま受け取れるけど、ホスト相手だから『付き合う』って言葉を餌にして引っ張ろうとしてるようにしか思えない」
すると、
「じゃあ付き合うまでの期間決めよう」となって、1ヶ月内に決めるということになりました。
今思えば私があまりにもマジレスするもんだからだんだん彼の逃げ道をなくしていってしまってたのかもしれませんね😂
私は結構昔から曖昧に考えることが嫌いだったから全てを0か100で考えたがるんですよ。
だからこそ、付き合うなら付き合う。お客さんならお客さんではっきりして!!っていう態度をずっと出し続けたんだと思います。
彼からしたらお客さん切る訳にはいかないから「付き合う」としか言う選択肢は残されてなかった訳ですね😂
色恋かける相手を完全に間違えたんだと思ってます(笑)
育て期間⑥
プライベートの情報をほぼ貰うようになりました。
本名に留まらず、免許証見せてもらったこともあったし、インスタの本垢、ツイッターの本垢、LINEの本垢まで全部繋がることに。
「昼職が忙しくて中々会えない……」という彼の言葉もずっと疑ってて、そしたらシフト表を見せてくれて本当に鬼出勤でした(笑)
キャバとホストの感覚が違うのかもしれませんが、私はよっぽど信頼してるお客様でもない限りプライベートのことは教えないのでよっぽど信用してくれてるんだなと嬉しくなりました。
そして、付き合う
担当はクリスマス私と一緒に過ごしたいと言ってくれました。
お店行く予定はあったけど、その前日からイルミネーションに行って、翌日テーマパークで遊びました。
担当はアトラクション苦手でずっと怯えていたけど、それも可愛かったし、何よりもクリスマス一緒に過ごせたことが嬉しかったです。
でも、やっぱりお店に行く予定があるから、結局お客さんなのは変わらないと今思えば当たり前のことで悩んでました。
最初と全く考えが変わってきていました。
初めはホストとして担当を見ることが多く、寧ろプライベート使ってくれてありがとう!って感じだったのに、
今やプライベートの本名くんとして見ることが多くなり、よりプライベートで時間使って欲しい。お店に行くってことはやっぱりお客さんとしか思われてないじゃんってなってましたから😂
完全に依存していたんだと思います、痛客の完成です。
やっぱり昼の感覚からすれば、彼女なのに店でお金使うのはおかしいですからね。
そこでお金使ってても本気で好きっていってもらってるもーん!と割り切れたらよかったのですが、ずっと理性はこれはおかしいと言い続けていました。
そして、クリスマスの日にサプライズで初めてのシャンパンを卸します。
安いやつでしたが、めっちゃ喜んでくれて私まで楽しかったのを覚えています。
そして、その帰りに担当から「付き合って欲しい」と告白されました。
正直「付き合う」ってはっきり言われるまでは心のどこかで「付き合うのを引き伸ばして関係を曖昧にしようとしてる」と思っていたからこそ、彼からそう言って貰えてすごく嬉しかったです。
「つきあう」なんて所詮口約束に過ぎませんが、それを明言されたことでやっぱり安心できる自分もいたんです。
今まではホストと客として線引きしていたけど、これからは彼女としてもっと求めてもいいのかな、って。
思えばここからが地獄の始まりでした、
ホストと付き合うということ
彼女になったことで今までの線引きが一気に崩れて、私から求めるものが増えました。
最初に自分はホストにハマるような人間ではない、と書いていましたが、かなりのメンヘラ気質だったこともあって、そこだけ当てはまっていたのかと思います(笑)
プライベートもっと時間使ってよ。
LINEの返事なんで遅いの?
もっと電話したいもっと会いたいもっと話したい。
多分これはホストに限らず、わたしのメンヘラはれ普通の恋愛においてもかなり痛い方だったと思います(笑)
今まで尽くされる恋愛に慣れていた、と書きましたが、私にとっての尽くすとは
私が何を言っても突き放してもキレても求めても全部受け止めて。だってあなたが好きになったんじゃん。好きになったら全部受け入れて当たり前でしょ??
