ツレ妊#33 君可愛いね?
<31週目>
胎児エコーが見られるのは、分娩予定の病院だけではない。それ以外の病院でも4Dエコーなどに対応しているところはある。
前回一度かなり初期に4Dを撮りにいった病院に再度行く。ここは、付き添いが「おっと」や「はいぐうしゃ」じゃなくても可能なので、アタシも一緒に見られる。
予約した時間に病院に行って、早速先生がツレのお腹にエコーを当てる。
「うーん、手でお顔が隠れてますねー恥ずかしがり屋さんかなー」
先生、ただ単に手がそこに当たってる姿勢なだけだと思います!
とは言えないので、関係性がよくわからない付き添い人として神妙な顔で頷く。
「チョット寝てるかもしれないなあ。あまり今は動いていないなあ、顔が、、見えないなぁ、、」
4Dエコーは顔を見るのがほぼメインなので、事前に「見えないかもしれない」ということは聞いているものの、やはりなるべくみれた方が良いので、先生も必死である。
角度や深度を変えてぐるぐるしていたら先生がトトトトトンとツレのお腹をつつく。
つついたリズムに合わせて画像も揺れる、子どもも動く
てか、そのお腹の扱い、ありなのか!
それを見たさと子が、スラムダンクの安西先生の顎のように自分のお腹をぽよぽよ揺らす。
揺れる画像、動く子ども
あーーーーーーーーー見え、、、、、、、、、、
ない
ミエナイヨ
「あのーよかったら、昼ごはんを食べて戻っていらっしゃいますか?」
時間内に見えそうにないので、何と再チャレンジを提案してくれる。
実際に血糖値が上がると子どもが動き出すということはあるようで、ツレもいつもご飯を食べると「イタタタタ」となっている。
ありがたい提案に従って、クリニックの近くでご飯を食べて再戦。
「あ、さっきよりいいんじゃないですか?! ほら、あ、見えた。可愛いじゃないですか!!!」
えっと、、どのあたりがでしょうか
とはいえないので、神妙な顔で頷く。
「いやー可愛いですね、ほら、これとか、かなり!」
可愛いかわからないけど、これははっきり顔ですね!!
とはいえないので、
「ホントウダ!映ってますね!」
と頷く。
ようやく出た違う反応に満足した先生はここで4Dを終了。
31週になるとだんだんと大きくなっていて顔がお腹にピッタリついてたりするので見づらくなってくるんだとか。
この4Dの顔は結構生まれてきた時の顔と同じ感じらしいと聞くのでその辺りが楽しみ。
そして4Dでは見れなかったけれど、爪が確認できることもあるらしい。
毎回感心するけど、一つ一つ体がちゃんと作られていくというのは本当に不思議だ。
そしてそんな31週のツレは急にいももちが食べたくなった、ということをTwitterで知った。
アタシがぐっすり寝ている間に、お腹空いちゃってたんだね。
なるべくできることはしたい、少しでも嬉しいこともしたい、が産まないアタシのモットー
しかし深夜のカヌレは翌朝買いに行けたけど、いももち、東京ではそうそう売ってないよな、、、
ネットで見ると結構レシピが出てきてそんなに難しくなさそう。
よし作ろう
ピャッと芋を買いに行き、レンジで柔らかくして、片栗粉混ぜて、形作って、揚げ焼きにして出来上がり!
スコーンみたいな見た目だね
とは言われなかったけど、(アタシが思っただけ)美味しく食べてもらえた。
ヨカッタ
そう、このいももちがお腹の子の血となり肉となり爪となり、、、。
ヤダ、アタシもこの子を育ててるじゃないですか!!
いももちの10個や20個いくらだって作るよぅ!!!
ルンルン(自己満足)