夢、あったわ。

というわけで、57年間夢がないまま生きている。

夢を成し遂げた同級生。夢がないまま生きてきた自分。

ここ最近、いや、数年、折に触れて考えているのである。自分の夢は?どうなりたかった?どうなりたい?

強いて言えばあった。高校生のころ、宇宙飛行士になりたかった。

今でこそ100億円持ってれば素人でも宇宙へ行ける時代である(こんな時代が来るなんて40年前に誰が予想しただろう・・・)。だが40年前に宇宙に行くためには、理系の学部を出てアメリカの大学に留学してNASAに就職して熾烈な訓練受けて・・・みたいなコースを想像していた。そんな単純な理由で高校3年時には理系コースへ進み、大学は理系の学部を受けた。が、落ちた。自分は文系脳だった。夢はかんたんに破れた。

ま、その程度の夢だった。所詮自分が宇宙になんて行けるわけがないと、自分の可能性をかけらも信じていなかった。そもそも自己肯定感が低すぎるということに、つい最近気がついたのだが、もう手遅れである。

なぜ宇宙飛行士になりたかったか・・・

私はスターウォーズ世代。スターウォーズの映画はすべて映画館で鑑賞しているし、スターウォーズ1(今で言うところのエピソード4)は映画館で4回も観ている。すっかり宇宙に魅せられ、いや、スターウォーズに魅せられ、自分もスペースシャトル・・・じゃなくてXウイングファイターに乗って帝国軍と戦いに行くつもり満々だった。

冗談なのか本気なのか今となっては分からないが、とにかく宇宙に行くのが夢だったのは確かである。宇宙に行けたら死んでもいいと今でも思うし、国際宇宙ステーションの実験的住民第1号になってもいいと本気で思っている。

ここで思い出した。そうだ。JAXAが宇宙飛行士を公募していた。締め切りは3月4日だった。過ぎちゃった・・・・

夢破れたばばちゃん57歳。

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