という思考でした。今思えばヤバすぎるwwwww
しかもメンヘラの起こし方もかなり面倒くさくて、私自身かなり弁が立つ方なので、LINEで長文でキレる。直接話しても相手に反論の隙を与えないなど、かなりの厄介者でした。
これが原因で今までの彼氏に冷められたこともありましたが、「私を大事にしてくれないクズだったんだ」と一方的に相手に責任を押し付けていました。
自分に相手の全てを受け入れる度量はないくせに、自分は「すき」を盾にして相手に全てを受け止めて貰おうと思ってました。
あまりにも身勝手ですよね😂
担当にそれまであまりメンヘラを起こしたことがなかったのは、自分の中でこの人は仕事としてやってるんだ、という線引きがあったからでした。
誰彼構わずメンヘラ起こすほど馬鹿ではないですからね、みんな😂
私は担当と本気で付き合いたいと思っていたけれど、皮肉にも関係が壊れる原因になったのはその望みが叶ったことでした。
一番やばかったのは担当がキャッチ用で入れてるTinderで友達に別人として探りを入れてもらって、ちょっとでも色恋要素(かわいい、タイプなどの言葉)が入ると、
「あーー私にしかそういうの言わないって言ってたのに、友営って言ってたのに嘘ついたんだ。ありえないありえないありえない」
ってなって、
Tinderの件も何も言わずいきなりこんなLINEを送り付けたことですね。(高額客でも痛すぎる)
しかも私、今までの彼氏にも不満をぶつけてすぐ別れる方向に持っていく癖があって、しかもそれも本当に別れたくてしてるんじゃないんです。
「わたしはこんなに悲しくて辛い思いしてる!!別れたいって思うくらい悩んでるんだぞ!!お前わたしのこと好きだろ!じゃあ必死に止めに来い!!誠意見せろ!!」
と言った感じでした。
Tinderで探りを入れてる間も別件で担当と喧嘩した時がありました。(多分LINE早く返せとかそんなんだたっと思う)
その時も私は元気にメンヘラを起こし、いつものように「もう無理離れる」などの言葉を吐き散らかしました。
その時にTinderの方になんの脈絡もなく、「俺、何かある度にすぐ離れよとか別れよとか言う人嫌い」というメッセージがありました。
流石に探り入れてるのは気付いてなかったと思うし、この時に不意に溢れた彼の本音だったのかなと思っています。
この喧嘩の際も彼に「すぐ離れようとか言われたら俺も怖いの」と言われましたが、私は性懲りも無くTinder事件でもこのように「はなれる!」と言いました。
しかも探ってるのがバレるのが嫌で何の理由も伝えず。
したら、
はい!!終了のお知らせ!!!!
多分向き合うことに限界を覚えた彼から初めて突き放されました。
この時の思考回路は、
「あ、わたしのこと好きじゃないから追いすがらないんだ。やっぱり色恋だったんだ。付き合うとか言って本気にしてたけど、やっぱりお客さんとしてしか見てなかったんだ」
でした。
私は何も悪くない、色恋で騙した彼が全て悪い!!と思っていたし、だからもう全てシャットアウトしようと思いました。
でも、まあ、わたしのメンヘラの起こし方も悪かったけど、ホストと付き合うということは常に不安が付きまとうことで不安になって普通当たり前なんですよね😂
だから、不安に思うのは仕方ないし、それを素直に伝えるのは悪いことたとは思いません、
でも、私は自分を守りたいあまりにあまりにも彼に対して疑念をぶつけ過ぎたんだと思います。
関係の終わり
結論、この後仲直りはしました。
不安にならないように被りとのLINE見せてもらうって話になって、実際他の被りには「すき」と言われても「ありがと!!」と流したりしているのを見て少し安心しました。
そして、家に泊まることになって一緒に寝ました。
仲直りできたはいいものの、Tinder事件のショックから私はもう彼を信じるということが出来なくなってしまいました。
そして、示し合わせるように何故か彼は携帯開いたまま先に寝落ちしてしまいました。
そして、携帯を見てしまい、全てが終わりました。
「俺、色恋かけてんのめろちゃんだけやわ笑」
友人Bくんと彼とのLINEです。
