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BLACK ROCK is GOD
ブラックロックと「全人類社畜化計画」
ドナルド・トランプ氏が米国の大統領に就任した。トランプ大統領は「ディープステート」という言葉を敵対者の総称として使い、自身のX(旧Twitter)で拡散した。2017年と2018年に行われた世論調査では、アメリカ国民全体の約半数がディープステートの存在を信じていることが示唆されている。
しかし、日本ではこの言葉はまだ馴染みが薄い。Wikipediaには「陰謀論」だとはっきりと書かれている。確かに、「ディープステート」と聞くと少し怪しい雰囲気が漂うのは否めない。だが、「ブラックロック」と聞けば、それは単なる陰謀論ではなく、富の二極化が進む現代において圧倒的な力を持つ存在であることが明白だ。検索すれば隠しきれない事実が次々と出てくる。投資をやっている人なら一度は耳にする名前だ。リアル系陰謀論を語る上で、ブラックロックは外せない。
ブラックロックの実態
現在、日本の高校生の半数が証券会社の口座を持っているという。税制優遇された「新NISA」の人気により、多くの日本人が投資に参入している。その代表的な投資先が「S&P500」や「オール・カントリー(オルカン)」だ。しかし、そのS&P500に名を連ねる企業の株式の88%を保有しているのが、世界最大の資産運用会社「ブラックロック」だ。
ブラックロックの総資産は、表に出ているだけでも10兆ドル。円ではない、ドルだ。国家レベルで比較すると、1位:アメリカ、2位:中国、3位:ブラックロックとなる。3位は国ではなく企業——これは陰謀論ではない。
ブラックロックの創設者はラリー・フィンク。彼は若い頃、政治家を目指し経済学を学んでいたが、「政治は結局、金が動かしている」と気づき、方向転換。資産運用に注力し、結果として世界を金の力で動かす存在となった。1000兆円もの資産を築き上げた彼は、ジョージ・ソロス、ビル・ゲイツと並び「世界三大フィクサー」の一人とされている。
「全人類社畜化計画」
ラリー・フィンクは「私は神である」と側近に真顔で語ったという。この言葉を本気で言えるのは、よほどの勘違いか、それとも本当に世界を思い通りに動かしている人物だからなのか。
彼の最終目標は「全世界・全人類を株式会社化し、自らがオーナーとして君臨すること」だ。世界中の人々を「会社の社員」として管理し、自らは株主として彼らの労働から搾取する——これが「全人類社畜化計画」の本質である。
「会社」のトップは社長だが、その会社の真の所有者は株主である。インデックス投資の中心である「S&P500」の88%はブラックロックが保有。つまり、世界の主要企業のほとんどがブラックロックの所有物と言っても過言ではない。
日本も無関係ではない
日本もまた、この「全人類社畜化計画」の影響を受けている。前岸田首相は、自身の親戚や内閣の主要メンバーに財務省出身者を多数起用。さらに、自民党税調会長に元財務官僚の従兄弟を任命するなど、財務省主導の政策を進めていた。
日本の財務省は、アメリカの資本家が大きく影響を持つ機関の一つ。米国財務省の財務長官も投資家が就任しており、日本を監視リストに再指定(2024年6月)している。これは今に始まった話ではなく、プラザ合意以来、延々と続いている構造だ。
近年、日本政府は「貯蓄から投資へ」の流れを作り、NISAを推奨。これにより、多くの日本人がインデックス投資に殺到した。しかし、投資の勉強を十分にしないまま、老後の資金を慌てて投じる人も多かった。
「令和のブラックマンデー」
2024年8月5日、ブラックマンデーに匹敵する株式市場の大暴落が発生。「令和のブラックマンデー」と呼ばれるこの暴落により、多くの投資初心者が恐怖に耐えきれず、株価が下がったタイミングで狼狽売りをしてしまった。
その額、5000億円。
売り払われた株の所有権は、アメリカの資産運用会社「ブラックロック」へと移った。
驚くべきことに、当時の岸田文雄前首相は、そのわずか4カ月前の2024年3月21日に、ブラックロックのCEOラリー・フィンクと米国で面会している。果たしてこれは偶然なのだろうか?
日本の中小企業もターゲットに
ブラックロックの影響は、個人資産だけではない。日本の中小企業も狙われている。日本政府の政策は、大企業をより盤石にし、新規参入を阻む形を取っている。その結果、多くの中小企業が淘汰され、大企業による寡占化が進んでいる。
これは、全国民を労働者として管理し、税金を最大限に吸い上げるための政策に他ならない。2024年、日本政府は過去最高の税収を記録した。
日本の政治家は、本当に無能なのか? それとも、すべて出来レースなのか?
「全人類社畜化計画」は、日本でも着々と進行している。
「失われた30年」——これは単なる経済の停滞ではなく、意図的に仕組まれたものなのかもしれない。