SECOMを呼ばれて思い出したこと
さぁ、いよいよ8月が終わります。
お盆休みを9連休取って、旅行に行ったり帰省もしたけど、そんなことは遥か昔の話みたい。
最近はまた仕事が終わらないのに、トラブルばかり起こって、余計に終わらない日々が続いています。
そんな八月のある日、
いつものように、
長野にあるサテライトオフィスで仕事をしていた。
そこはグループ会社の拠点の敷地内に、間借りしている奥の一部屋。
1つ商談が終わって、サテライトに戻って、
また次の日にあるもう1つ商談の準備をしていた。
毎月余裕を持ってやろうと思っても、前日まで終わってないでギリギリになる。
日はだんだん暮れてきて、定時の17:30を超えて、18:30を超えて、そろそろ出ないと、と思いながら20:00まで仕事をしていた。
嫌な予感がした。
廊下がめちゃくちゃ暗い。
誰もいない!?やばい、私閉じ込められた…
間もなく警備の音が鳴り響く。
SECOMが来てしまう…
私は焦ってそこの責任者に電話をする。
幸い外にまだ従業員が残っていて、
外に出られたからよかったのだけれども。
みんなはまだ覚えているだろうか、
「SECOMしてますか?」のキムタクのCM。
呑気な私はそんなSECOMで思い出す。
昔実家でもSECOMを付けていて、
家の鍵を開けると「ピンポンピンポンピンポン 解除してください」と音が鳴るので、急いでSECOMを差し込んでやっと家に入れたあの懐かしい感じを。
周りの親が留守している友達は小さい頃から鍵を持っていて鍵っ子を羨ましがり、
小学生3年くらいで初めて鍵とSECOMを持たしてもらう時のあの嬉しさ、
そんな小さいことで感動していたあの頃のあの気持ちを思い出した。
24年生きて、少なからず当時の自分よりは2倍の人生を経験して、欲しいものが手に入るようになり、行きたい場所にも行けるようになった今、どんなことで感動したり、嬉しくなったり、ドキドキしたりするんだろうか。
あの頃は早く大人になりたいと、
ずっと思ってたけど、
もし、今、あの頃の自分と話せるのであれば、
今を全力で楽しむこと、
初めての経験に感じること、
素直な気持ちを大切にしてほしい
と伝えるだろう。
10年後、
20代の自分に色々思うことがあるんだろうけど、とりあえず今を有り難く思いながら、全力で生きていきます。
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