私が今まで本気の恋だと思い、すがりついて悩んできたものは色恋。この一言で片付きました、
この時、ショック、怒り、悲しみよりも先にわたしの頭に浮かんだのは
「あーもうこれで疑わずに済むんだ」という感想でした。
結局彼がどれだけ言葉を尽くしても、行動に示してくれても、私は彼を信じ切ることは出来ませんでした。
同時にそこでバッサリと関係をたてるほど冷徹でもありませんでした。
彼を好きになってしまったから、信じたいと思う気持ちが勝ってしまったからです。
「めろちが面倒くさすぎる。切ろうか悩むレベル」
これもBくんとのLINEです。私がメンヘラ起こした日に彼はそう愚痴を零していました。
素直に申し訳ないな、と思いました。
色恋なのにこんなに本気になって、
彼女だからって言う理由で死ぬほど求めて、
切ろうか悩むレベルにまで悩ませて、
それでも彼は私が使った金額以上に私に向き合ってくれて。
色恋だとツイートした際に多くのマシュマロやDMをいただきました。
その中には、「同僚の手前意地張っただけでしょ」「今までの彼の言動を信じてあげて」「色ボケしてると思われたくないからじゃないの?」などの声もありました。
当然、「ホストに夢見て馬鹿じゃないの?」「色恋って分かってて楽しむもんでしょ」などの声もありました。
結局人によって意見って千差万別だし、何を信じるかは自分次第だったんだと思います。
確かに店には行っていたけど、いわゆる細客の部類です。
彼は無理してお金使わせようとは一切しなかったし、それなのに金額以上の対応を私にしてくれた。それは間違いないと思います。
何より彼が私に尽くしてくれた言葉、行動は私にしか分かりません。
だから私は信じるなら信じる。
信じないなら信じない。
最初からこの二択で良かったんだと思います。
でも、私にはどちらもできませんでした。
彼を切るということも、だからと言って信じることも出来なくて、だからメンヘラ化するしかなかった。
ずっとその矛盾した感情を抱えて辛かった。
だから、彼のLINEを見てひとつの答えが出たことに何よりもまず安堵したんだと思います。
その後①
彼はそのあと同伴の予定がありました。
私はもうLINE見たよと突っ込む気力すらありませんでした。
ただ、お別れの時間までずっとポロポロ涙を流して、
「色恋なのに今までメンヘラ起こし続けてごめんね」
と言い続けました。
それすら本当はダルいかもしれないのに、気持ちを抑えきれませんでした。
彼はいつものように、私の望む言葉を掛けてくれました。
「色恋じゃないよ」
「だからこんなに時間だって使ってるじゃん」
「めろちこそ俺の事全く信用しようとしないじゃん」
全て知った後となっては何を言われても、「ああ、まだこの人に負担かけてるんだな」と虚しくなるしかありませんでした。
本当は色恋ということにしたかったのかもしれない。
そう自分で思っておけば初期の自分のように弁えて接する事ができるし、良いお客さんで居られたんだと思います。
でも、あまりにもプライベートでの繋がりが密接になってもう彼をホストとして見ることが出来ませんでした。
私は最後の質問のつもりで、彼に
「色恋じゃないなら、私がお店行かなくなっても会えるの?」
と聞きました。
もう完全にキャバ嬢に店外求める痛客と同じ部類に成り下がっていたと思います。
彼は、
「それでもいいけど、仕事忙しいし会える時間減るじゃん。しかもそんなにお金も使わなくていいって言ってるじゃん」
と言いました。
その時点でもう色恋でもたとえそうでなくとも、彼は私を「お客さんじゃない」と言いながらもお客さんとして以外に見ることは出来ないんだと気付きました。
「別に色恋と思われても何でもいいから会えなくなるのは嫌だ」
とも言われましたが、私は「もう同伴あるし帰って」と言ってそのまま帰しました。
まだ彼に期待してしまう自分がいるのが何よりも馬鹿らしく思えました。
現実を突きつけられても、あのとき本当に悲しそうな顔をして去っていった彼のことをまだ信じたいと思ってしまう。でも、そこまで盲目にもなりきれない。
その日は何も手につきませんでした。
その後②
