見出し画像

脳腫瘍の経過観察と関節リウマチ

 今月は脳腫瘍の経過観察で造影MRI検査と診察がありました。問題ないとのこと、とても嬉しかったです。手術と放射線治療後、まだ日が経っていないのであまり心配しなくてもよいはずと思いながらも、やはり幾らか緊張します。A先生とは、再発したらどうなるか、どうするかといった話をしました。次回はまた3か月後です。

 さて、今日は関節リウマチの経過を書いてみようと思います。自分が関節リウマチになり調べてみるまでは、歩けなくなったり寝たきりになるような病気だと思っていたので、今の私のように症状もなく過ごしている人もいることを伝えたいと思います。

 最初は2016年、私が51歳の時の人間ドックの結果報告でした。血液検査の項目でRF定量が30 IU/ml(基準値0-15)と高いため精密検査を勧めるとの内容で、何だろうと思いながら人間ドックを受けた病院を再受診しました。どこか痛いところはないか聞かれ、右手首が少し痛いかもと話し、再度血液検査となりました。
 右手首は普通にしていれば痛くなく、職場の扉が重いので押す時に何となく痛いだけ、変な押し方でもしているのかなと思っていた程度で、聞かれたから思い出したのでした。検査結果の報告は郵送でしたが驚きました。
 抗核抗体40倍未満(基準値80倍未満)、抗CCP抗体29.7(基準値4.5未満)。抗核抗体は問題ないが抗CCP抗体が高い、抗CCP抗体は関節破壊予測マーカーでこの値が陽性の場合は5年以内にリウマチを発症することが多い。手首が痛いこともあり専門医を受診すべき、紹介状を書くので一度来てほしいとの内容でした。

 すぐに受診して紹介状を書いてもらいました。リウマチ科がある病院であれば希望の病院宛てに書くとのこと。治療は長期間になりそうなので、家からも職場からも行きやすい場所にあるA大学病院にしました。
 ネットで検索したり本を読んだりして、リウマチは科として独立している病院も多く、治療薬も多く、医療の進歩に助けられている病気だと思いました。突然の病気に驚きましたが、可能性が広いからあまり暗くなることもないと自分を励ましていました。

 その後、A大学病院を受診、日常の痛みなどを聞かれ、多分既に発症しているからとすぐに治療に入ることになりました。右手首が痛いことだけではなく、半年くらい前、肩が突然痛くなったことがありました。近所の整形外科に行ったけれど原因がはっきりせず、とりあえずの痛み止めだけで1週間程度で治り、年のせいでいろいろあるのかなと思っていたことを思い出しました。それも関節リウマチの症状だろうとのこと。
 それからは血液検査と薬の微調整、時々のレントゲン検査を繰り返し、今に至ります。

 薬の微調整が細かくて驚くほどなのですが、メインの薬だけ書いてみます。最初はメトトレキサートだけでしたが、肝臓の数値が悪くなり増やせないからと、メトトレキサートとシムジアの併用となりました。シムジアは自己注射で、2週間に一度、少し緊張しながら何とか自分でやっていました。その後、手首の痛みが残り続けていたため、メトトレキサートとオルミエントになりました。そしてまた肝臓の数値が悪くなってきたため、メトトレキサートをやめてみることとなり、現在はオルミエントのみです。

 メトトレキサートは食欲を減退させるため、40代以降少しずつ増えてきた体重を元に戻してくれました。オルミエントは私の子供の頃からのアトピー性皮膚炎も花粉症も治してくれました。病気は嬉しくないですが、良いところも見つけないとねと思っているので、これはまあよかったと思っています。しかし、最近メトトレキサートを飲まなくなったので太り気味で、運動でもしなければと思ってはいますが。
 先日、先生から、薬がかなり減ってどこも痛くなくて太り気味だから運動しないとというのは私としては嬉しいことですよ、と言われました。最近は脳腫瘍のことを考えていることが多く、関節リウマチがよくなっていることに気づいていなかったのかもしれません。
 今現在は、腕立て伏せのように手首に重さをかけながら曲げる動きはできないのですが、他は問題なく、嬉しい状態が続いています。薬をずっと飲み続けることに対する不安はありますが、仕方のないことなのだろうと思っています。

 ここまで読んで頂きありがとうございました。今までスキを押してくださった方、コメントをくださった方、本当にありがとうございました。良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。
 

いいなと思ったら応援しよう!