関係は解消したものの、少額だけど未収の件や渡した合鍵の件が残っていました。
それで一度お店に行く機会がありました。
でも、矛盾しているようですが、私は鍵を返して未収も払ってしまったらもう本当に会えなくなると思い、それは嫌でした。
だから、敢えて鍵を返してとは言えませんでした。
私から言わないと彼はまだお客さんとして引っ張れる以上返すよとは言わないのに。
一緒にご飯食べてから行くことになったのですが、明らかに距離感があってそれすらも寂しく思ってしまう自分がいました。
彼の近況の話を聞きました。どうやらすごく忙しくしてるようでした。
お客さん増えたはいいものの、元々昼職との兼ね合いもあって、しかもガチ恋が多いこともあって店外や枕要求されてお客さんともトラブったりして大変そうでした笑
「私も人のこと言えへんわー笑」と言ったら、
「めろちはお客さんじゃないから良いんよ」と言われて、またぐらつきそうになりました。
何回か2人きりの時にキスしそうな雰囲気になったけど、してこなくて「俺からはもうしないよ」と言われました。
彼も本気でお客さんとして接することに切り替えたんだと思いました。
私もすんなりそれを受け入れて、その後は普通にお喋りしてお金も払って家まで送ってくれることになりました。
家に着いて車から降りようとしたら急に彼の方からキスされました。
切り替えようと私も頑張ってるのに、なんでこういうことするの。
あまりにも欲しいタイミングで欲しい行動をする彼に、私は今までの思いが溢れてしまってそのまま泣いてしまいました。
「泣いてる顔もかわいいけど、笑った時の方がかわいいよ」
「またナイーブになってるし、今日はもう寝な?」
「めろちがいなくなったら俺どうなるのかな。それこそもう夜に染まり切るのかもね」
泣いてる間もずっと私のほっぺをふにふにしてくれて、たくさんキスしてくれてまた気持ちが戻りそうでもう涙が止まりませんでした。
まだこの後に及んで色恋で引っ張ろうとしてるんだ。そう思うとあまりにも残酷に思えて、でも、まだ期待したいと思ってしまう自分がいてどうしようもなく嫌になりました。
家に帰ってふと彼に電話したい、と思ったけど、結局やめてそのまま寝ました。
私も彼と離れてる期間の間に少しずつとはいってもメンタルが成長したんだと思います。
LINEの返信も前みたいにすぐ返すということもなくなりました。
勿論まだ好きな気持ちは残ってるし、全てを今すぐになかったことにするのはもう出来ないと思っています。
これからも彼は私が望む限り関係を続けようとはするだろうし、それが仕事です。
もしかしたら、本当に私の事を少しは好きでいてくれたのかもしれない。
そういう淡い期待もまだ持ってしまってます。恥ずかしながら(笑)
でも、前みたいにメンヘラ起こしたり、追いすがったりするのはもう辞めようと思いました。
最後に
長々と語ったけど、オチのない話になってしまいすみません(笑)
結局まだ関係は切れてないし、まだ色恋の魔法がかかった状態なのは確かです。
まだ本当は私の事好きなんだ、と信じたい自分もいるし、頭の中で冷静に「いやいやお客さんだよ」と否定してる自分もいます。
でも、もっと自分に素直になろうと思いました。
0か100で考えるのではなく、会いたいなら会っていい。
少しでも彼が自分のこと好きだという可能性に賭けたいならそれでもいい。
信じるのは自由だし。
今回の件で間違いなく自分のメンタルが成長に向かっているのは事実です。まあ、恋愛悩みすぎて大学の単位は落としそうだけど(笑)
今はまだ担当のことが好きだし、無理ない範囲でお店には通ってもいいなあっていう心境です。
もし、新しく好きな人を見つけたなら全然そっちに行ってもいいし。
でも、今までのメンタルだったら間違いなく遅かれ早かれ他者と恋愛関係を築く上での妨げになっていたから、早い段階でそれに気づけたのは良かったと思ってます。
長い話を読んでくださり、ありがとうございます。
今ホストに通われてる女の子も、そうじゃない女の子も、こういうエピソードもあるんだなってくらいに頭に留め置いてくれると幸いです。
みんなが幸せになれますように!!